備忘録

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『ペール・ギュント』ライブビューイング

2017-12-20 11:25:46 | ライブビューイング(舞台関係)
テキトーなあらすじ。

ある結婚式会場で花嫁を連れ去る男。
その男こそがペールで会場を飛び出し逃げる。

しかし、愛していたわけでなく、
また一人で旅に出る。

そして、トロールの村などに行き、
様々な人と出会い、別れる。

そんなペールを心配する女・ソルヴェイ。
年老いたペールにソルヴェイが
ペールに呼びかけ永眠し、幕。


浦井@ペール
自由人。
ともかく、何でも有りな役で、
そんな奔放な役を楽しそうに演じる。

結果として、老いて(白髪)戻ってくるが、
教訓めいた事はなく、奔放なまま、死ぬ。
(教訓が有るのかも知れないが、分からなかった)


素の浦井が出てきてる気がするけど、
ファンなら、下ネタも有るけど、
終始、出ずっぱりなので美味しい役。

ポイントは二幕冒頭で、”マイウェイ”
を歌うのだが、最後にウィンク。
それを抜くことを忘れないカメラスタッフ。


趣里@ソルヴェイ
ペールの相手役に見せかけて、
見守る系ポジション。

話し方に伊藤蘭さんを。
この前、舞台で観たから余計に。

ただ『メトロポリス』の時は、
ここまで強く感じなかったので、
カメラを通して観てるからかも。

相変わらず、声に特徴があるので、
こういう、一線から引いた役にはピッタリ。


マルシア@オーセ
ペールの母。
更に、特徴のある声。
でも、それが、訴えかける系にハマる。

あと、歌。
浦井氏に歌わせない代わりに、コッチが。

キャラとしては濃いけど、
役としては、そこまで出てこない。


配役が分からないので、
名前が分からないが、
トロール王はやはり印象に残る。

そして、CA役が莉奈さんか、
もうちょっと、ちゃんと観とけば良かった。


ヤンジョンウン演出。
ともかく、派手。
衣装にしても、音楽にしても。
ビジュアル重視で、映像だと
アップで見えるので、余計に。

ま、オムツは見なくとも良いけど。

抽象的な話なのに、モノクロでなく、
カラーになるのが、お国柄と言えない事もない。

やってることは、小劇場チックだけど、
それをこの規模の会場でやるのか。
(ライブビューイングなので、
スカスカ感は分からない)


というか、演出というよりは、
脚本が自分探しなので、主人公が
共通したオムニバス作品を観てる感覚。

もう少し、筋の通った起承転結が
有るのかと思ったら、それも分からず。

主人公の内面対話辺りから、
更に抽象的な展開に。

ライブビューイングだから、
ストーリー理解と役者をアップで見たければ、
問題無いけど、こんなに生音が多いので有れば、
劇場で感じないとダメな作品なのかも。

あるいは、ライブビューイングで予習して、
生で観るというパターンが正解か?
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