『TDV』@RONACHER

Alexander@伯爵。低音の伸びが弱いが、伯爵なのにビブラートのかからない高音が新鮮。゛GIER゛での圧倒的な声量を期待したが、それほどでも。また、ラストにはゴスな格好で他の役者と一緒に踊るのも新鮮。伯爵は踊れないとダメなのか？

Femand@教授。かなりコミカル路線。石川氏ほど美声ではなく、市村氏よりもコミカルさはない。役者自体が若いのか、かなりの老けメイク。゛ALLES IST HELL゛では、鳥は落ちない。丸太が切れるだけ。

Lukas@アルフレート。ファースト役者だけあって、こなれた演技。日本の役者よりも上手いが、格別というカンジではない。

Barbara@サラ。高音がキンキン声でなく、普通に出る。また、伯爵デュエットも負けてない。

Marc@ヘルベルト。後半は絹のパジャマ着用。しかし、確実に笑いを持っていく。歌えるヘルベルトというのがかなりビックリ。

James@シャガール。歌というよりは演技派。というか、歌唱部分もほとんどセリフになっているような。また、歳相応なシャガール。

Katharina@レベッカ。痩せているレベッカ。なので、歌い上げ系でない。

Thomas@クコール。ラストで踊るがかなりの長身。


メインのほとんどが、セカンド。伯爵もセカンドなのが、無念。今年もGernot@教授に逃げられたし。


宿屋は二階建て。伯爵がサラを襲うシーンで上にいる伯爵は代役か？その後、アルフレートに気付かれた後の伯爵の慌てぶりはちょっとツボ。
アンサンブルコーラスは全体的に女声の方が強い。
影サラの扱いがかなりヒドイ。引きずるわ、回転させるわ、結構危険なリフトをするわ。
゛Noctem゛のソロパート役者の高音の伸びがかなり綺麗。ダンスソロ役者も長身で手と足が長い。
ご先祖様は絵でなく、人が額縁に入っている。なので、口だけ動く。
最後の゛vampire゛っていうロゴは格好良い。
そして、細かい所で観客が笑う。この作品はコメディか？


劇場は1、2、3階の配置の仕方が゛世田谷パブリックシアター゛に似ている。で、１階客席は゛シアターコクーン゛の客席で後ろ10列くらいがないカンジ。