備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『The Hunchback of Notredame』(聖ポール教会版)@LONDON

2019-08-12 09:17:55 | 他言語ミュージカル
Robert Rhodes@カジモド
Izzy Jones@エスメラルダ
Ed Bruggemeyer@フロロー
Max Alexander Taylor@フィーバス
Darrie Garder@エマニエル(語り)
Katie Tranter@グヴィネア(フィーバス嫁)


テキトーなあらすじ。

楽士の最年長夫人エマニエルが現れる。
そして、楽団員と役名紹介。
この楽団による上演という形で、
『ノートルダムの鐘』がスタート。

そのまま、扉が開かれ、
広場のステージに移動。

最初にカジモドのキャラ紹介、
そして、フィーバスとフロロの紹介も。
そこに、エスメラルダも現れる。

奇跡御殿のステージに移動。
エスメラルダの生い立ち説明。
フロロ役者はクロパン役に。
(衣装もあのカラフルな衣装)

教会前のステージに移動。
カジモド逮捕。断頭台に。しかし、解放。

エスメラルダとフィーバスの出会い。
フロローがフィーバスを背後から刺し、幕間に。


再開後、エスメラルダの出生が語られ、
エスメラルダが裁判に。(フィーバス殺害の罪?)
奇跡御殿のステージでなく、裁判のステージに。

そこで、フロローから、
『自分と結婚すれば、助ける』と
持ちかけられるが、拒否するエスメラルダ。

そのまま、断頭台の教会前のステージに。
その際、広場ステージで1人苦しむフロロ。

断頭台でカジモドに助けられるエスメ。
そのままフィーバスも登場、生きてたけど、
何故か、普通に既婚者設定で、エスメラルダを裏切る。

フロロ、エスメラルダを教会の中に連れて行く。

場面は教会内ステージに。

エスメラルダと母親の対面。
そこを襲うフロロ。
母親、身代わりになり刺される。

そのまま、エスメラルダを
襲おうとするが、カジモドにフロロ刺される。

更に、フィーバスと嫁、
カジモドとエスメラルダという対決に。

フィーバスを追い払い、
カジモドとエスメラルダ教会に籠もる。

最後、カジモド役者の語りで終わるのだが、
あれは、カジモドとエスメラルダ、エンドで良いのかな。



冒頭、音楽家一座という設定で、
出演者と演じる役を紹介。

広場、奇跡御殿(法廷)、断頭台(教会前)
という三つの場所で物語が繰り広げられ、
シーン毎にお客さんも移動。

と言っても、一幕は3カ所を一回ずつ、
二幕は2カ所を一回ずつ、最後の移動で
聖域で有る教会の内部に移動。

前半は音楽劇っぽさが有ったものの、
後半は完全にストプレ状態。

ただ、演者が楽器を弾く、
というスタイルで、
フロロのフィドルが結構本職感。

フィーバスはギター。
後はタンバリンとか歌とかパーカッション。

カジモドは、せむしな姿勢になるが目元に化粧を施す。
他の役者は結構、衣装替えとか、忙しい。


カジモドの出生に触れるのは、
特に珍しくないけど、
エスメの母親が出てくるのは珍しい。

家族劇団の設定では
有ったけど、実際の母親になるとは。

また、フィーバスの奥さんの話なんかも、
挿入され、ちょっと恐妻家設定にも。


子供向けなのかと思ったら、
二幕制で結構、上演時間も長い。
どのくらいユゴーの原作を参考にしてるのか。

最後の教会内部シーン以外は、
完全野外での上演で、役者とともに、
観客が移動していくタイプのオープンエアー方式。

そのため、雨でも合羽を着て、移動。
雨でも演奏する役者は結構大変。

途中、罪人にスポンジを投げたり、
宣誓をさせられたり、羊帽子を
被らせられ、泣き真似をさせたりと、
かなり観客参加型の公演。


以前、パリで観た子供向けミュージカルの
『ノートルダムの鐘』は子供を楽しませる
がメインで最後、エスメも生き返り、
結果的にハッピーエンドだったが、
今回のは大人も楽しめる音楽劇。

ただ、最後、フロローが死に、
エスメラルダは生き残る。
最後、カジモドの語りで終わるのだが、
死骸を持って行く、ではなく、一緒に暮らすエンドっぽい。
そこが、他のノートルダム作品とは違う。
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