備忘録

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『トロイラスとクレシダ』蜷川シェイクスピア

2012-08-27 02:28:25 | 国内ストプレ
彩の国シェイクスピアシリーズ第26回&オールメール第6段


山本@トロイラス
蜷川氏が好きそうな若手。声の張り上げ方とかが、藤原氏とか小栗氏とかソレ系。で、オペラで見るとイケメンだけど、二階席最後列から観ると、判別不可。身長かな、足りないのは。

月川@クレシダ
相変わらず、佇まいが男性でない。なのに、話す声は低い。このギャップが…。仕方ないけど、スタジオライフの及川氏に通じるギャップ感。

小野@パンダロス
まさかの道化役。流石に女形役はやらないとは思ったが。そして、ヒロインの父親ポジションと何時も通り。正確にはオジさん(訂正が必要なのはそこではない)。
てっきり、高官かと思ったら、こんな美味しい役とは。"覗き趣味"が裏テーマなので、何時までも舞台にいて、歌もあり。また、最後は最後の語り役。

ただ、何故か後半からズタボロになるのだが、何か聞き逃したか?

たかお@テルシテス+序詞役
今回、道化役が数人居るがその内の一人。一番の道化担当で、言葉遊びや登場人物をからかい、そして、ツッコミ。本編には全く絡まない。

原@ユリシーズ
道化役の一人。と言っても、実際、登場人物をからかい、挑発する。

横田@ヘクトル
声が吉田鋼太郎氏と似ている。コチラの方が低いが。なおかつ、吉田氏がやりそうな役回りなので、余計に。

星@アキレウス
今回の出演者で、一番記憶に残る声。とにかく、通る上に低音。役柄上、筋肉バカなのだが、存在感がある。


話が地味。史劇系の悲劇なために、余計に。それに輪をかけて、普段、蜷川演出作品に出演するメイン役者がごそっと抜けているので、より一層。

今回、目玉となる7人の若手イケメンが、テレビ系と舞台系に別れるため、発声や佇まい、ではっきり別れる。
それでいて、蜷川演出作品の常連脇役役者さんと常に比較されるため、余計に。でも、日曜公演は完売なのは、そちらの影響。

今回のポスターで、その7人がクローズアップされたポスターがあるけれど、オジさん達メインのポスターも一枚くらい刷れば、面白いのに。


舞台には常に向日葵が設置。その演出意図にはあまり興味がないが、やはり華がないから?
で、似合う人と似合わない人が居るのがポイント。
ただ、その向日葵が咲いている中の戦闘シーンはなんか観ていてキレイ。

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