備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

本感想

2006-08-20 12:21:38 | 本感想
『予告探偵』太田 忠司
戦後、旧家西郷家で起きる殺人の謎に、探偵摩神が挑む話。
情報網を駆使し、事件を予告する予告探偵、摩神。今回も、その情報網から、西郷家で事件が起きることを予測。モノ書きの木塚とそこに訪れる。その屋敷では、末娘の結婚相手が決まろうとしていた。三人の候補者は金持ち二人に貧乏画家が一人。そして、王道に則り、娘と画家は恋仲。金銭的に、不利な画家だが、当主は画家を結婚相手に選ぶ。そして、めでたしめでたしと思いきや、候補者の金持ちの一人が殺される。犯人は誰なのか?その目的は?
犯人は画家。実は詐欺師。で、選ばれるハズ無いと思っていたのに選ばれ、金持ちに裏切られたと思われ、口論になり、殺害。
これがメインの話。そして、舞台の設定が火星で近未来の話ということが分かる。これで本編の違和感が解消。また、摩神が実は13歳。正直、このSF要素はいらないが、これはこれでアリかな。ただ、西澤辺りが書くと、伏線がもっと巧くいきそう。太田氏の作風がイマイチ掴めてないのかも。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本感想 | トップ | 本感想 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

本感想」カテゴリの最新記事