備忘録

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本感想

2006-08-20 13:51:25 | 本感想
『海紡ぐ螺旋 空の回廊』高里 椎奈 薬屋シリーズ

リベザルの誘拐と座木の義父の不振死、それに秋の正体が絡む話。
お使いに行った先で、誘拐されるリベザル。犯人は、リベザルの正体を知った上で、秋を強迫する。しかし、我関せずの秋。一方、薬屋には、薬屋のスポンサーで座木の義父でもある、青伊が死に、遺産を分けるため、葬儀に参加する様、要請される。葬儀に出向く座木だが、道中、青伊が不振な死を遂げたことを聞く。また、相続人には″春″と呼ばれた男もいることを知り、秋との関連を疑う座木。果たして、誘拐の目的は?春と秋の繋りは?
まず、リベザル誘拐は秋を誘い出す口実。逃げようとして、失敗するが、そこに秋登場。なおかつ、座木も義父がまだ、生きてることを見抜き、その現場に合流。全ては青伊の秋を誘い出す口実だった。で、秋の正体が判明。
まず、秋の父親に当たる男が四人の妖怪を拾い、春夏秋冬の名前をつける。その一方で、逃げた秋に対して退化する呪いをかける。そのため、記憶力が悪かった。その呪いを解くためには、春夏秋冬の誰かの血を飲み干す必要があった。ある日、青伊と夏が一緒にいることを知り、春として青伊に近づく秋。夏は始め、避けていたが、観念し血を与えるがハズレだった。その後、失踪する春。青伊は、仲間を失った他の三人に協力する。しかし、秋は他の方法で解毒すべく、旅立つ。
とりあえず薬屋シリーズ完。秋の正体や登場人物の正体も分かったけど、なんかまだ、伏線があったような感がある。でも、謎が解けてスッキリというのもある。読みなおした方が早いが、10何冊はキツイな。短編集に期待。

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