備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

シネマミュージカルコンサート

2016-09-11 23:30:16 | コンサート感想
参考までに、
このシリーズのVol.1の感想がコチラ
このシリーズのVol.2の感想がコチラ

基本、ロベール氏定点観測。

開演前に指揮者カメラが見える位置。

この指揮者(若林氏)、
やたらと、開演前にオケに手を振る。
そして、コンマス?の人と、
握手をして、前奏スタート。


”Thats entertainment”『バンドワゴン』
突如、ステージ中央に現れる赤い服の女性。
全く、想定外だったので、誰?
(ダンサーのジェイミーさん)
と思ってたら、そのステージ左右に、机が二つずつ。

まず、上手前方のマット氏の前へ。
ただ、ジェイミーさんが目の前に立っても、反応しない。

で、よく見たら上手後方にはローラさん。
下手前方にジョシュ氏、下手後方にはロベール氏。

とりあえず、下手後方にロックオンしていたら、
突如、ヴィレマインさん(以下、姐さん)登場。


”All that Jazz”『シカゴ』
人には見えない(『ファンタスティックス』でいう)
ミュートが居るバーで、突如、始まるショーといった設定。
(と、勝手に解釈してみた)

そのまま、椅子に座る野郎どもを虜に。
ただ、マット氏→ちょっと翻弄。
ジョシュ氏→頑なに拒否。
ロベール氏→むしろ、手にキスを
しようとする、酒場に良く居るエロ親爺。

と、頑なに拒否してたと思いきや、
突然、立ち上がり、歌うジョシュ氏。


”Can't take my eyes off you”
『ジャージーボーイズ』
そんな姐さんに、恋をするジョシュ氏。
で、猛烈にアピールするも、途中で、逃げられる。

そこで、ローラさんに乗り換え、
またもや、猛烈に。
そこに、姐さんカムバック。
すると、また、姐さんに猛アタック。

でもツレナい姐さん。
そのまま、去り際まで、観ているので、
ローラさんに怒られるジョシュ氏。

なお、ジョシュ氏が退場する際、
ロベール氏による、ほら見たことか、
という手でヒラヒラというジェスチャーが。

というわけで、ジョシュ@フランキー。
最近、聞いたのが中川氏だったので、
ハスキーじゃないというのが、新鮮。


”Don’t rain on my parade”『ファニーガール』
そこに、(ジョシュ氏)に振られようが、
結婚しようと、追い打ちを掛けるような曲をローラさんで。

基本、ステージでたたみかけるように熱唱。
ずっと、下手前方に居るマット氏は微動だにしないのに対し、
歌詞の内容によって、微妙な反応(首を傾げたり、
手を使ったり)を入れるロベール氏。

特に、『欲しいものを手に入れる』
と宣言した時に、本当かよ、というジェスチャー。
一応、歌詞にあった振りを入れるロベール氏。

そのまま、ローラさんをドルネシアに。
”Impossible dream”『ラマンチャの男』

そんな上昇思考な女性を、姫に見立て、
口説き落とそうとするフランス親爺(ロベール氏)。

途中、二カ所ほど、アレンジを加えつつ、
最後は上げずに、ロングトーンな編曲。

ここまでが、若者達の前向きな恋の歌だっただけに、
突如、渋い路線で、でも、恋の歌を歌う親爺。

で、この時点で、バーの設定は無くなったかと、
思いきや、突如、センターに飛び出すマット氏。

”Everybody say yeah”『キンキーブーツ』
他のメンバーもステージに戻り、
皆で、say yeah、と。

前回、同様、マット氏によるメインボーカル。
ただ、今回は客席の反応が異様に良い。
やはり、日本人キャスト版を観てる、多数?

今度こそ、完全にバーの設定が無くなったと、
思ったら、再び”Thats entertainment”のインストで、
女性ダンサーが登場し、フッと息を吹きかけると、暗転。

この演出も、『ファンタスティックス』あるいは、
『キャッツ』のミスト?かと、思ったら、
『ファインディング・ネヴァーランド』内に
似たような演出があるとのこと。
女性ダンサーが、そこのダンスキャプテン
だっただけに、それを意識した可能性も。

ここからは、映画になったミュージカル曲を歌い継ぐ。

”Dont cry for me Argentina”『エビータ』
ローラさん、ドレスで登場。

この劇場で、この曲だと『POB』に、
引き続き、ガッシリした人が歌う枠に。

マイクを持っているため、両手を直角に掲げる
お馴染みのエヴァポーズは、出来ないけど、熱唱。

”Waltz for Eva and che”『エビータ』
そこに、ジョシュ@チェ登場。

コンサートで、歌うには珍しいコチラ。
この微妙なハモリが結構難しいけど、
キッチリ、ハモっていくチェ。


”One song glory”『レント』
マット氏、ソロで。

囁きから入り、絶叫に近い歌い方と、大変に基本な歌い方。
こう、アダムの持つロジャー感は無く、ポップス調。

目を伏せる感じで歌う。
そのため、歌詞モニターを見てるな、と。

”Sunset boulevard”『サンセット大通り』
椅子を片手で背負い登場するジョシュ氏。

そのまま、椅子の上に立ち、
この難曲を歌い上げる。
途中、アレンジを加えてみたり。

全く、上手から動かない。
逆に、その動かない演出が、
ノーマに捕らわれているようで、
本編でジョシュ@ジョー、観たい、と。

”リベルタンゴ”
ここで、男性ダンサー登場。
いわゆる美形タイプでなく、オッサン体型。

こういうガラコンで、こういうダンサーを起用するのかと
思ったら、振り付けも担当しているスチュワート本人。
女性ダンサーをリフトしたり、回転させたり。


”Falling slowly”『ワンス』
マット氏によるギター弾き語り。
姐さんもコーラスに入り、この若者歌を熱唱。

普段、聞き慣れているJOJ氏版よりも、
声が若く、こういう設定なのかな、と思って鑑賞。

しかし、休憩中で衝撃の事実発覚。
このマット氏、アラフィフで、
むしろ、JOJ氏よりも年上。えっ…。

と、そこに普通に登場するロベール氏。
”This is the moment”『ジキル&ハイド』
もう、特殊な設定は無くなっただろうと思ったら、
突然に、まわりにいる共演者に訴えかけ、熱唱。

〆の一曲だけに、やはり、
バーで若者に訴えるという設定復活。
『時が来た』と言わんばかりに、周りにアピール。

この劇場で、これを歌う人は、
普通に歌い上げず、やりたい放題で歌うのだろうか?
(コルムお爺ちゃんとか、ドイツ語で歌ったデコ氏とか)

むしろ、初日に、ワイルドホーン本人が
客席に居たはずなのだが、それでもあのテンションで歌ったのか。

歌い終わった後、ガッツポーズをし、
傍らのローラさんの手を何時までも持ち続け、離さない伊達男。

それをサラっとかわし、ステージに。
”What I did for love”『コーラスライン』
ローラ@ディアナで、
周りのコーラスの厚いこと。
で、大変に前向きな内容で、大団円。

女性ダンサーにより、
フッと、息を吹きかけると、暗転。

コンセプトが有る気がするけど、
出演者によって、認識が違う気がする第一部。


第二部
まずは、ディズニーターン。

”Beauty& The beast”『美女と野獣』
ポット婦人、もとい、ベルっぽいローラさん。
それに対し、誰が来るのかと思ったら、
まさかのロベール@ビースト。 

『何、その設定(笑)』と思うも、かなりキーが高めなビースト。
多分、ベルよりも高い。と、貴重な高音ロベール氏を堪能。

ただ、デュエットとしては合って
なかったような。双方、歌合戦状態に。

でも、歌い終わると、サッと
ローラさんをリードするフランス親爺。
袖に入る時も、ギリギリまでリード。


”Out there”『ノートルダムの鐘』
今回、セトリは先行で知っていたものの、
誰がどの曲を歌うかが、レポで落ちてこない。

そこで、このカジモドを誰が歌うのかと思ったら、
『ノートルダム・ド・パリ』でカジモドを演じている、
マットさん、登場。役を兼ねたか。

この曲、日本語詞でしか聞いたことが
無く、英語だとこういう曲なのか、その1。

ちょっと、オケとテンポが合ってなかったような。


”Let it go”『アナと雪の女王』
姐さん、英語で熱唱。

うん、英語だと知ってる歌詞だし、
分かるけど、折角なら独語で聞きたかった。

多分、会場に居る全員が知ってる曲だけど、
それを考慮しても、全てをサラっていく感。

特に、あのヒールで、
間奏を走るのが(笑)
役に入っているのか。


”Supercalifragilisticexexpialidocious”『メリーポピンズ』
ローラ@ポピンズ。
日本語と独語でしか聞いたことが無く、
英語だとこういう曲なのか、その2。

ポイントは、他の4人も参加。
一番、上手にロベール氏。
このロベール氏の、腕を45度に曲げて、
行進する仕草とか。また、数を数えるとき、
親指、人差し指、中指の順で数えるのが外国人だな、と。
そして、スペルが分からなくなると、アチャーとするジェスチャー。
なかなか、オイシい一曲に。

このまま、出演者紹介コーナーに。
ロベール氏のネタは、
ポケモンは見つけられなかったけど、
このステージに立てて良かったです、内容。
そして、ジョシュの紹介を、一瞬、忘れた。

そのまま、4人の紹介後、マテ登場。

謎の日本語を操り、
自分のコーナーでは、
他の出演者に感謝を述べる。

そして、この後の曲紹介。

姐さんとのデュエットが嬉しいと
姐さんに話すものの、通訳の方が、
”最後のダンス”をデュエット出来て嬉しいと
姐さんに通訳。すかさず、マテ氏がツッコむ。

そのやり取りが、
ツボに入ったのか、ロベール氏爆笑。

そして、恒例なのか、マット氏の三本締め。

”Der letzte tanz”『エリザベート』
もちろん、マテ@Tod。
かなり、聞き取りやすいドイツ語。
コンサートでも、低音で引っ張るのか、と。
正月では有ったラストのシャウトが無いのが寂しい。

これはコンサート仕様なのかも。
そういう意味では、初めて聞いた。

”Wenn ich tanzen will”『エリザベート』
姐さん、シシィ。
基本、英語でずっと歌っていたので、
ここにきて、ドイツ語。

最初から、踊る気が無いし、誘ってもいないマテ氏。
その一方で、別な意味で踊るの拒否な姐さん。

”Empty chairs at empty tables”『レミゼラブル』
ジョシュ@マリ

またもや、上手から動かず。
なに、この上手優待ポジション(笑)
そして、意外に低い。
こんなに低いマリ、久々。

”Le plus beau et le plus triste paysage du monde”『星の王子様』
今回のセトリで、知らない曲。
(正確にはYTに上がってる王子様があまりに
オジサン過ぎて、同一曲とは判別出来ない一曲)

一応、おさらいして、聞いたものの、
やはり、マット氏(49歳)の方が王子様っぽい。


”Defying gravity”『ウィキッド』
姐さん、緑の衣装で登場。

先ほどの”レリゴ”よりは世間的に知名度が
低いんだろうけど、このコンサートに
来てる人は皆、知ってるんだろうな、と。

一番、キター、となるサビのシャウトがスゴかった。


(Frollo’s verse of)”Belle and tu vas me detruire”
『ノートルダム・ド・パリ』
”ベル”は覚えていたけど、
もう一方は聞いても覚えてなかった。

ただ、フロロの曲って、そこまで低音では無いので、
ロベール氏の低音を堪能出来る作品ではないのかも。
でも、仏語でこの曲を聞ける贅沢さ。


”All that matters”『ファインディング・ネバーランド』
今回の楽曲で本当に知らない曲。
一応、予習で聞いたけど、ローラさんじゃなかった。

で、オリジナルキャストで聞いた見たら、
こんなに印象が変わるのか、と。
やはり、役に入ってるのを、生で観る、この違いか。


”No day but today”『レント』
最後にコレか。
”シーズン オブ ラブ”じゃなくて、コッチ。

こういう処に、選曲のマニアックさが。
コッチも良いけど、アッチはソロが有るので、
もしかしたら、ロベール氏のソロパートとか期待するし。

カテコ。
”Superstar”『JCS』
幕が上がる前から、このイントロ。
ジョシュ@ユダだけど、そこまでのシャウトは。

むしろ、隣のロベール氏、ローラさんと客席降りして、ノリノリ。
その後も独特のステップ(ボックス?)を踏むロベール氏(笑)

”You can’t stop the beat”『ヘアスプレイ』
下手、センター、上手と、集団移動。

で、上手でロベール氏、ソロパート。
思い切り、モニターカンペを読みながら、
頑張って歌っている感。からの、ツイスト(笑)

この時、それぞれのソロパートが、
モニターに出ることを知ったのだが、
結構、皆さん、無視して(自由に)歌ってる(笑)

”Everybody say yeah”『キンキーブーツ』
千秋楽なので、特別に。
客席にコール&レスポンスする皆様。
そして、それに答える客席。更に、一体感。

そんなコンサート本編。

Loura michelle kelly
女性陣では若手枠。
なので、選曲も高音曲か?
と言っても、WEとBWに出演してるので、
若手ではないのかも。


Willemijn verkaik(ヴィレマイン・フェルカイック)
名前は読めないけど、この名前は良く見る。
最初、決まったときも、カナのみで、気づかなかった。

で、圧倒的な貫禄で、つい、姐さん、と。
選曲もやはり、そういった歌い上げ系ばかり。

MCで『また、すぐ来る』と言っていたけど、
コンサート?来日公演?
妥当なのは、年明けのコンサートか。


Matt laurent
盛り上げ担当。

と言いつつ、今回の選曲はどれも良かった。
実はミュージカル曲よりも、ポップスや
ノリの良い曲の方が合うのかも。


Robert marien
今回は、定番な選曲。
その王道路線の歌を
3度目にして聞くことが出来た。


Josh young
宣材写真と違い過ぎて。
もっと、高音(シャウト)な人かと
思ったら、意外と低音で攻めてきたり。


Mate kamaras
何故に特別ゲスト。
実は、今回の出演者では、
一番、知名度が有るのかも。
そして、チケット動員力も持ってるのか。



今回は選曲はマニアックだけど、
この劇場で良く聞くな、という選曲でもある。
なので、もしかしたら、定番なのかも。

マイナーな出演者の割に、
本当に知らない曲は数曲なので、
結果的には面白いコンサートに。

ま、テーマを付けたのが失敗だったのでは?
映画にもなっている作品ばかりだけど、
それをミュージカルファンが観ているかというと疑問。

ましてや、一般人には馴染みのない
映画が多かったような気もするし。






























































おまけ。
ロベール氏とのSD、その3。
(なお、その1その2)

『今日の舞台は素晴らしかった』からの、
安定の『”BHH”を聞きたかった』
と、言ったら『ああ』と思いだした様子のロベール氏。
とりあえず、毎回言ってるので、
『また、コイツか』という認識は有る模様。

さすがに、今回はまだ後ろに出待ちが控えているので、
歌うことは無かったもの『8月にカナダで歌ったんだ』と。
(8/19にやったコンサートですね、知ってます)
と、心の中で答えたら、その後に『来れば聞けたのに』と。

何を、このフランス親爺が。
これはフレンチジョークなのか?と、思いつつ、
(すいません、その週は別なオッサンの
BHHを聞きに行ってました、と、心中で謝りつつ)
『次こそはステージで聞きたい』とリクエスト。


カナダか、遠いな。
でも、『LND』の北米ツアーで、
ロベール氏が怪人役を演じるなら、飛ぶ。
(いや、誰が怪人でも飛ぶけど)

60歳ならまだ、イケると思うんだよね。
日本のLND怪人役者の年齢より若いし(笑)
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