備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『The Lion, The Witch and The Wardrobe』@london

2020-01-01 17:51:25 | 他言語ストプレ
three sixty°theatre版の感想はコチラ


開演前に舞台上で楽隊が演奏。
何故か、戦時中な雰囲気に。
何故だろう、選曲?

オープニングは子供たちを
幾つかの疎開先に誘導する人々。

そこに客席通路を使って、
兄弟姉妹が登場。

多くの子供が疎開先を
割り当てられる中、
兄弟姉妹はなかなか決まらず。
そして、教授の元に。

ここで、電車に乗る設定。
機関車のパペットを車掌が、
兄弟姉妹の旅行鞄が、電車の
車両になり、窓部分は電気が付く細かさ。

かなり、長いこと移動する。
(田舎に移動という事を主張?)


駅に到着すると、
ミセスがお出迎え。
教授の元に行く兄弟姉妹。

更に、灯りを持った人々が
動くことで、屋敷内を移動する表現。

変人教授登場。
兄弟姉妹、全員の名前を把握。

屋敷を案内する途中で、
ルーシーだけが、タンスに気づく。

その扉だけがクローズアップされ、
外套を着た人々が、ワードローブの中に。

ルーシーが、その扉を抜けると、
客席通路を使用した、雪演出、始動。
布が効果的に使われ、一気に舞台は雪化粧に。

その布に埋もれるルーシー、
という構図が本当の雪に埋もれてるように。

あと、象徴的な目印の街灯も登場。

タムナム登場。四本足で無い。
(模造の足が無い二足歩行)

お茶に招待するタムナム。
イブの娘は魔女に差し出さないと
イケないのに、元の場所に返してしまう。

帰って、兄弟姉に話すも
その話を信じてもらえないルーシー。
実際、タンスに入っても行き止まり。

からかうエドモンドだが、
再び、あの扉が開き、
エドもナルニアに。

やはり、白い布だが、
迎えたの魔女とその手下。

ターキッシュディライトを
餌にエドを手懐ける魔女。

このターキッシュディライト、
ピンクの立方体と、イマイチ分からず。

戻るときにルーシーに会うが、
兄姉には、知らないとシラを切る。


それを聞いた教授は、
兄姉にナルニアの話を。
そして、四人はナルニアへ。

最初にビーバー夫妻に会う兄弟姉妹。
このビーバー夫妻は
アスラン・ユニオンを結成。
糸電話で逐一、連絡を取り合うユニオン。
(ちゃんと、付け耳にメガホンを当てる細かさ)

先を急ぐ兄弟姉妹だが、
エドだけが、途中で居なくなる。

エドは女王の元へ。
女王はナルニアに、人間が予言通り、
自分の終焉を告げる存在が来た事に怒り、
女王の魔力を誇示し暗転。
(体が上昇し、スカートの布が一面に広がる、
ウィキッドの最後のアレ)

二幕。
ビーバー夫妻と兄姉妹が進むと、
ファザークリスマス、人形で登場。
電車と同じでパペットからの役者登場。

そのままタップを踏むという、謎キャラ。
兄弟姉妹に贈り物を渡す。

ナルニアに春の兆しが。
クリスマスを祝うナルニアン達。
そこに魔女が。ナルニアンを凍結するが、
話している内に春になっていく。
そりが使えないので、エドが運ぶ事に。
(原作のあのエピソード。ちなみに、
到着してから不平をいうシーンは無し)

兄姉妹の元にアスラン登場。

アスラン、魔女と交渉。
エドは帰還。

翌朝、一人で魔女の元に行くアスラン。
そのまま、捕らわれる。

毛を毟られ、毛皮が無い状態で、縄に。
瀕死の状態に、魔女が留めを。石も割れる。

消えたアスランだが
姉妹の呼びかけに復活。
衣装はスッキリ状態のまま。

魔女の城に行く、アスランと姉妹。
ここで、ハーネスを使用したフライング演出。

とらわれのユニコーンを解凍。
また、客席をナルニアンに見立て、
大勢のナルニアンが解放された設定に。

一方、兄弟は魔女と対決。
更に姉妹も加わるが、
魔女に瀕死の一撃を食らうエド。
その代わり、魔女の杖を奪う。

そこにアスラン、魔女を喰らう。
(文字通り、パペットに喰われる)

改めて、ナルニアが春になる。

アスランによる
兄弟姉妹の戴冠式。

そのまま成長し、
白い衣装を着る兄弟姉妹。
ある日、鹿を追いかけると、
目印である街灯が。タンスをくぐる。

すると、白い衣装を脱ぎ、
また子供の設定に。

教授の一言で〆。
そのまま暗転。


ともかく、アトラクション的なセット。
布を多様したセットで、更に通路利用。
また、舞台上でダンスをするとかなりの地響きが。

客席を巻き込む演出、多数。
疎開先を記す、緑のチケットを
劇中で振ることで春の象徴にしたり。

花びらを上から落とし、
そのまま、客席の頭上を通していったり。

子供向けかと思いきや、
結構、派手なセット。

生の楽団がBGMを演奏。
それに意味は有るのか、
とツッコミつつ、春の祭典シーンは迫力充分。


で、アスラン。
ライオンのパペットと、
それとは別に役者がアスランを演じる。
(教授と同一人物に意味があるのやら
ただ、ミセスと魔女も同一人物だったか)

そのため、どっちか片方だけが、
舞台上に居れば良いのに、
同時に居るために、どっちつかずな事に。


兄弟姉妹、アスランが黒人の役者。
実は、ここが一番の肝な気がする。
『ライオンキング』が黒人による
役者で成立するのと同様な意味が有るのか、無いのか。
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