『パズル』第３話見ました

第３話
ある日，今村はゆうこから「日本一の名探偵を探せ」という推理クイズ大会への参加を持ちかけられる。聞くとその大会は，ミステリー好きの大金持ちが古い屋敷を借り切って催すもので，優勝者には豪華な賞品が贈られるという。今村はいつものように神崎と塚本を誘って参加しようとするが，そこにお宝の匂いを嗅ぎ取った鮎川がまたも割り込んでくる。
大会に参加した鮎川たちは，トーナメント式の予選を勝ち抜いて屋敷で開かれる決勝に進む６組の中に残る。決勝進出者は，ゆうこ・みちる・ひとみの桜葉女学院チームのほか，弁護士の橋本祐樹，推理作家の黒田久美子，私立探偵の岩井宏，小学校教師の広岡恵子，そして鮎川たち。豪華な賞品を手に入れようと互いに牽制する不穏な空気の中，主催者である長谷川春夫が現れ，大会の趣旨説明を始める。実は大会の会場となる屋敷は３年前に痛ましい強盗殺人事件が起きた現場で，参加者には被害者が残したであろう犯人を示すヒントを探して欲しいのだという。さらに長谷川は，「ヒントを見つけ出さない限り屋敷からは出られない」という不気味な言葉を残して姿を消してしまう。
屋敷に閉じこめられてしまった参加者たちは，とりあえず長谷川の用意した事件に関する資料に目を通すことに。すると，強盗殺人犯が奪った全塊は，まだ屋敷のどこかに隠されているのではないかという疑惑が浮上。参加者たちは，とにかく屋敷内を見て回ろうと各部屋に足を向ける。すると，度々被害者の幽霊が目撃されているという一室で，「赤」という文字の下に縦棒が１本引かれたものと，「￥７１１１」と書かれたダイイングメッセージらしきものが見つかる。そんな中，私立探偵の岩井が自由行動を提案。それぞれ独自に屋敷を調べることになるが，そうこうしているうちに参加者の１人が突然姿を消し，密室状態で刺殺しているのが見つかり…。
※公式「story」を元に一部加筆
　
『パズル』公式ページ（ＡＢＣ朝日放送）

テレビ雑誌の情報を見ていて期待はしていたものの
なんだかんだで見そびれていたこのドラマ，
今回がお初の視聴でしたが，
なかなか評判通り鮎川美沙子のキャラが立っていて
謎→答え→謎→答えのテンポもよくて面白かったです。

今回の話に関しては，
あんな推理大会に推理作家や探偵は参加しねぇだろ
（たいていは学生か公務員だ）とか
金塊が入ってたら重すぎて動かないっつーのとか
あんな推理大会，人を使って予選から人を集めるなんて
まどろっこしい事誰もやらねぇっつーのとか
（『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』では
　めぼしい人間に招待状送りつけますわね）とか
突っ込みたいところは多々ありますがそこはそれ。

いくつかのヒントを総合して（視聴者や読者も）
１つの大きな謎をじっくり推理していくのが推理ものの基本ですけど
その途中で小さな謎を次々と解いていく展開は
見るほうも「なるほど」「わかった」と頭が停滞せず
ストーリーと一緒に進んでいけるのでいいですね。

甲斐谷忍作品，たとえば『霊能力者小田霧響子の嘘』
なんかこのパターンに近いんじゃないでしょうか。

で，あそこまでわがままで卑怯者キャラの鮎川美沙子，
見ていてかえって気持ちよかったです。
やっぱ，なんだかんだ偉そうに言っていて
自分を安全圏に置いて３人組をこき使っているというより
自分が先頭に立って頭を使い体を張って，
あげく一番危険な目に遭っている（自業自得ですがｗ）からでしょうか。

このドラマ，視聴率がどんなものか知りませんが，
内容的にはともすれば石原さとみさんの代表作，
仲間さん，篠原さんに次ぐ位置を狙う飛躍のドラマに
なるかもしれません。

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