萩野容疑者を勝手に（似非）プロファイリング

姉歯，小嶋，ペルー人女児殺害犯(他のペルー人の方には申し訳ないですが，彼の場合，呼ぶ名などないので)…最近世間を騒がせる犯罪者たち，情けなくもキャラが立っている連中ばかりです。
そんな中でひときわ一般人の精神構造とかけ離れた凶行に走ってしまった男，
同じ京都在住の人間として気になり，
どんな人間なのか，知識ゼロ・偏見たっぷりで勝手に語ってみたいと思います。

■宇治市の学習塾小６児殺害講師・萩野裕容疑者(23)
※順調な歯車、どこで狂った？　宇治女児殺害萩野容疑者（京都新聞12月16日夕刊）

・学校ではまじめで大人しい性格。
　小学生時代，からかわれやすかったが歯向かうことはなかった。
・根が真面目で思い詰める性格。
　高校の地理歴史部では「しっかり調査・報告できる子」
・家では家庭内暴力
・高３～大学３年まで勤めた塾への志望理由
　「将来的にも教育について深い関心を持っており、自分の知識や経験を
　生かして学ぶ楽しさを味わってほしいと思い志望しました。
　熱中した授業をめざし意欲的に長く続けたい」
・大学時代…
　・親しくもない学生に「ノート貸して」と頼んで断られ、突然怒り出す。
　・「法学部に行けるのは優秀なんやで」と再三自慢していた。
　・子どもと一緒に野外活動をするサークルに約１年半所属。
　　元メンバー(26)は「子ども好きに見えなかった。彼自身が子どもに見えた」
　・女子学生の財布を盗み，警備員にけがを負わせて強盗容疑で逮捕。
　　これで停学になるが，実は常習犯だった。
　
・停学中に始めた京進宇治神明校でのアルバイト…
　・塾関係者「何としても志望校に合格させてあげたいという思いを持っていた」
　・「熱心な先生だった」と話す生徒も少なくない。
　・今年１１月、萩野容疑者はインターネットの就職窓口のサイトから京進に
　　社員として就職する希望を書き込んだ。会社を選ぶ際に重視する点は
　　「仕事内容」とした。

・犯行にあたって
　・動機について「一生懸命教えているのに応えてくれなかった」
　　「どうしようもなかった」「いなくなれば楽になると思った」などと供述。
　・女児の担当を外され，アルバイト講師から正社員採用への障害になると殺意を募らす。
　・１週間前に包丁を購入，後でハンマーも追加購入。

ロリコン説（一方的な恋愛疑似感情を拒否され逆上→女児に辛く当たる→
　抗議で担当外される→…）も流れているようですが，
とりあえず新聞・テレビの報道の範囲ではそういった事情がうかがえる要素が
得られなかったので，単純なトラブルとして考えます。

「生徒にも人気のある熱心な先生」が生徒を殴って傷害事件になったとか
いう話は，意外なようで，しばしば目にするニュースです。
私も中学時代に「若くて(最初)人気のあった」体育教師に
成績を３から（得意な水泳の学期だったのに）２に落とされたことがありまして
心当たりというと，一度，授業の最後に整列するとき，私の隣の友人が
並び位置を間違えて，注意されたのに直さなかったと私が怒られたくらいでした。
間違えた彼はその場で自分の間違いだと申し出ましたけど若者教師は無視。
※すごくしょうもない体験…。先生関係の悪い思い出がこの程度なんですから，我ながら幸せな人生だｗ

教師も人の子，なまじ生徒にちやほやされる先生というのは，
自分とそりの合わない，ていうか，自分の気に入らない生徒には
平気で冷たく当たっても悪いと思わない精神構造に陥るケースがままあります。

この萩野容疑者も，結局生徒のことを思っているんじゃなくて，
「生徒のために頑張っている自分」がかわいかっただけ。
ちょっとでも自分が否定されるようなことがあるとその存在を認めたくなくて
消してしまおうとする短絡的な自己中心思考は
自己チューは図々しいノート借りエピソードなどに垣間見られますが，
こんな，どこにでもいる困ったちゃんとこんな凶行に走る
殺人犯との間には雲泥の差があるわけで，
こんなことになる前に何とかできなかったのか，何かできるとすれば何なのか…
家庭内暴力の被害者でもあった親御さんには気の毒な事件ですが
家族関係の成り立ちについて調べないと明らかにはならないでしょうね。
（中学くらいからは，家より学校や外で過ごす時間のほうが長くなり
　友人関係からの影響もきわめて大きいんですけど…）

あともう１つ，「子ども好きに見えなかった。彼自身が子どもに見えた」
という証言。サークルで遊ぶことは熱中しても，裏での段取り・準備・後始末
などを周りと協調してできなかったということでしょうか？
小６女児と相性が悪くて「いなくなれば楽になる」という短絡的な思考，
そして凶行に至る幼稚さ。事に及んだ後，どうなるかということが
想像できない社会性の欠如。

うちも日頃の行動圏の一部分が宇治市に食い込んでいるので
「てるくはのる」の事件とか，小学校侵入事件とか
宇治市絡みで凶悪事件が頻発すると，なんでなんだろうと暗い気持ちになります。

マスコミはこういう事件が起こると簡単に心の闇とか言って片づけたり，
命の大切さを知らないから心の教育が大切だとか
言われたりしますが（じゃあ何をどう教えるねん？！），
とりあえず，最低限必要なことは，家庭で小さい頃から社会のルール，善悪について
日頃から教えておくべきじゃないかと思います。

タレントのハイヒール・モモコが自分の子育てについて
「人を殺したら刑務所に入るんだからね！
　家も売って，出て行かなきゃいけないんだから
　絶対悪いことをしたらあかん！」
と言い聞かせていると言ってました
（元ヤンキーの自分の子の出来がわるいのはしかたないけれど
　悪いことだけはするなというポリシー）が，
こんな基本的な認識を小さいときにきっちり植え付けておくことは
絶対必要でしょうね。
「なんで人を殺したらいけないんですか」などと言い出す前に，
あかんもんはあかんと。
けど，そんなことすらもできていない家庭が多いんだろうか…？
昔は，日常生活の中で自然と身についたようなことでも
家の外に出れば，お互いに他人の事は知らんという社会ですから
知っていて当然・こんなこと常識と思われることでも
家の中で言葉にして日頃から教え込まないといけないのかもしれませんね…。



…と，まとめてみましたが，姉歯，小嶋，萩野と
言いたい放題書いてみて，まるで全部自分のことを書いているようで
鬱になりました…　_|￣|○

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
※この駄文をお読みいただいて
　面白かったというかた→ここをクリック♪
　くだらん！お前のblogはいつもくだらん！…というかた→ここをクリック（ーへー）
　（人気ブログランキングにジャンプします）

ブログランキング にほんブログ村
　現在１２位！ありがとうございます（^o^)ノ
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

建築設備耐震設計・施工指針〈2005年版〉 日本建築センター	すべて忘れてしまえるように―少女監禁レイプ殺人犯と暮らした80日間 サビーヌ ダルデンヌ ソニーマガジンズ	ペルー日系人の20世紀―100の人生100の肖像 柳田 利夫, 義井 豊 芙蓉書房出版	そして殺人者は野に放たれる 日垣 隆 新潮社