D.D.のたわごと

現在ツイッターのまとめを上げてます

(語るに)落ちたか…鈴香容疑者<秋田>

2006-07-14 19:40:59 | ニュース
今朝の朝刊でスクープ,というか警察のリークを一面ドン!
そして夕刊で続報と,毎日が秋田女児水死事件の進展で突っ走ってますね。
これまでこの秋田県藤里町の2児童連続死亡事件については,
実は話題の凶悪事件3件◆光・宇治・藤里(6/20)で,
ワイドショーレポーターの悪質な取材態度を非難したということと,
秋田男児殺害事件 嫌な噂ばかりの報道(6/8)で,
鈴鹿容疑者逮捕でそれまで伏せられていた彼女への悪評が堰を切ったように
雪崩の如くマスコミから発進され,地域で憎悪の対象になっていることを
まざまざと見せつけられるにつけ,
地域社会の中で溶け込めない異質な存在の人が,差別を受けたり,
つまはじきされても仕方ないくらい周りに迷惑をかけていたり,
嫌悪・憎悪の連鎖,悪循環で恐ろしい事件に至ってしまった
やるせなさを書いただけ,事件の捜査や真相についてはあまり触れていませんでした。

ほとんど真っ黒に近いグレー,
畠山彩香ちゃんの母親で米山豪憲くんの2件隣の知人である鈴鹿容疑者,
逮捕前の発言や逮捕後の弁護人会見から伝えられる
一転二転の供述は,ウソにウソを塗り重ねていることが見え見えで
つい最近も,あれほど事件として捜査せよと騒ぎ立てていた長女の水死について
逮捕後に申し立てを取りやめるなど,自分が犯人(もしくは犯人を
守らないといけないくらい近い存在)でなければつじつまの合わない行動を見せるなど
自分の身を守ろうとすればするほど馬脚を現す,
見苦しくもおぞましさすら感じさせる姑息さを見せ続けてきました。

そして今回の,彩香ちゃんが川に落ちたとき一緒にいたという証言,
3か月もたった今になってようやく出るような話じゃないですからね…。
これまでの自分の行動すべてを否定することになりますから
これを白状してしまったら「気が動転して助けは求めなかった」と
行方不明から4時間後にようやく警察への届けたという奇怪な行動の説明がつきませんし,
「彩香は水を怖がっていたので、川には近付くはずがない。
何らかの他人の力が加わっているはず」
と言って近所でビラ配りしたことなどは一体どう説明をつけようという
つもりなのでしょうか。

しかも,毎日の続報,豪憲くんが彩香ちゃん転落の目撃者だったって…

<秋田男児殺害>「娘、川見せる際に欄干から転落」と供述

 秋田県藤里町立藤里小1年、米山豪憲君(7)殺害事件で、殺人容疑で再逮捕された無職、畠山鈴香容疑者(33)が県警能代署捜査本部の調べに対し、4月に水死した長女彩香ちゃん(9)=同小4年=は「一緒に川を見に行った際、橋の欄干から誤って足を滑らせて落ちた」「気が動転して助けは求めなかった」などと供述していることが分かった。捜査本部は彩香ちゃんの失跡当日、畠山容疑者に似た女性と子供が同じ橋の上にいたという目撃情報も把握しており、当時の状況や新たな供述と豪憲君殺害の動機との関連について慎重に調べている。
 これまでの調べに対し、畠山容疑者は「彩香は4月9日午後4時ごろ、『人形を見せに行ってくる』と言って自宅を出たまま戻らなかった」と供述していた。
 新たな供述によると、同日夕、自宅で彩香ちゃんと2人でサクラマスの描かれた漫画を読んでいた。彩香ちゃんが「見に行きたい」と言ったため、「一緒に見に行こう」と軽乗用車に乗り、自宅から約3キロ離れた藤琴川の大沢橋まで行った。彩香ちゃんは畠山容疑者に支えられ欄干に上り川を見ていたが足を滑らせて転落したという。畠山容疑者は同日午後8時ごろ同署に捜索願を出した。
 彩香ちゃんの遺体は翌10日午後1時半ごろ、同橋から約4キロ下流の浅瀬で見つかった。死因は水死だった。捜査本部の調べで、4月9日夕、同橋に畠山容疑者のものとみられる軽乗用車が止まっていたのを複数の人が目撃。女性が橋の上で子供を抱き上げている姿を見た人もいたという。
 捜査本部は当初、彩香ちゃんが自宅近くの河原で誤って足を滑らせた事故死との見方を強めていた。しかし、(1)当時、転落現場付近の水量が少なく、遺体が1日で7キロ流れるのは困難
(2)彩香ちゃんの頭に軽度の骨折の跡がある
――などから、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて豪憲君殺害事件と並行して捜査を継続。今月10日、彩香ちゃんに見立てた人形を同橋付近から流し検証した。欄干から川面までは約5メートルで、遺体の傷と矛盾しないか調べている。
 畠山容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に「彩香は水を怖がっていたので、川には近付くはずがない。何らかの他人の力が加わっているはず」と話していた。同署の捜査に不満を持ち、彩香ちゃんの死の真相を知りたいとビラを作って周辺の飲食店などに配ってもいた。
 畠山容疑者は豪憲君殺害の動機を「子供をさらってどこかへ置いてきたら、(彩香ちゃんの水死について)警察が動いてくれるのではないかと思っていた」と供述している。
 捜査本部は、なぜ転落したことを知らせずに捜索願を出したり、再捜査を望んだりしたかなど、畠山容疑者の心理状況についても追及している。
 捜査本部は6月、豪憲君殺害事件で死体遺棄容疑で畠山容疑者を逮捕。起訴後、殺人容疑で再逮捕している。
(毎日新聞) - 7月14日3時6分
<秋田女児水死>彩香ちゃん不明直前に豪憲君が目撃

 秋田県藤里町立藤里小1年、米山豪憲君(7)殺害事件に関連し、殺人容疑で再逮捕された無職、畠山鈴香容疑者(33)の長女彩香ちゃん(9)が行方不明になる直前、自宅周辺で豪憲君が彩香ちゃんの姿を目撃していたことが、県警能代署捜査本部の調べなどで分かった。畠山容疑者もこの事実を認識していたとみられる。畠山容疑者はその後、彩香ちゃんと2人で川を見に出かけ、「橋の欄干から誤って足を滑らせて落ちた」と供述している。捜査本部は、この目撃が殺害事件の動機につながる可能性もあるとみて追及している。
 調べなどによると、彩香ちゃんが行方不明になったのは4月9日夕。畠山容疑者は同日午後3時40分ごろ、自宅から約7キロ離れた能代市内のコンビニエンスストアに彩香ちゃんと2人で訪れ、人気アニメのキャラクター「ピカチュウ」の人形を買った。その後近くのガソリンスタンドで給油し、いったん帰宅した。
 この際、2軒隣の豪憲君の自宅前で豪憲君ら数人が遊んでいた。豪憲君は同日午後4時前後に、彩香ちゃんが自宅周辺に1人でいるのを目撃。彩香ちゃんが行方不明になった後、家族や周辺に「彩香ちゃんを見た」と話していたという。
 畠山容疑者はこれまで「彩香は午後4時ごろ、『(ピカチュウの人形を)見せに行って来る』と自宅を出たまま戻らなかった」と供述。逮捕前の毎日新聞の取材にも「豪憲君の自宅前に何人か子供がいたので、そこへ行ったんだろうと思っていた」と話していた。
 ところが最近になって、サクラマスの描かれた漫画を読んでいて彩香ちゃんが「見に行きたい」と言ったので、約3キロ離れた藤琴川の大沢橋まで行ったと説明。自分が支え、彩香ちゃんは欄干に上って川を見ていたが、足を滑らせて転落したと新たな供述をした。「気が動転して助けは求めなかった」という。
 畠山容疑者は逮捕直後、「豪憲君の姿が彩香に似ていて、切なくて苦しくなった」と衝動的に殺害したと供述。その後「子供をさらってどこかへ置いてきたら、(彩香ちゃんの水死について)警察が動いてくれるのではないかと思った」と動機について供述を翻した。
 しかし新たな供述で、畠山容疑者が彩香ちゃんの水死にかかわっていた疑いが強まったため、捜査本部は、失跡直前の豪憲君の目撃と殺害動機の関連について慎重に捜査している。
(毎日新聞) - 7月14日15時4分


豪憲くんが目撃者だったとしたら,親にくらいは話してそうなものですし,
その後,1人だけで鈴香容疑者の招きに応じて家の中に入り
むざむざと殺されてしまうのか,無理があるような気がしますので
そのまますべて信じるには疑問は残りますが,
鈴香容疑者の完全自供まで大きく前進したと言えるでしょう。
まあ,今までが矛盾だらけで一転二転の説明ばかりでしたから
逆に今さらの感もあり,ここまで時間がかかったのが不思議な気さえします。

しかし…鈴香容疑者が犯行を完全自供して,
裁判が行われ,然るべき刑に服することになったとしても
奪われた幼い命と,遺族の悲しみは癒されないでしょうね…

豪憲くんのご家族にしてみれば,奇行ともいえる振る舞いを多々見せていた
彼女に対して近所づきあいをしてきて恩を仇で返されたわけで,
「あのお母さんのところには近づいちゃ駄目だよ」と
想像しただけで気分が悪くなるような,
隣人を怪しみ警戒する子育てをしなければ,
子どもをもつ親が我が子を守ることができないのでしょうか…

テレビで公開(暴露)されてましたが,鈴香容疑者の
高校の卒業寄せ書き,
  もうこの秋田には帰ってくるなョ
  会ったら殺す!
  あと二度と会うことはないだろう
  秋田から永久追放
  いつもの声で男ひっかけんなよ
  山奥で一生過ごすんだ!
  今までいじめられた分、強くなったべ 俺達にかんしゃしなさい。

みのもんたはこの罵詈雑言の数々を,鈴香容疑者が高校時代から
悪い人間だった証拠のようにあげつらっていましたが,
こんな憎悪を同じ高校生に集団でぶつけることができる
級友達の田舎者丸出しの精神構造のほうが恐ろしい。
身なりや異性関係の派手さは,高校卒業後,
ある時期を境にがらりと変わったとのことですが
物を盗んで人に迷惑をかけたり,その場しのぎの嘘で信用を失ったり
周りから警戒されるようなことはもしかしたらずっと前からあったのかもしれない。
仮にそのような“問題行動”があったとして,
どうしたらその傷つけ憎み合う負の連鎖を断ち切ることができたのだろう。

周りと合わない人間を皆でいじめたり
存在を否定したって良いことはひとつもありませんが,
やさしく接してもにわかに善悪やTPOの見極めができるようになったり
心の底の衝動の種火が消えるわけでもない…
宅間守のように誰が見ても救いようがない(と言い切っておきます)人間であれば
自分の命や家族,財産を守るために手段を選んではいられない,
社会不安の原因にしかならない存在であるが故,抹殺(死刑)もやむを得ない
と割り切れますが,鈴香容疑者の場合は,同情に値しないとはいえ
彼女の虚言癖はもう病気と言っていいと思います。
叩かれ罵倒され傷つけられ疎外され…
そして自分自身の行動に対しても,嫌悪感を催すようなことが
多々あったのではないでしょうか(誰でも経験ありますよね)。
これらに対する現実逃避だったように思えてならないのです。

とにかく,33年間の人生のすべてではないにせよ,
彼女が長い間はまっていた悪意の泥沼の深さ・息苦しさ
を想像するにつけ,「生まれつき救いようのない性格だからしかたない」
「あんな人間が近所にいたのは運が悪かったとしか言いようがない」
で片付けて良いのかなという気がしてしまうのです。

高校時代に彼女をいじめていた同級生たちが
「ほら,やっぱり犯罪で有名になる女だと思ってた」などと
他人事のように面白がっているとしたら,
たとえ犯罪を犯さなくても,そいつらも悪魔だと思う。

********************
※この駄文をお読みいただいて
 参考になったというかた→ここをクリック♪
 (人気ブログランキングにジャンプします。
7/14現在,テレビラジオ部門25位。いい位置にはいるのですが
かつてと比べてポイントがすごく低いんですよね…応援お願いいたします


にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ
こちらは6位。2位まで上がったときもあったんですけどね。
********************


わが子を殺す母親たち
C.L. マイヤー, M. オバーマン, Cheryl L. Meyer, Michelle Oberman, 岩本 隆茂, 宮崎 みち子, 勝山 友美子, 塚越 博史, 森 伸幸
勁草書房
子育ての倫理学―少年犯罪の深層から考える
加藤 尚武
丸善
犯罪から子どもを守る!ハンドブック
村山 士郎, 久冨 善之, 教育科学研究会
あおば出版

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BJ69~72 浦島太郎UK~弁... | トップ | かってにキャスティング『ワ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニュース」カテゴリの最新記事