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エンジン最終回感想byd

2005-06-29 07:19:47 | テレビ等
エンジン「FinalLap ウイニングラン」(6/27)
「前半はきちんとしたドラマだったけれど,後半はグダグダ…」
という評判をとみに聞くキムタクドラマ・エンジン,
逆に最後の3話になって,なりふりかまわない盛り上げ方が気になって
見るようになってしまった私。
結局,キムタクをかっこよく見せるためにすべてが回るドラマだった
というのが感想でした。
で,キムタクを使う以上,丁寧にまともなドラマを作ろうとするより
そういう作り方をするほうが視聴率的には正解なのかなと
思い知らされました。

なんといっても,月9ですよ。
ストーリー云々は二の次で,シーンシーンの絵が印象的であれば
それが第一というもんじゃござんせんか。
というわけで,スタンドに多くの観客を集めて
レース前の華やかなサーキットを再現したシーンは壮観でした。
話題になっていたマッチの登場シーンも大勢のレーサーやメカニック
役のエキストラをバックに,臨場感ありましたし。
久々に見た動くマッチ,イメージよりシュッとしてました。
もう「ギンギラギン」のやんちゃな感じはまったくなく,
大人というか,年齢を感じさせるというか…サッパリ・パサっとした男に
なっていましたね。


◆しかしまぁ…
風の丘ホームの再建(再開)要望集会(説明会)の大事な場面は
おやっさんby原田芳雄に任せるとして,レースの場面。
ドラマだから多少のウソは許されるにしても,どうでしょう。
さきほど誉めたレース前のシーンは壮観だったですけど,
レースが動きだした途端にリアリティ・迫力がフワ~~っっと
抜けていた感じが…。

・レース当日だというのに起こされるまで寝てる次郎。
 大物(脳天気)すぎる。

・比呂人や次郎がそれぞれコースアウトしたシーン,
 コースを他の車が全然走っていない。

・リアウイングが吹っ飛ぶという致命的な整備ミスで
 次郎の勝ちが消えたのに,誰も責任を問われないっぽい。

・比呂人by青木伸輔,次郎と激しく競り合い,その結果
 コースアウト,リタイアしてしまうのに,その一連の動きの
 中で妙に淡々としている。車から出てしばらくしてから
 ハンドルを地に叩きつけているけれど,まるっきり無言なので
 くやしがっているんだかどういう心境なんだか伝わってこない。

・比呂人がコースアウトしたシーン,妙に画角がアップすぎる。
 もっと引いた絵にして,マーシャル(コース中に停止した車や
 飛散物を処理するスタッフ)が駆け寄ってくる様子を写した方がいい。
 画面中に突然彼らが現れてくるのですごく狭く感じる。

・本物のレースの中継なら比呂人がコースアウトした時点で
 がっかりするチームの映像が入るので反射的にそのシーンを
 期待してしまうのだがそれがないので拍子抜け。

 そもそも,比呂人が移籍したチームに関する描写がまったくないので,
 敵に回った比呂人の強さが全然イメージできない。
 金の力にものを言わせて強力なマシンをもっているチームだとか
 有望なレーサーを引き抜く強引なチームだとか,出て行った比呂人
 だけでなく,それを受け入れたチームの設定もちゃんとしておかないと。

 表彰台に立つには他の車に勝たなければならないのに,
 事実上,比呂人以外の敵が出てこないんですからレースの一番の
 見せ場が彼とのバトルであるはず。なのに,なんかレーシングゲームの
 画面を見ているような,はいこうなりましたというシーンだけを
 見せられた,人間の存在が感じられないレースシーンでした。 

・インディカーレースなら車を押してリスタート可能ですが
 フォーミュラカーの場合,あのシチュエーションなら即リタイア。
 レーサーが車を押してゴールなんて,他の車の邪魔でしょう!
 (全走行距離の9割を走っているのでゴールしなくても記録上は
 完走扱いになります…最終ラップでリタイアなら周回遅れの車より
 ましですしね)

 車が自力で動けるならピットまで戻って修理し,レースに復帰
 ということになるんですけどね…。

次郎が車を押してゴールというのは明らかなドラマ上の演出ですが
それ以外のウソは,単なる不勉強か手抜きという感じで
ちょっと…ねぇ。
ドラマだからとウソをつくのだったら,比呂人と次郎の車が
競り合っている際に,比呂人に「目障りなんですよ!」とか
次郎を罵倒させるとかしたほうがよっぽど感じが出たと思う。
レース中,無線でピットと連絡することはできても,レーサー同士が
会話をすることは当然無理。けれど,レース中にレーサーが
叫んだりすることはあり得ないことではないです。

視聴者は本物のレースを見慣れてるわけです。
ドラマとなったら撮影用にマシンやスタッフ,観客などを
本物のレースと同等に用意するのは無理な話ですけど,
逆にカメラのアングルとかは自由度が高まりますし
撮り直しやCG加工も可能なんですからもうちょっとなんとかしてほしかったなぁ…。
制作費うんぬんより時間の制約できつかったとは思いますが。

登場した女性陣もなんかすごいことになってましたし。

レース前日,朋美先生by小雪に抱きつく次郎。「レース前だから…
こんなところで朋美先生に会えると思わなかったし」と
わけのわからない行動・言い訳をするキムタク次郎はいい。
そこまで大目にみても,勝ったら抱きしめても良いかと尋ねるのは微妙。
それもそういうキャラだからとOKサインを出したとしても,
「表彰台に立てたら、自分から抱きしめてあげる」という返事はちょっと
唐突だったなぁ…。少し伏線が欲しかったっす。
そのときのぎこちなさとか,感じはまずまずでしたが。

前回,告白&怪我した(指を)状態でレースをするのはやめてと
懇願したたまきby岡本綾,やっぱりそれっきり状態。
キムタク(次郎の決意)の引き立て役だったか…。

レース当日の朝,次郎を起こすねえちゃん・ちひろby松下由樹。
「夢の中でレースクイーンに囲まれてニヤニヤしてたんでしょう」
「当たり」
「ウソ。どうせクラッシュして痛いよーって泣いてたんでしょう」
いくら気が置けない関係とはいえ,命を賭けるレーサーに何を言ってるんだ。
気を使いすぎて逆にピリピリするよりはいいです。
ちょっとくらい極端なほうがキャラが立っていいですけどいきすぎでは…。

で,レース後,「今日だけ特別にみんな風の丘ホームに集まって食事」。
そうか…としみじみ思ってたらその後『風の丘ホーム』は再開。
へぇ?!
ホームに戻る子、移ったホームに馴染んだ子とそれぞれの道を歩んでいく子供たち。

皆が元通り揃って…という強引なオチじゃないから,まぁいいか。

世界のどこかでラリードライバーとして走り続ける次郎。
賞金を稼いでホームに仕送りとかしてるんでしょうかね。
ドラマの主人公の性格は不器用だけれど,
風のように自然体で,どこへ行ってもやっていける器用なキムタク像と重なるから
うん,うまくやっていけるよねと納得,
その姿がシンボルになるから,風の丘ホームのメンバーら
他の登場人物もきっと元気にやっていけるよねと暖かい気持ちに。

ほんとうに,むちゃくちゃな話の流れでも
チカラワザで「めでたしめでたし」にしてしまうキムタク。
まさにキムタク。

キムタクドラマに携わる人は,
「すべての人物・設定はキムタクを引き立てるために存在すべし」
という方針から今後も抜け出せそうにありません。

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2 コメント

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おぉっ! (まこ)
2005-06-29 14:53:21
比呂人がコースアウトした瞬間から、次郎がトップに躍り出たかのように錯覚してましたが、他の車が写ってなかっただけだったのか・・・あ~勘違い( ̄┰ ̄;)ゞ
返信する
Unknown (じゃすみん)
2005-06-29 21:34:34
こんにちわ。TBありがとうございました

TB返しを試みているのですが上手くいかず申し訳ありません。



>>「目障りなんですよ!」

このセリフいいですね!そういう門外漢に優しいウソもとい演出は大歓迎です。無言より絶対盛り上がるし!



 ネジは、またヒロトが緩めたのかしら、いつの間に?と思ってました(笑)
返信する

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