今週のフジ系木曜ドラマ枠は3夜連続「女の一代記」シリーズの
第1弾「瀬戸内寂聴~出家とは生きながら死ぬこと」by宮沢りえ
をやっていました。
現在の飄々朗々とした寂聴さんの言動・風貌しか知らない人にとって
女流作家・瀬戸内晴海さんが,特に異性関係で「すったもんだがありまして」の末
出家したという話は意外というか,だいたい不倫してたとか断片的なことは
知っていても,こうやってストーリーとして見るのは初めてという人が多いでしょうね。
◆あらすじ◆ 公式HPよりさらに抜粋
戦時中、見合い結婚をした瀬戸内晴美(宮沢りえ)は、夫・楠本(佐野史郎)とともに北京に渡り、娘・迪子を産んだ。良妻賢母の手本のような毎日。終戦で引き揚げた一家は、徳島の晴美の実家に身を寄せた。そこで晴美は、母・コハル(市毛良枝)が空襲で亡くなったことを姉・艶(斉藤由貴)から聞かされた。
そんな中、晴美は年下の青年・凉太(中村勘太郎)との密会を重ねていた。会って見つめ合うだけの激しい純愛だったが,晴美は耐え切れず楠本に2人の関係を告白すると激昂した楠本は無理やりに晴美と迪子を連れて上京。楠本は繰り返し晴美に暴力をふるい、ついに晴美は夫も娘も捨てて身ひとつで京都の友人宅へ逃げた。
しかし「家を捨てた人妻」という現実は21歳の凉太には重く、破局。晴美は自立しようと出版社で働き始めた。そんな晴美に実家の父・豊吉(大杉漣)は「どうせ鬼になるんなら、せいぜい大鬼になってくれ」と告げた。
上京し、雑誌に投稿した少女小説が採用され、真剣に小説家を目指す決意をした晴美は同人誌『文学者』の門をたたいた。そしてそこで純文学の小説家・小杉慎吾(阿部寛)と出会う。晴美の書いた小説を慎吾が読み、それからふたりの関係が始まった。やがて慎吾は週の半分、妻子の住む藤沢の家から西荻窪の晴美の家に通うようになる。その西荻窪の家で晴美は慎吾のいない間の寂しさを大家の小俣きん(泉ピン子)に慰められた。
慎吾の強い勧めで、晴美は新潮の同人雑誌賞へ応募するための小説を書き始める。『女子大生・曲愛玲』。昼も夜もなく鬼のように書き続ける晴美を、慎吾は静かに見守った。そして、受賞。その後晴美は新作を依頼され、『花芯』を書くが、そのセンセーショナルさだけが取り上げられ、文壇から5年もの間、干されることになる。その間、晴美は中間小説雑誌だけに作品を発表し、稼ぎは充分入るようになったが、理想の作品からは遠ざかっていた。慎吾が『新潮』の編集長・佐伯(火野正平)からの依頼を受け、純文学を捨てて娯楽小説の連載を始めた。破格の原稿料と挫折感の間で苦悩する慎吾。そんな時あの凉太が、晴美を訪ねてきた。12年ぶりの再会。昔とはうって変わって、生気のない凉太を晴美は放っておくことができず、またしても関係が始まってしまう。文学を好む凉太は慎吾を敬愛し、慎吾もまた、自分と同じ雰囲気を持つ凉太に好意を持つ・・・奇妙な三角関係。しかし、晴美はしだいにそんな関係に疲れていく。
瀬戸内晴美(寂聴)… 宮沢りえ
小杉慎吾 … 阿部 寛
木下凉太 … 中村勘太郎
*
佐伯十三 … 火野正平
瀬戸内コハル … 市毛良枝
今 東光 … 伊武雅刀
楠本 … 佐野史郎
瀬戸内豊吉 … 大杉 漣
瀬戸内艶 … 斉藤由貴(特別出演)
小俣きん … 泉ピン子(特別出演) ほか
「別れようっていうの?!私,籍を入れようとまで言ったじゃないの!」
「ああ言ったさ,そのすぐ後でやっぱり止めたって言ったのはそっちだろ。
こっちは挨拶状まで準備してたってのに。俺のためにすべてを失った?
あんたが棄てたんだろ,全部!」
激しい話ですな…。
別れてあてつけに,彼のボロ住まいを見下ろす高級マンションを買った
のが昭和38年って,俺まだ生まれてねぇ!!
きんさんぎんさんが万博当時すでに70ってのにもびっくりしましたが
寂聴さんのような年長の世代,自分から見るとすげぇ長生き
というか,長い時間を生き人生を積み重ねてきたってことを改めて思い知りました。
で,今のスッキリサッパリした寂聴スマイルは
オンドロドロドロな愛憎劇をいくつもくぐって,解脱して得たものだってんだから…。
こう考えると,何人分もの人生を経験して,
1度で2度おいしい味わい深い人生かもしれません。
わが性と生 瀬戸内 寂聴 新潮文庫
この本,むちゃくちゃ面白いです!瀬戸内寂聴と出家前の瀬戸内晴美の
往復書簡という形をとって話が進められるのですが,セックスそのものと
いうより,彼女の交友関係を通してみた「ちょっと興味深い面白い話」が
次から次へと飛び出してきます。
このドラマでも出た,評論家にキツイ反論を書いて5年干された話とか
そのほか出家当時に見た尼になる女性たちの悲喜&エロっぽい話も面白いです。
■というわけで,今週は『大奥 華の乱』はお休みだったわけですが,
主要キャストがひととおり出そろったところでおさらいしてみましょう。
けっこう『第一章』の構成を踏襲しているというか,
キャラクターの配置・バランスが計算されていますね。
※当ブログ・過去の『大奥』関連エントリー
※『大奥~華の乱』公式ページ
********************
※この駄文をお読みいただいて
面白かったというかた→ここをクリック♪
参考にするというかた→ここをクリック!
くだらん!お前のblogはいつもくだらん!…というかた→ここをクリック(ーへー)
(人気ブログランキングにジャンプします。
いや~,この1週間でランクが急降下。
11/25現在,テレビラジオ部門30位!応援おねがいします)
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内山理名公式ページRina's net
小池栄子公式ページ(Yellow-Cab Talent Profile)
藤原紀香公式ページN O R I K A N E S Q U E~Norika Fujiwara offisial website~
●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版
大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku
第1弾「瀬戸内寂聴~出家とは生きながら死ぬこと」by宮沢りえ
をやっていました。
現在の飄々朗々とした寂聴さんの言動・風貌しか知らない人にとって
女流作家・瀬戸内晴海さんが,特に異性関係で「すったもんだがありまして」の末
出家したという話は意外というか,だいたい不倫してたとか断片的なことは
知っていても,こうやってストーリーとして見るのは初めてという人が多いでしょうね。
◆あらすじ◆ 公式HPよりさらに抜粋
戦時中、見合い結婚をした瀬戸内晴美(宮沢りえ)は、夫・楠本(佐野史郎)とともに北京に渡り、娘・迪子を産んだ。良妻賢母の手本のような毎日。終戦で引き揚げた一家は、徳島の晴美の実家に身を寄せた。そこで晴美は、母・コハル(市毛良枝)が空襲で亡くなったことを姉・艶(斉藤由貴)から聞かされた。
そんな中、晴美は年下の青年・凉太(中村勘太郎)との密会を重ねていた。会って見つめ合うだけの激しい純愛だったが,晴美は耐え切れず楠本に2人の関係を告白すると激昂した楠本は無理やりに晴美と迪子を連れて上京。楠本は繰り返し晴美に暴力をふるい、ついに晴美は夫も娘も捨てて身ひとつで京都の友人宅へ逃げた。
しかし「家を捨てた人妻」という現実は21歳の凉太には重く、破局。晴美は自立しようと出版社で働き始めた。そんな晴美に実家の父・豊吉(大杉漣)は「どうせ鬼になるんなら、せいぜい大鬼になってくれ」と告げた。
上京し、雑誌に投稿した少女小説が採用され、真剣に小説家を目指す決意をした晴美は同人誌『文学者』の門をたたいた。そしてそこで純文学の小説家・小杉慎吾(阿部寛)と出会う。晴美の書いた小説を慎吾が読み、それからふたりの関係が始まった。やがて慎吾は週の半分、妻子の住む藤沢の家から西荻窪の晴美の家に通うようになる。その西荻窪の家で晴美は慎吾のいない間の寂しさを大家の小俣きん(泉ピン子)に慰められた。
慎吾の強い勧めで、晴美は新潮の同人雑誌賞へ応募するための小説を書き始める。『女子大生・曲愛玲』。昼も夜もなく鬼のように書き続ける晴美を、慎吾は静かに見守った。そして、受賞。その後晴美は新作を依頼され、『花芯』を書くが、そのセンセーショナルさだけが取り上げられ、文壇から5年もの間、干されることになる。その間、晴美は中間小説雑誌だけに作品を発表し、稼ぎは充分入るようになったが、理想の作品からは遠ざかっていた。慎吾が『新潮』の編集長・佐伯(火野正平)からの依頼を受け、純文学を捨てて娯楽小説の連載を始めた。破格の原稿料と挫折感の間で苦悩する慎吾。そんな時あの凉太が、晴美を訪ねてきた。12年ぶりの再会。昔とはうって変わって、生気のない凉太を晴美は放っておくことができず、またしても関係が始まってしまう。文学を好む凉太は慎吾を敬愛し、慎吾もまた、自分と同じ雰囲気を持つ凉太に好意を持つ・・・奇妙な三角関係。しかし、晴美はしだいにそんな関係に疲れていく。
瀬戸内晴美(寂聴)… 宮沢りえ
小杉慎吾 … 阿部 寛
木下凉太 … 中村勘太郎
*
佐伯十三 … 火野正平
瀬戸内コハル … 市毛良枝
今 東光 … 伊武雅刀
楠本 … 佐野史郎
瀬戸内豊吉 … 大杉 漣
瀬戸内艶 … 斉藤由貴(特別出演)
小俣きん … 泉ピン子(特別出演) ほか
「別れようっていうの?!私,籍を入れようとまで言ったじゃないの!」
「ああ言ったさ,そのすぐ後でやっぱり止めたって言ったのはそっちだろ。
こっちは挨拶状まで準備してたってのに。俺のためにすべてを失った?
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別れてあてつけに,彼のボロ住まいを見下ろす高級マンションを買った
のが昭和38年って,俺まだ生まれてねぇ!!
きんさんぎんさんが万博当時すでに70ってのにもびっくりしましたが
寂聴さんのような年長の世代,自分から見るとすげぇ長生き
というか,長い時間を生き人生を積み重ねてきたってことを改めて思い知りました。
で,今のスッキリサッパリした寂聴スマイルは
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こう考えると,何人分もの人生を経験して,
1度で2度おいしい味わい深い人生かもしれません。
わが性と生 瀬戸内 寂聴 新潮文庫
この本,むちゃくちゃ面白いです!瀬戸内寂聴と出家前の瀬戸内晴美の
往復書簡という形をとって話が進められるのですが,セックスそのものと
いうより,彼女の交友関係を通してみた「ちょっと興味深い面白い話」が
次から次へと飛び出してきます。
このドラマでも出た,評論家にキツイ反論を書いて5年干された話とか
そのほか出家当時に見た尼になる女性たちの悲喜&エロっぽい話も面白いです。
■というわけで,今週は『大奥 華の乱』はお休みだったわけですが,
主要キャストがひととおり出そろったところでおさらいしてみましょう。
けっこう『第一章』の構成を踏襲しているというか,
キャラクターの配置・バランスが計算されていますね。
第一章 | 華の乱 | |
大奥総取締(前) 厳しいキャラ |
春日局(お福)松下由樹 | 桂昌院(お玉)江波杏子 |
大奥総取締(新) 優しいキャラ |
お万の方(瀬戸朝香) | 右衛門佐(高岡早紀) |
鬼キャラ | 2代正室・江与(高島礼子) | 5代正室・信子(藤原紀香) |
総取締のスパイ 無表情 |
飛鳥井(かとうあつき) | 音羽(余貴美子) |
肉体派側室 上昇志向 |
お夏の方(野波麻帆) | お伝の方(小池栄子) |
新参側室 自信満々 |
おりさ(末永遥) | 大典侍(中山忍) |
第一人称芯が強い | お玉(星野真里) | 安子(内山理名) |
後ろ髪引かれキャラ | お楽(京野ことみ) | 安子(内山理名) |
忍従キャラ | 正室・孝子(木村多江) おゆき(遠山景織子) |
|
いけにえキャラ | おしず(雛形あきこ) | 柳沢側室・染子(貫地谷しほり) 亜久里(萬田久子) |
イケメン | 半井隼人(金子昇) | 柳沢吉保(北村一輝) 牧野成住(田辺誠一) |
将軍(マザコン) | 三代・家光(西島秀俊) | 五代・綱吉(谷原章介) |
御意見番 | 初代・家康(藤田まこと) | 祈祷僧・隆光(火野正平) |
お父さん(頼りない) | 2代・秀忠(渡辺いっけい) | 牧野成貞(平泉成) |
スリーアミーゴス | 葛岡(鷲尾真知子) 吉野(山口香緒里) 浦尾(久保田磨希) |
葛原(鷲尾真知子) 美吉野(山口香緒里) 秀尾(久保田磨希) |
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内山理名 2006年度 カレンダートライエックス(ハゴロモ) | 小池栄子と荻原博子のいちばんやさしい保険のはなし 知ってそうで知らない、保険の基礎の基礎!日本経済新聞社 | KOKOPELLI(ココペリ)―藤原紀香フォトエッセイ集藤原 紀香ワニブックス | スウィングガールズ オフィシャルブック貫地谷しほり出演学習研究社 |
大奥 DVD-BOX菅野美穂,安達祐実,浅野ゆう子 | 大奥 第一章 DVD-BOX松下由樹,瀬戸朝香,高島礼子,京野ことみ | 大奥スペシャル~幕末の女たち~ | 徳川の女帝 大奥竹井みどり,西川峰子 |
●すっごく参考になる個人サイト『大奥』かわら版
大奥の役職など資料ページ(おさるの日本刀豆知識より)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/osaru/edo/ooku.htm#yakusyoku
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そう思うとすごいですよねぇ~
みんなそれぞれいろんな波を越えてるんだなぁ~とつくづく思いました・・・。
私なんてまだまだ
もっと頑張らないと
知っていても,こうやってストーリーとして見るのは初めてという人が多いでしょうね。
ホントにその通りで、若い時にいろいろドロドロなことがあったらしい、というのは聞いていましたが、今回よくわかりました。
その上での現在の寂聴さんを、私は肯定的にみています。
あたしなんて、昭和38年なんておかんがまだ2ちゃい(歳)。。。考えるのやーめたっ!笑
その過程でたくさんの人を傷つけてきたはずで,
なんの罪もないような太陽のような顔をして
人々の悩みに答えたりしているのを見ると矛盾しているような,
でもだからこそ彼女の言葉に説得力があるわけで…
てか,説得力とかそういったものを超越した力があるのは
彼女の持って生まれたパワーなんでしょうね。
本当に,肯定せざるを得ない人間,って感じです。
宮沢りえさんが彼女を演じるというキレイすぎる
配役も,肯定せざるを得ないでしょうw。
それと、最後に寂聴さんが「私は”情熱”という言葉がすきなんですよ」とおっしゃったのがすごく印象的でしたわ。