ドラマ化希望コミック『昆虫鑑識官ファーブル』『オサムシ教授の事件簿』

ひさしぶりですこのコーナー。
絶対にありえないと思った『弁護士のくず』が
ドラマ化希望コミック『弁護士のくず』で取り上げた(2005-07-15)翌年に
トヨエツ主演でドラマ化してしまったり，
姉妹コーナーの「かってにキャスティング」では
『医龍～Team Medical Dragon』編で
> 荒瀬…古田新太さんか阿部サダヲさんで決まりね。
> 　　　もしくは次長課長の河本。
『ドラマ『小早川伸木の恋』(仮)かってにキャスティング案』では
> ■次に，伸木の同僚・竹林。
> これは谷原章介さんで決まり。
> 難を探せばちょっと声質が落ち着きすぎている点くらいですかね。

などヒット（ニアピン？）を連発して１人で盛り上がっている今日この頃ｗ。

この冬クールはまともに見続けた連続ドラマが序盤２回飛ばしの『けものみち』と
途中数回飛ばしの慎吾版『西遊記』だけ，見たい見たいと思っていた
『小早川伸木の恋』が結局，録画の失敗や家庭の事情で
２回程度しか見られずに終わったりと，ほかのドラマウォッチャーさん達が
ドラマ総括にいそしむのを横目に総括するようなものが何もない状態の私。
さらに『ブラック・ジャック』も長い春休みで特に書くことがない
（社会派に走ればオウム松本の控訴棄却(無効？)とかいくらでも
　話題はありますけどね）そんな３月の昼下がり，久々にやってみたいと思います。

昆虫鑑識官ファーブル (4) 北原 雅紀, あきやま ひでき 小学館 真犯人は「虫」が知っている!?　無類の昆虫好きであり、法医昆虫学を駆使する“自然派”鑑識官・羽生涼平が凶悪犯を追いつめる!! 昆虫鑑識官ファーブル (1) 昆虫鑑識官ファーブル (2) 昆虫鑑識官ファーブル (3)

この作品以上にドラマ化したらいいな！と思うコミックは山ほどあるのですが，ドラマ化しやすそうな話ということと，小さい頃から虫好きの私としては，昆虫の知識を使ったマンガは親近感を感じてしまうという由。
あと，就学前の児童雑誌を見ると安野モヨコ『シュガシュガルーン』が載ってるんですけど，絵のタッチがこの漫画の作者とかぶって見えてしかたがない（全然イメージの違う漫画家なのに）という点で今，気になっている作品です。

主要登場人物は以下の通り。
■登場人物■
羽生涼平（通称・ファーブル。昆虫が大好きな鑑識官）
城島アンリ（警視副総監の娘でキャリア。羽生の実力を買っているが、極度の昆虫嫌い）
ダーウィン（昆虫兵器によるテロで東京を恐怖の底に陥れる）
「狩人蜂」（若い女ばかりを狙う猟奇殺人犯）

配役としては，こんな感じでしょうか。
羽生（ファーブル）→城島茂さん。
　どこの地方の方言かしりませんが，「○○だぁよ」というのんびりした
　口調（『あさってDANCE』のフレディ君を思い出す…），言動で，
　仕事場だろうが話し中だろうが虫を見つけると
　そっちに夢中になってはまわりをイライラさせる変人
　だけど，心やさしく，難事件もきっちり解決するというキャラ。
　ぼんやりキャラという点では若き日の筒井道隆さんなんかもイメージに近いですが
　ほのぼのとあったかい感じの人という点でＴＯＫＩＯリーダーに◎。
　小日向文世さんなんかもタイプとしてはぴったりだけど，
　『赤かぶ検事』っぽくなってしまうかなも。ここは若い人がいい。

あさってDANCE (1)（山本直樹）
映画『あさってDANCE』公式ページ

城島アンリ→木村佳乃さん。
　育ちのよさそうなキャラが売りですから警察トップの令嬢役って適役でしょう。
　１０年続いた『スチュワーデス刑事』も完結したことですし。

ダーウィン→篠井英介さん…ふつうすぎｗ。
　月９版『西遊記』の大倉孝ニさん（老子）みたいに
　若い人に老けメイクさせる手もありますが，ここは大人の役者さんに
　マッドサイエンティスト活動家をやらせてみたい。
　まぁデビット伊東さんはＯＫかな。　
　あと斉木しげるさん。シティボーイズの残る２人
　大竹まこと・きたろうさんの２人にも上司とか鑑識役で
　出てほしい。

ね？すぐにでもドラマ化しやすそうでしょ。
…こんな殺人事件ばかりの話，連続ドラマじゃ見てられない，
テレ朝の金曜深夜枠でも無理ですって？
だからぁ，２時間ドラマ枠ですよ。
あ…２時間ドラマって拘束時間長いし，ジャニーズの主演は無理か。
けど湯けむり何とかって全国を回るタイプの話じゃないし。
山林ロケは『鉄腕ＤＡＳＨ』のロケのついでで済ましてしまえｗ。

鉄腕ＤＡＳＨ公式ページ（日本テレビ）
アニメ版『がんばれ！キッカーズ』（スタジオぴえろ）

次に後発の同型マンガ。

オサムシ教授の事件簿 (1) 山口 よしのぶ 集英社

昆虫絡みの探偵モノというフォーマットといい，
『金田一少年の事件簿』から主人公の名前を入れ替えただけの安易なタイトルといい
オサムシ教授という主人公の名前からして手塚治虫先生のギミックくさく
キッチュ感ぷんぷんのアウトラインですが，えてしてこっちの方が先にドラマ化されたりしてね。
（どう見ても『キャプテン翼』のパクリインスパイアマンガにしか見えない
　『がんばれ！キッカーズ』…主人公の名前まで大空翼ならぬ大地翔カケルって…が
　全日本少年サッカー大会のイメージキャラクターに選ばれたりアニメ化されたり
　なんてことも世の中にはざらにあるわけで。
　後日談として，キャプ翼の作者である高橋陽一先生がグルノーブルフット38の
　キャラクターをデザインしたら名前がキッカーズのキャラと同じカケルに
　なってしまったという話もｗ）

作品自体はふつうによくまとまっていまして，昆虫そのものが事件に絡むことも
ある(チョウの標本をすりつぶして毒薬として使うなど)のですが，
事件に絡む被害者・加害者などの人間関係を生態系における生き物の習性に
なぞらえるのが基本パターン（名前が）。
まぁ，自然の摂理に従って淡々と生きていく昆虫たちとちがって
己の欲望や憎しみのために他人の命を犠牲にする人間たちの醜いこと。
ていうか，見た目は文明社会の中で賢く生きているような人間さまも
野っぱらや森の中でえさや配偶相手を求めてかけずり回り，
争ったり食ったり食われたりしている虫たちと変わらないんだぞという
メッセージがそこはかとなく伝わってくるコミックであります。

これねぇ，却って先発の『ファーブル』より連ドラ化しやすそう…
殺人・ハラスメントといったインモラル系ＯＫで『金田一少年』
『喰いタン』など探偵ものの実績もある日テレ土１０枠なら
いけそうなんですよね（^_^;）

◆登場人物
石塚治虫(オサム)　昆虫学者で通称オサムシ教授
石塚アゲハ　オサムシ教授の娘でルポライター
基本的にはこの２人。古畑任三郎よりレギュラーが少ないっすｗ。

オサムシ教授…佐野史郎さんに◎。
　　こちらも変わり者。「虫が好き」という人間は
　　みんな変人って，偏見だぁ！！そんな世間に絶望した！
　　だからって人間に興味がないわけではなく「天才柳沢教授の生活」
　　をむっつりスケベ（手もよく出す）にしたようなキャラ。
　　キャスティングを考えると…高田純次さんとかすごい興味ある。
　　ただ，あのテキトーキャラがちょっとでも出てしまうと
　　どんなシリアスものもたちまち『月曜ドラマランド』化してしまう
　　強力破壊兵器ですし，また逆に本当に真面目に演技をすると
　　気のいい商店街のオヤジとか何の毒もない人物と両極端なので
　　さじ加減が強烈に難しいことでしょう。
　　こういう役はけっこう段田安則，渡辺いっけいさんといった
　　まじめ役も多いけど「私，壊れるとすごいんです」俳優さんに
　　お願いしてみたい。
　　また，数字を考えた場合，若い教授に設定変更する手もありますね。
　　阿部寛さん（「最後の弁護士」系の偏屈キャラで）
　　谷原章介さん（「カミングダウト」！）
　　最近ＣＭとか見てもなんか次長課長の河本じみてきた堂本剛さん　　
　　（金田一少年の行く末があの変人スケベオヤジかよ…ｗ）

アゲハ…勝ち気でかわいくて，友人関係がことごとく
　　犯罪の当事者となって２０過ぎ…
　　『最後の弁護士』でいえば須藤理彩，『喰いタン』でいえば森田剛(え？)
　　ほしのあき，夏川純，山本梓，…超テキトー。
　　時流に乗るなら水川あさみさんですが，そこまで安易すぎるのも
　　芸がない。
　　また，もしオサムシ教授が名前だけで数字を稼げる配役でない場合，
　　アゲハに主演級を配さないと。
　　というわけで，松浦亜弥さんを起用？！けど，ＣＭでは女王の
　　あややもドラマでは劣化ウランちゃんだからな…。
　　それじゃ数字では折り紙付きの深田恭子さんでは？！
　　アゲハが不思議ちゃんになっちゃったら事件の推理の間に
　　どんどん余計な事件が増えていきそうｗ。

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