前回の日記では今年の桜花賞の有力馬「４Ｐ」を中心に取り上げましたが，ほかにも有力馬が目白押し。今回は路線別に考えてみたいと思います（１週前調教と馬体に関しては『週刊ブック』記事と誌上パドックより。血統に関しては『血統フェスティバルblog』さんより）。
繰り返しになりますが，桜花賞の好走条件といえば
・２勝以上・連対率５割以上
・マイル好走歴（チューリップ賞以外なら(3)着以内）
・前走(3)人気以内（チューリップ賞なら(5)人気まで）
・新馬戦勝ち
・５馬身以上の快勝歴あり
・キャリア３～４戦に良績集中。７戦が上限か
といったところでしょうか。
なんだかんだいっても，
やはり，デビュー当初から抜きんでた素質をもった馬が
大事に使われて臨むというのが一番馬券に近いという傾向。
■チューリップ賞組 (G3－03/04阪神1600m)
1 アドマイヤキッス 13-11-06 35.6 武 豊 2人気 1:36.5
2 シェルズレイ 06-04-05 35.9 岩田康誠 6人気
3 ウインシンシア 16-15-14 35.7 秋山真一郎 11人気
4 テイエムプリキュア 06-07-06 36.3 上村→熊沢 1人気
5 ラッシュライフ 02-02-02 36.7 蛯名→四位 4人気
6 ニシノフジムスメ 11-17-13 36.7 藤田伸二 7人気
9 タッチザピーク 04-02-02 37.4 柴原央明 3人気
12 プリンセスデザイア 川田将雅 8人気
14 ヤマトマリオン 安部幸夫 13人気
--------------------------------------------------------------------------------
ハロンタイム 12.7 -11.5 -11.4 -12.3 -12.2 -12.4 -11.6 -12.4
前半千ｍ 60.1秒
上り 4F 48.6 - 3F 36.4
前回も書きましたが，●アドマイヤキッスは人気ほど格上の存在では
ないと思います。頭をとっても不思議ではありませんが大敗リスクも大きい。
過去10年，ターントゥ系は18頭が(3)着内に入ってますが
そのうちSS産駒が12頭。
今回の出走馬の中でターントゥ系は10頭いますが
SS産駒はアドマイヤとフサイチパンドラとブラックチーターのみと
血統面でも有力っぽいですが，ＳＳ×ミスプロの配合となると
99年のフサイチエアデールだけなんですよね…。
なにより桜花賞で勝ち負けするにはチューリップ賞時から
一段成長している必要があります。
その点で相当パワーアップしていると思われるのが●シェルズレイ。
芦毛なので太って見えがちの馬体がチューリップ賞時と比べて
目覚ましくたくましくなっています。
首を上げてアップアップの状態でアドマイヤとクビ差(2)着。
１週前調教では首を下げて力強く走ったそうですから
クロフネパワーで頭もあるかも…チューリップ賞6番人気
というのと，調教でもレースでも鋭い末脚が使えないところが
ネックですが。
４Ｐの一角・●テイエムプリキュアも，成長という点では
明らかに前走後一変してますね。トモや胴体，胸板の筋肉が
キュッと上がってモリッとついて。
ウィンシンシアは…。
ＴＲで優先出走権をとった馬で500万下の馬，
まして芝未勝利となると，正直望み薄か。
格下馬はむしろ抽選で滑り込んだ馬のほうがよかったりして。
直線だけで(3)着に突っ込んできた末脚はものすごいものがありますが。
ラッシュライフ…4番人気(5)着ですから，ここまでが桜花賞の
連対候補といえるでしょうか。
ファンタジーＳ(2)着の後，休み明けでチューリップ賞(5)着なら
まずまずといっていい成績。
キャリア４戦（１２０１）…１勝がネックですか。
サクラバクシンオー産駒ですが3年前の(2)着馬シーイズトウショウ
と重なる点もあり，切るのはためらわれる１頭です。
１週前調教は案外とのことですが本番ではどうでしょうか。
４Ｐの１頭，タッチザピーク（ＴＴＰ），
３番人気，これで(3)～(4)着なら堂々の有力候補なんですけど
1.4秒差(9)着は負けすぎなんですよね…。
ＳＷ×ミスプロですからアドマイヤと同じ系統ですね。
同馬が来る場合，ワンツーなんてことも？
■ フィリーズレビュー組（03/12 阪神1400m)
1 ダイワパッション 4- 4 36.0 長谷川浩大 1:23.1
2 ユメノオーラ 9- 8 35.8 渡辺薫彦
3 エイシンアモーレ 2- 1 37.1 福永祐一
4 アルーリングボイス 9- 8 36.4 武豊→デムーロ
8 ツルミトゥインクル 7- 8 36.9 太宰啓介 10人気→×
11ミッキーコマンド 3- 2 38.0 石橋 守 11人気→×
---------------------------------------------------------------
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.3 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.6
前半4F 46.5 1000ｍ 58.3
上り 4F 48.3 - 3F 36.6
そもそもＴＲの中で一番格上なのに，本番との関連が薄いＦＲ。
ＤＰはこの前半が速い流れで４番手から勝ったのはレベルの高さを
感じさせますが，４連勝というのが牝馬では逆に危うい要素。
関東馬ということで人気が下がればチャンスかも。
ユメノオーラは，同レースでは印をつけ見事期待に応えて
くれました。キャリア１３戦で連闘明けの中３週。
ここは見送り。エルフィンSでも(2)着してるだけに次はフローラSで(2)着？
エイシンアモーレ メンバー中，数少ない５馬身以上差勝ちの
経験馬。マイル（０００２）といってももう１戦は阪神ＪＦ(4)着ですから
Eワシントン産駒だから短距離馬と断じるのは早計といえるかもしれません。
アルーリングボイス ここで大敗すれば「やはり早熟馬」と
見切れたところですが，2番人気(4)着とは，見事に微妙なところで
踏ん張りました。エンドスウィープ×フレンチデピュティ…２歳戦では
今最強じゃないかという配合ですが，どうなんでしょうね。
エンドスウィープ産駒は昨年ラインクラフトが勝利，
父と母父が逆のミスプロ×ＮＤ系配合なら2000年(2)着マヤノメイビー
の例がありますが。
阪神の荒れ馬場は不向き？というのをＦＲ(4)着で払拭できたと
判断できるか？阪神ＪＦ(14)着があまりにも負けすぎ(最後方から2つ
順位を上げただけって)で，距離不安はまだ残りますからね。
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■フラワーＣ組
(1)キストゥヘヴン 未勝利戦勝ちのあと格上挑戦で勝ってしまいましたか。
(2)(2)(2)(1)(1)と連対率100％。ダート2戦(2)着２回。
(2)フサイチパンドラは前回書いたとおり，桜に至るまで
キャリア６戦とはいえ遠回りしすぎた印象。
年明け３戦，３戦連続で中２週の疲労と折り合い面の問題が
解決すれば，「やっぱりＳＳ×ＮＤ系が来たか」も十分あるでしょう。
■クイーンＣ組は，ぬるい展開，高レベルといえないタイム
評価できません。
(1)コイウタ
(2)アサヒライジング
コイウタは関東のOP・G３なら手堅く勝てる印象の４勝馬。
マイルも２勝してますし鞍上横山典Ｊですから
いい馬だと思うんですが…関東限定かな？
(2)着の●アサヒライジングはその後アネモネＳを勝利し
関東勢残留組の中では安定上位といえますけど，
中山移行後のアネモネＳはＴＲとしてはほとんど意味がないですからね
(02年アローキャリーは阪神JFで(2)着していてアネモネでは(6)着ですし)
ただ，同馬に関しては，桜で負けた後人気薄のオークスで突っ込む
伏兵関東馬の匂いがプンプンしてますから
桜で(6)～(8)着に負け，オークスに直行していただきたいと。
アネモネＳ(2)着のグレイスティアラは新潟・門別・川崎で1勝ずつと
ダートで勝てるパワー・タフさというのは穴馬が大駆けする
要素の１つなんで，悩ましい存在ですね。
ただし芝未勝利，阪神JF(16)着ってのはいかがなものか。
フジキセキ産駒ってことでTR馬の匂いも漂ってきたりします。
■ファルコンＳ(2)着のアイアムエンジェルもエントリー。
ＮＨＫマイルを目指すのなら，同じマイル戦の桜花賞に出ても
ローテの問題を除けば一緒ですわね。
でもまぁマイル経験なしの千二からの参戦は極めて異例。無理でしょう。
前走条件戦組などがいますが，今回はこんなところで。
総じてみますと，チューリップ賞組＋フサイチパンドラを有力と
見ています。
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繰り返しになりますが，桜花賞の好走条件といえば
・２勝以上・連対率５割以上
・マイル好走歴（チューリップ賞以外なら(3)着以内）
・前走(3)人気以内（チューリップ賞なら(5)人気まで）
・新馬戦勝ち
・５馬身以上の快勝歴あり
・キャリア３～４戦に良績集中。７戦が上限か
といったところでしょうか。
なんだかんだいっても，
やはり，デビュー当初から抜きんでた素質をもった馬が
大事に使われて臨むというのが一番馬券に近いという傾向。
■チューリップ賞組 (G3－03/04阪神1600m)
1 アドマイヤキッス 13-11-06 35.6 武 豊 2人気 1:36.5
2 シェルズレイ 06-04-05 35.9 岩田康誠 6人気
3 ウインシンシア 16-15-14 35.7 秋山真一郎 11人気
4 テイエムプリキュア 06-07-06 36.3 上村→熊沢 1人気
5 ラッシュライフ 02-02-02 36.7 蛯名→四位 4人気
6 ニシノフジムスメ 11-17-13 36.7 藤田伸二 7人気
9 タッチザピーク 04-02-02 37.4 柴原央明 3人気
12 プリンセスデザイア 川田将雅 8人気
14 ヤマトマリオン 安部幸夫 13人気
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ハロンタイム 12.7 -11.5 -11.4 -12.3 -12.2 -12.4 -11.6 -12.4
前半千ｍ 60.1秒
上り 4F 48.6 - 3F 36.4
前回も書きましたが，●アドマイヤキッスは人気ほど格上の存在では
ないと思います。頭をとっても不思議ではありませんが大敗リスクも大きい。
過去10年，ターントゥ系は18頭が(3)着内に入ってますが
そのうちSS産駒が12頭。
今回の出走馬の中でターントゥ系は10頭いますが
SS産駒はアドマイヤとフサイチパンドラとブラックチーターのみと
血統面でも有力っぽいですが，ＳＳ×ミスプロの配合となると
99年のフサイチエアデールだけなんですよね…。
なにより桜花賞で勝ち負けするにはチューリップ賞時から
一段成長している必要があります。
その点で相当パワーアップしていると思われるのが●シェルズレイ。
芦毛なので太って見えがちの馬体がチューリップ賞時と比べて
目覚ましくたくましくなっています。
首を上げてアップアップの状態でアドマイヤとクビ差(2)着。
１週前調教では首を下げて力強く走ったそうですから
クロフネパワーで頭もあるかも…チューリップ賞6番人気
というのと，調教でもレースでも鋭い末脚が使えないところが
ネックですが。
４Ｐの一角・●テイエムプリキュアも，成長という点では
明らかに前走後一変してますね。トモや胴体，胸板の筋肉が
キュッと上がってモリッとついて。
ウィンシンシアは…。
ＴＲで優先出走権をとった馬で500万下の馬，
まして芝未勝利となると，正直望み薄か。
格下馬はむしろ抽選で滑り込んだ馬のほうがよかったりして。
直線だけで(3)着に突っ込んできた末脚はものすごいものがありますが。
ラッシュライフ…4番人気(5)着ですから，ここまでが桜花賞の
連対候補といえるでしょうか。
ファンタジーＳ(2)着の後，休み明けでチューリップ賞(5)着なら
まずまずといっていい成績。
キャリア４戦（１２０１）…１勝がネックですか。
サクラバクシンオー産駒ですが3年前の(2)着馬シーイズトウショウ
と重なる点もあり，切るのはためらわれる１頭です。
１週前調教は案外とのことですが本番ではどうでしょうか。
４Ｐの１頭，タッチザピーク（ＴＴＰ），
３番人気，これで(3)～(4)着なら堂々の有力候補なんですけど
1.4秒差(9)着は負けすぎなんですよね…。
ＳＷ×ミスプロですからアドマイヤと同じ系統ですね。
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■ フィリーズレビュー組（03/12 阪神1400m)
1 ダイワパッション 4- 4 36.0 長谷川浩大 1:23.1
2 ユメノオーラ 9- 8 35.8 渡辺薫彦
3 エイシンアモーレ 2- 1 37.1 福永祐一
4 アルーリングボイス 9- 8 36.4 武豊→デムーロ
8 ツルミトゥインクル 7- 8 36.9 太宰啓介 10人気→×
11ミッキーコマンド 3- 2 38.0 石橋 守 11人気→×
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ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.3 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.6
前半4F 46.5 1000ｍ 58.3
上り 4F 48.3 - 3F 36.6
そもそもＴＲの中で一番格上なのに，本番との関連が薄いＦＲ。
ＤＰはこの前半が速い流れで４番手から勝ったのはレベルの高さを
感じさせますが，４連勝というのが牝馬では逆に危うい要素。
関東馬ということで人気が下がればチャンスかも。
ユメノオーラは，同レースでは印をつけ見事期待に応えて
くれました。キャリア１３戦で連闘明けの中３週。
ここは見送り。エルフィンSでも(2)着してるだけに次はフローラSで(2)着？
エイシンアモーレ メンバー中，数少ない５馬身以上差勝ちの
経験馬。マイル（０００２）といってももう１戦は阪神ＪＦ(4)着ですから
Eワシントン産駒だから短距離馬と断じるのは早計といえるかもしれません。
アルーリングボイス ここで大敗すれば「やはり早熟馬」と
見切れたところですが，2番人気(4)着とは，見事に微妙なところで
踏ん張りました。エンドスウィープ×フレンチデピュティ…２歳戦では
今最強じゃないかという配合ですが，どうなんでしょうね。
エンドスウィープ産駒は昨年ラインクラフトが勝利，
父と母父が逆のミスプロ×ＮＤ系配合なら2000年(2)着マヤノメイビー
の例がありますが。
阪神の荒れ馬場は不向き？というのをＦＲ(4)着で払拭できたと
判断できるか？阪神ＪＦ(14)着があまりにも負けすぎ(最後方から2つ
順位を上げただけって)で，距離不安はまだ残りますからね。
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(1)キストゥヘヴン 未勝利戦勝ちのあと格上挑戦で勝ってしまいましたか。
(2)(2)(2)(1)(1)と連対率100％。ダート2戦(2)着２回。
(2)フサイチパンドラは前回書いたとおり，桜に至るまで
キャリア６戦とはいえ遠回りしすぎた印象。
年明け３戦，３戦連続で中２週の疲労と折り合い面の問題が
解決すれば，「やっぱりＳＳ×ＮＤ系が来たか」も十分あるでしょう。
■クイーンＣ組は，ぬるい展開，高レベルといえないタイム
評価できません。
(1)コイウタ
(2)アサヒライジング
コイウタは関東のOP・G３なら手堅く勝てる印象の４勝馬。
マイルも２勝してますし鞍上横山典Ｊですから
いい馬だと思うんですが…関東限定かな？
(2)着の●アサヒライジングはその後アネモネＳを勝利し
関東勢残留組の中では安定上位といえますけど，
中山移行後のアネモネＳはＴＲとしてはほとんど意味がないですからね
(02年アローキャリーは阪神JFで(2)着していてアネモネでは(6)着ですし)
ただ，同馬に関しては，桜で負けた後人気薄のオークスで突っ込む
伏兵関東馬の匂いがプンプンしてますから
桜で(6)～(8)着に負け，オークスに直行していただきたいと。
アネモネＳ(2)着のグレイスティアラは新潟・門別・川崎で1勝ずつと
ダートで勝てるパワー・タフさというのは穴馬が大駆けする
要素の１つなんで，悩ましい存在ですね。
ただし芝未勝利，阪神JF(16)着ってのはいかがなものか。
フジキセキ産駒ってことでTR馬の匂いも漂ってきたりします。
■ファルコンＳ(2)着のアイアムエンジェルもエントリー。
ＮＨＫマイルを目指すのなら，同じマイル戦の桜花賞に出ても
ローテの問題を除けば一緒ですわね。
でもまぁマイル経験なしの千二からの参戦は極めて異例。無理でしょう。
前走条件戦組などがいますが，今回はこんなところで。
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ノーマーク（爆）穴党の上六と申します。
トラックバック有難うございます。
これからも宜しくお願い致します。
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予想は宮記念以来ごぶさたのようですが
データのＵｐはすごくこまめにされていますね。
これからもどうぞよろしくお願いします。