８７％第9話（３／9）

■８７％
第９話　『涙の告白と別れ…新たなる一歩』

・桜井ひとみの葬儀。
　仲良くした友人なのに，
　自分の死の恐怖ばかりがこみ上げ
　そのことが辛くて申し訳なくて。
　故人の遺影を前にしても，
　何もしてあげられなかったと詫びる言葉しか
　出てこない。

・墓参りする江梨子。杉山がやってきて
　聖和医大に送られてきたゴシップ記事のゲラ刷りを見せる。
「４年間もなやんだ末の，これがお前の結論か。
　俺は俺で，目の前の現実と戦う」

・5週間にもわたる放射線治療，
　専門用語でサラサラ説明されて，
　肺炎になりやすい副作用があるからと
　同意書にサインを求められ，
　体に大きな×を毎回書かれて，目印に必要だから
　風呂に入っても消せないとか，
　24回も同じ治療を繰り返すというのに
　毎回30分も会計で待たされるもどかしさ。

・元上司の剣崎とレストランで待ち合わせし，
　好きな人がいることに最近気がついたからと
　プロポーズを正式に断り，
　欠勤の理由は胃潰瘍ではなく乳がんであった
　ことを告白する。
　どんな人かと尋ねられ，
　一緒に戦ってくれた人だと答える。
　また，なぜ病気のことを話したのかと聞かれ，
　同じ病気だった友人が，そのことを隠さず
　堂々としていたのが格好よかったからだと
　答える。

・陽平とランチで待ち合わせするが，
　その席について来た薫が恋心を打ち明けるのを
　目の当たりにして引き返してしまう。
　店の外から，相談事があったのだけれど
　もう大丈夫とドタキャンの携帯をかける。

　その後，弓子と真奈美に結果報告。
　院長の若くてかわいい娘と34歳のくたびれた
　片方の胸の小さい，いつまでも仕事の決まらない
　女では勝負にならないと告白自体を
　断念したと。

・ゴシップ記事のゲラ刷りは黒木家にも。
　陽平の義父母に宇月院長も４年前に封印した
　辛い過去に否応なく直面する事態に。

・聖和医大で開かれた記者会見。
　報道された疑惑の内容には触れず
　個人情報の漏洩について
　杉山は幹部の減給，自らは退職する形で責任を
　とると発表し，会見を打ち切ろうとする。
　と，そこへ来るなと言われていた
　陽平が現れる。
　「妻・百合を執刀した黒木陽平です。
　４年前のことについては，私がすべて
　お話しします」

次週，最終回。
「私はこの先もずっと戦いつづけます。
　５年先も10年先も。
　生きて待ってますから」
機中の人となった黒木先生，何処へ…？

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・小谷晶子（夏川結衣）…9歳の息子を持つシングルマザー(34)。
　ただでさえ時間的・金銭的に生活に負担をかける
　通院治療，そこで毎回会計だけで30分も待たされるのは
　たまりませんよね。
　そこで思わず一括前払いを求める晶子。
　窓口の人に言われても，事務的に返事されるしか
　ないわけですが，
　本当に患者のことに配慮して貰いたいものですね。
　大病院なら電子カルテ(MML)で処理してますから
　オンラインで会計までデータを送れば患者が
　窓口に行くまでの間に計算を済ませられるはずですし
　「病院でも・ＶＩＳＡが使えます♪」って
　歌ってくれるのもいいですが前払いという手も
　あっていいのではないでしょうか。
　（病院によっては，費用踏み倒し対策で，
　出産費用の予約預かり制をとっているところも
　あるそうですが）

・黒木陽平（本木雅弘）…宇月病院医師(36)。
「人って，一緒にいてくれる人がいるから
　生きていられるんですよね。
　医者もそうです。」　
　騒動で医院にも出られないからと
　晶子と蒼太を呼び出し，一緒に過ごす陽平。
　まるで２度と会えないようなお礼の言葉を
　晶子に告げる。翌日の記者会見では杉山が
　うまく切り抜けるだろう，自分は来ないように言われている
　というが，その心中ではすべてを明らかにして
　精算する決意を固めていたのですね。

・小谷蒼太（川口翔平）…晶子の1人息子(9)。
「大人はいいよな，好きなときに好きな物を
　好きなだけ食べれて」
「塾なんて行ったらサッカーする時間減るし。
　そんなんなら大人になんかなりたくないや」
「…お母さんは，一日も早く蒼太に大人に
　なってほしいな」
　
・剣崎　護（渡辺いっけい）…晶子の元上司。
　ケンケン玉砕！
　営業所の合併で，３人いる所長代理の１人ですか。
　前回晶子にプロポーズした時点で，
　食わせていく甲斐性はあるだろうけれど，
　部下をリストラしなければならない立場の人間，まして
　自分の部署がなくなるんだから，
　自分の地位も保証されてはいないと思ってましたがね。

　同僚である間はあくまで上司と部下の関係を
　守り，単につき合おうではなく，真剣に
　結婚を申し込んだところは誠実で，すがすがしかった
　ですけれど，やっぱ不器用だな…

・寺田弓子（杉田かおる）…晶子の元同僚にして隣人。
　＆
・藤城真奈美(杏さゆり)…晶子の後輩生保レディ。
　弓子さん，走るの速い！

・三沢卓巳（柏原収史）…聖和医大の新人医師。
「大丈夫です（帰りも自分が運転します）。
　飲みませんから」
寅院長「今日だけは飲みなさい」　

・宇月　薫（酒井若菜）…宇月院長の娘。
なぜ４年前のことをそこまで知りたいのかと問われ
「看護師として，事例を知ることで今後の治療に
　役立てたいから…
　…違います。本当は好きなんです。黒木先生のことが。
　だから，黒木先生のことは何でも知りたいんです」
「４年前は…何もなかった。
　薫ちゃんのことは，女として見たことはない。
　ごめん」
「謝らないでください。分かってたことですから。
　もう１つだけ聞かせてください。
　今も，先生の心の中には，奥さん１人しか
　いないんですか？」

・岡田江梨子（相川七瀬）…聖和医大の元麻酔科医師。
「何か変わると思った？
　変わるかと思って小谷さんの手術をしたけれど
　何も変わらなかった…
　夜眠れば，夢に百合さんが出てくる…
　医者になんて，ならなきゃよかった…」
　江梨子の背負っていたものは想像を絶する苦悩でした。

・黒木正十郎（細川俊之）…陽平の義父（百合の実父）。
・黒木友恵（大谷直子）…陽平の義母（百合の実母）。
・宇月寅蔵（橋爪功）…宇月病院院長。
「百合さんは，４年前に死にました。
　こうして記事になったのも何かの縁かも知れない。
　私達もそろそろ認めないといけない」
「嘘です。あなたも何か言ってやって」
「百合は…死んだ…」
　他の人が言うに言えないでいることをズバッと
　言ってしまう寅蔵。
　たしかに，母としてはもう余生ともいえる年齢ですが
　いつまでも故人を生きた者と扱う，妄想の生活を
　続けるわけにいかないでしょうし，
　ここらが潮時だったかもしれません。

・杉山紘一郎（古田新太）…聖和医大・第一外科医局の医師。

・神部みなみ（北川弘美）…宇月病院看護師。
・細川真希（氏家恵）…宇月病院看護師。

・桜井ひとみ（岩佐真悠子）
・川上勇介（今井雅之）
・川上千絵（高橋かおり）
・川上琴音（薄井千織）
・東史郎（長井秀和(声)）…晶子の元・夫。
・東冬美（栗田よう子）…史郎の妻。

◆『８７％～私の５年生存率』番組公式サイト（日テレサイト内ランク9位）
◆ＳＣＣＬ+++夏川結衣+++-
　非公式サイトということですが，とても充実しています。

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◆夏川結衣さん主演映画
DISTANCE(ディスタンス)バンダイビジュアル(2002/06/25)
　映画は2001年公開(第16回高崎映画祭・最優秀助演女優賞受賞)。

『卒業』2003年公開(東宝)　長澤雅彦監督．内山理名，堤真一共演
→公式サイト
→Amazon~メモリアルディスク~(2003/09/26)

◆本木雅弘さん主演ドラマ（ＤＶＤ）

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