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![]() | 歌舞伎町のこころちゃん権 徹 (写真)講談社 |
いろいろ「その書き方って,どうなん?」
とか思うところもありましたが,
1億3千万人の住む日本,決して
ありえない話じゃないと思いました。
まず反射的に「4歳でストリートチルドレンってありえないだろ?!」
と思いましたが,
親がいっしょにいても路上生活者ってことで
ストリートチルドレン(彼女の場合1人だから「チャイルド」)
になるんですね。
> 2人の交流はわずか半年間。08年3月、こころは突然、
> 歌舞伎町から姿を消した。
すごく絶望的な結末を予感させるような導入部でしたが,
要は,母親が現れて児童養護施設に預けたという話。
07年9月に4歳で,この春小学校に入学するそうです。
カメラマンの権さんは,四川大地震を取材した際に
撮影した,両脚を失った少女のために義足募金を呼びかけた
ことがあり,今回のケースでも「写真集の印税の一部を、
一家の自立支援にあてる」ことにしたそうです。
でも,「一家の自立」といっても,要は
この父親が立ち直るかどうかという問題ですよね。
足が痛いといって働かない,少しの金が入れば酒を買う
って,絵に描いたように堕落して
一緒にいたら子どもをスポイルすることは火を見るよりも明らか
な状態でしょう。個人の稼ぎなり寄付なりでお金を与えても
父親が自立する強い気持ちをもたないと全然意味ないでしょう。
権さん自身も忙しくて父子に接する時間はとれなかった
わけですし,金だけ与えてもなぁ…
父親が自分で立ち直って娘を迎えに行けるかだけの問題
だと思います。
こころちゃんは施設で育てられて小学校にも進むわけで
冷たい言い方かもしれないですけど,このほうが幸せの
ように思えます。
チャップリンの『キッド』や
映画『ALWAYS三丁目の夕日』が感動的だったのは
(育ての)父親が子を手放すまいと必死になったからで
当の父親似その気持ちがなけりゃいくら他人が
「親子は一緒にいるべき」と助けの手を差し延べても…ねぇ。
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沖縄の俳人で写真家のゆーきと申します。
ホームレス問題って難しいと思います。
どうしても人間には甘えがありますから・・・。
コメントありがとうございます。
元記事を読む限り,父親に関してはもうしょうがないというか,父親の問題とこころちゃんをどう育てていくかという問題は切り離して考えるしかないと思うんですよね。
貴サイトを訪問させていただきましたが,モノクロで印象深い写真がたくさん掲載されていて見応えがありました。そこから,権さんの行動について,やはり被写体に迫る,寄りそうことで初めていい写真が撮れるということもあるんだと感じると同時に,それだけにモチーフとなる人物に密着する(その場限りでなくつき合う)ことの意味,難しさを考えさせられました。
でも権先輩の場合その境界線さえ乗り越えていく苦悩を感じました。
すごいカメラマンです。
私の写真もお褒めいただき感謝です!