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俺,二次元ロリコンじゃないと思うのですが…昨日今日見た美少女アニメについて

2008-07-06 14:25:39 | テレビ等
今定期的に見ているアニメは,この春クールから始まった『二十面相の娘』と『絶対可憐チルドレン』。そして,番組欄で目に留まって昨日見てみたのがNHKの『テレパシー少女蘭』。一方の主人公が開始時11歳の少女で,もう一方が10歳のチルドレン(3人とも女の子),そしてテレパシー少女は中学生。あれぇ~~!?

週刊少年サンデー連載の椎名高志先生原作
『絶対可憐チルドレン』

絶対可憐チルドレン (1)椎名 高志/小学館
※アニメ公式サイト http://www.z-child.com/
エスパー(超能力者)の存在が普通に認知され,その能力からレベル1~7に判定されている社会で,最高の「レベル7」にランクされる3人の少女が主人公。「ザ・チルドレン」こと,念動力(サイコキノ)の明石薫,瞬間移動(テレポート)の野上葵,接触感応(サイコメトリー)の三宮紫穂の3人は内務省の特務エスパーとして上司兼教育係の皆本光一を振り回しながらさまざまな事件の捜査・解決に活躍する。
編集部にマンガ入り年賀状を送ってスカウトされたという
デビュー当時は喜国雅彦先生の傍流みたいな
非モテ青春ギャグ4コマを描いていましたが
『GS(ゴーストスイーパー)美神』でまさに
ブレイク(はじけた),アニメ化もされました。
椎名先生としては,今回の『絶チル』ですごく久しぶりの日曜朝復帰を果たしたことになるわけですが,正直,どんな視聴者層を狙っているのかビミョウな感じがしてたんですよね~。僕みたいに子どもの親の年代になると,このチルドレンみたいにわがまま邦題で奔放で,かつ親代わりの皆本にベッタベタになついてる子はすごくかわいいです。今回のアニメ化でも,作り手さんサイドに原作をすごく愛している人が多く,名だたるスタッフが手を上げて結集しての制作とのこと。
しかし,本来のターゲットであるはずの子どもたちに支持されるか,心配な点もあったんですよね。正直,表面上の明るさの1枚したにすごく重い背景が横たわってるから。『プリキュア』シリーズみたいに,いきなり異世界人(小動物?)に指名されてかわいく変身して強くかっこよく怪獣や怪人をやっつける話ならストレートに園児~小学生にウケるでしょうが,チルドレンはその超能力の強さゆえに周りから恐れられ,親元を離れて生活している。皆本の前任者だった主任たちはことごとく病院送りにされるなど,人間不信の荒んだ時期を経験していたりして,普通の人たちとは違う存在であるヒーローの悲哀がすごく出ている漫画・アニメなんでね…。そのへんを中和するためか3人のリーダー的存在の薫は底抜けに無邪気な上にドスケベ(女性の体にも興味を隠さないオヤジキャラ)だとか,周りの大人たちにも間の抜けた点が多くコント的かけあいなどギャグ的要素がふだん前面に出ているんですけどね。
ですから,この作品,周りより抜きんでて優れていて皆のために戦うけど一緒にはなれない『仮面ライダー』『サイボーグ009』など一連のヒーロー作品のテーマを巧みに自然に消化・体現しているという点で,私はある意味石ノ森章太郎先生の後継者とも位置づけております。

けどまあ,私たちが子どもの頃にはウルトラマンとか仮面ライダーとか見てた頃は,いくら主人公が悩んだり孤独を感じていてもストレートに憧れて楽しんでいましたからね。キャラクターへの感情移入はしやすい作り込みの巧みな物語ですから,SF的な設定になじめさえすればと思いますが子どもたちのほうがけっこう柔軟で入り込みやすいかもしれませんね。作り手側の注ぐ愛情がちびっ子たちに伝わって,人気になればと思います。

私自身の生活的には,日曜午前のこの時間帯にアニメを見るのが習慣になっちゃうのはヤバイ(まして小学生少女が主人公の…)という気があるので,少なくとも録画してまでは絶対見ないと決めてるんですけどね(^_^;)。


(有)椎名百貨店TheWEB 完成原稿速報・ブログ版


そして昨日見たのが,偶然こちらも超能力少女ものの
『テレパシー少女蘭』

ねらわれた街-エスパー少女「蘭」事件ノート

あさの あつこ
講談社青い鳥文庫

テレパシー少女「蘭」 1 ねらわれた街 前編 (1) (シリウスコミックス)

漫画版:いーだ 俊嗣,あさの あつこ
講談社
NHKアニメワールド『テレパシー少女蘭』 http://www3.nhk.or.jp/anime/ran/
テレビ欄に「加藤英美里」の名があったので思わず見てしまいました!
どんだけかがみ好きだったんだよw

『絶望先生』の井上麻里奈さん,小林ゆうさん,沢城みゆきさん,新谷良子さんなどは最新アニメでもよく名前を目にするのですが,加藤さんの名前は『らき☆すた』の柊かがみ以来ちょっと見かけなかったので,ちょっとなつかしくなってしまって。NHK&「原作・あさのあつこ」の組み合わせなら変な内容じゃないだろと(毎クール何10本とリリースされるアニメですが特に粗悪・下劣なアニメはそんなないと思いますけどね)。
で,見ました。聞きました。

正直,わかんねぇw
ときおり彼女だとわかる声色が出るときもありますが,同じような声の声優さんがたくさんいるから言われないとわかりません。
昔の声優さんって,悟空や大ちゃん・怪物くんの野沢雅子さん,星飛雄馬やアムロの古谷徹さん,ケンシロウ・冴羽獠やキン肉マンの神谷明さんみたいに個性を前面に出した人が多かったですけど,今の声優さんはすごく上手い人がとても多い上,役によって声色をがらっと変えてしまうので,声を聞いても声優さんが誰かって本当にわからない。『涼宮ハルヒの憂鬱』で朝比奈みくるを演じていた後藤邑子さんが『さよなら絶望先生』では長門有希的クールキャラの小節あびるを演じたり,ベテランの矢島晶子さんでも色っぽい女性の声からクレヨンしんちゃんまで声質の幅が広い。野中藍さんみたいに声質のわかりやすい人だとアイドル声優だと揶揄されたりするし…なんでやねん。
まあ,私の耳力が貧弱だから聞き分けられないといわれればそれませでですけどね。若本規夫さんとか大塚明夫さん,子安武人さんのように「あの声」が求められて起用される人はさすがにわかりますが…。山寺宏一さんみたいに100の声を使い分けても個性が出せる人ってすごいですよね。とりあえず神谷浩史さんとか宮野真守さんとか露出の多い人の声から耳になじませて聞き分けられるようにしていきましょうかね。

『テレパシー少女蘭』アニメ自体は,第3話の放送で,やたら能力の高い敵が姿を現して激しい戦いを演じていました。中学校の屋上で対決し,圧倒されてまさに倒されそうになったときに,他のエスパー少女が助っ人に現れるというまさにプリキュアパターン(もっと昔からある展開ですけど)。ショートの快活な主人公と黒髪ストレートのパートナーという組み合わせも王道ですね。
主人公の磯崎欄がパートナーの名波翠(友達宣言したばかり)よりボーイフレンドの綾瀬留衣(幼なじみ)とずっと仲良しっていう設定も低学年向けじゃなくて笑えます(最近高校生くらいのカップルが町中を歩いているのを普通に目にしますけど,ほんの2,30年前は中学・高校生が異性の2人で一緒にいるって結構恥ずかしいというか目立つ存在だったものです)。やたら大きな強敵との対決が終わって今後はどのような展開になるのかと思いましたが,とりあえずは小事件を解決していくまったりとした話が続くのでしょうかね。

このアニメ,『絶チル』と同じく超能力少女が事件を解決する話でしたが,人を操る能力を持った謎の強敵が登場するという点で『二十面相の娘』とも似てるなと思いました。
絵柄もけっこう似てると感じましたが,これは最近のスタンダード的な画風といえるかもしれませんね。

とにかく,見て損はない,深夜録画しても見るべき
今のイチ押しアニメが『二十面相の娘』

ですが,書き出すと時間がいくらあっても足りないので
とりあえずここまででUpしておきます。


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絶対可憐チルドレン〈解禁〉ガイドブック (少年サンデーコミックススペシャル)

椎名 高志
小学館

Over The Future(初回限定盤 DVD付)

可憐Girl’s
Geneon =music=
※小学生の「可憐Girl’s」が歌うアニメ主題歌

絶対love×love 宣言!!

ザ・チルドレン starring 平野綾&白石涼子&戸松遥
GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M)
※主演の声優三方が歌う第1クールエンディング主題歌

二十面相の娘(1) (MFコミックス)

小原 愼司
メディアファクトリー
『コミックフラッパー』連載


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2 コメント

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大作主義 (Q@N ザ! デイリーさくら)
2008-07-06 22:25:14
俺は「(有)椎名百貨店」けっこう
好きでしたね。ま、次が「GS美神」
なのが大当たりの訳なのですが。

今のところレビューの為、見てるのは。
「マクロスFrontier」
「スレイヤーズREVOLUTION」

……ですね。いかにも大作主義ですな。
返信する
小作主義 (^^;) (d_d-)
2008-07-06 22:56:07
Q@N ザ! デイリーさくらさん
コメありがとうございます。

初期の4コマ,面白くて僕も毎週読んでたんですけど,やはり先行の作者と芸風がかぶって見えたのと,当時の自分としては「器用な人間がうまいことやってる」感があって素直に評価できなかったんですね。
椎名作品は『GS美神』の大ヒットの後,『MISTERジパング』でSFと歴史物の融合と主人公の悩みや葛藤をまとめ上げるというかなり芸術性の高い路線に挑み,やや消化しきれずに力尽きた感があっただけに,その経験がしっかり糧となって精神性と娯楽性を両立させた『絶チル』に結実したと,けっこう感慨があったりします。

大作…私もガイナックスの娯楽作とか見たいと思うんですが,最近SFの世界観に入り込むのがしんどくて早々にあきらめちゃうんですよ。視聴体力がないといいますか…。もったいないと思うんですけどね
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