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2008M-1GP・NON STYLEがV

2008-12-22 00:15:18 | お笑い
若手漫才日本一、今年のM-1は「NON STYLE」(読売新聞) - goo ニュース

オートバックスM-1グランプリ2008

M-1グランプリ(ABC朝日放送)

NON STYLEのお二人,
大阪で賞6冠・レギュラー9本を捨てての東京進出・M-1挑戦
路上漫才魂での制覇,
おめでとうございます。

本戦出場者(出場順)
1.ダイアン(よしもと大阪 2000年 西澤裕介・津田篤宏)
2.笑い飯(よしもと大阪 2000年 西田幸治・哲夫)
3.モンスターエンジン(よしもと大阪 2007年 西森・大林)
4.ナイツ(マセキ芸能社 2001年 塙宣之・土屋伸之)
5.U字工事(アミーパーク 2000年 福田薫・益子(ましこ)卓郎)
6.ザ・パンチ(よしもと東京 1998年 パンチ浜崎・ノーパンチ松尾)
7.NON STYLE(よしもと東京 2000年 石田明・井上裕介)
8.キングコング(よしもと東京 1999年 西野亮廣・梶原雄太)
9.【敗者復活戦勝者】
   オードリー
(ケイダッシュステージ 2000年 若林正恭・春日俊彰)

※「よしもと東京」はよしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京の略
 「よしもと大阪」はよしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪の略

初戦内容と点数
1.ダイアン
  サンタクロースを知らない西澤に津田が教える。

  サンタを知らないというかなり珍しい人間をキレ気味に演じるという
  内容だったので,トップバッターでやるにはかなり不利。
  始まってしばらくはかなり不穏な雰囲気だったが途中から
  尻上がりに調子を上げ,爆笑の中フィニッシュ。
  「ファナスティ」って,いかにもクリスマス関連の言葉で
  ありそうだよな…イタリア語圏とかで。
 <島田紳助>最初85点にしようと思ったら最後の2分で
  (徐々に)1点ずつ上がってこの点(89点)になってもた。

  619点と高得点でスタート。私の採点は87点(基準点)


2.笑い飯
  闘牛ネタを交互にやると見せかけて,突然当たり屋ネタに。

  最初の「いつも代わってくれるもんな」で笑いをとれるところは
  7年連続決勝進出の強み。さらに構成をひねって見る側の
  油断を見事に突いてきた。あの名フレーズ「ええ土やー!」に続き
  今回は「この店で散発したことあるー!」w。
  (今回は楽しくやれたと西田。前回トップバッターだったことで全然楽しくなかったとのこと)
  <オール巨人>何度も出てると強みも弱みも出てくるが,その
  弱みを逆手にとって新しく見せて,すごくわかりやすて面白かった。

  ※d_d-は93点,審査員は637点→暫定トップ。


3.モンスターエンジン
  ハリウッドのSFアクション映画

  漫才って,ネタだけじゃなくてテンポや間がすごく大事なんだと
  改めて思い知らされた。最初なんかズレたところで笑っちゃったし
  (チョイ役で大林と共演している西森が,主役を食うくらい
  存在感があるってネタが,逆だと思ってた),モンスターの
  演技とか,個々の笑わせポイントはしっかり面白いのに
  連動して場のテンションを高めていかない。
  ポテンシャルの高さは感じたけれど場に呑まれたか
  必死っぽく見えてしまった。
  <渡辺正之>すごく落ち着いているように見えました。(ホントかよ)
   コント以外(の漫才形式での演目)で初めて見ました。
   面白かったです。1つ1つのネタの前振りがちょっと長かったかな。
 <中田カウス>このネタほしいですね。
   エイリアンの寿司屋は開業してほしいです。
  (大御所ポジションの審査員はこんな好々爺コメントが)

  ※d_d-は85点,審査員は614点3位だけど残念暫定最下位。


4.ナイツ
  ヤホーで調べました・宮崎駿アニメ

  寄席出身だったのか…道理で先週『笑点』にも出てたわけだ。
  今回も強烈。というか,「メガネ」がツボで,
  「城」でテンションが下がるって細かいネタできっちり
  会場をのせていく推進力はすごい。(キーワードが出ると
  態度が変わるというのは「3の倍数でアホになる」とも通じる。
  決して真似という意味ではなくね)。で,また適度に下を
  入れてくるのが彼らの(ていうか塙氏の)強みなんですが
  今回も「痴女の宅急便」「紅の牝豚」「事をすませば」と3連発で
  畳みかけてきましたw
 <大竹まこと>最初の「ヤホー」で,「こいつ大したことないな」って思っちゃうんだけど
  それがこいつらの手なんだよな。卑怯なんだよ。
  (今田「卑怯じゃないです」土屋「適当にやってるわけじゃないですから」)
 <松本人志>「こいつら一体いくつボケを入れてくんねん?!」って思ったね。
  最終決戦も見たいなー。
  (塙「37本だと思います」ちゃんと数えてあるのか?!)

  ※d_d-は90点,審査員は623点で笑い飯を抜いて暫定トップ。

5.U字工事
  栃木県 磯山さやか・妹結婚 等

  栃木ローカルネタだけでこんだけドッカンドッカン
  笑わせてくるとは正直想像をはるかに超えていた。
  『レッドカーペット』より当然長い4分の持ち時間でいったい
  どうやってもたせるんだろうと思ってたけど,
  引き出しがここまで多いとは。
  「埼玉住むなんて夢みたいなこと言ってんじゃねーよ!」
  って,すごすぎる…w。
 <上沼恵美子>初めて見たけどファンになりました。
  短髪の彼。関西で栃木とか茨城とかわからない私にも楽しめる
  漫才で。来年のオートバックスのCM,見えました
  (笑い飯にも同じこと言ってたやん!)。
 <紳助>各審査員,点数バラバラですけど,これはもう好みですわ。
  初めて見る人も多い中,皆レベルが高くて,好みで差をつけるしか
  ない,それくらいの状況。

  ※d_d-は85点,審査員は614点でモンスターエンジンを抜いて暫定3位。


6.ザ・パンチ
  ニュースキャスターになりたい

  審査員が点数を入れる前に司会の今田氏が「緊張してた」
  「いつもはもっといいんだけど」と思いっきり潰し。
  テレビで見る限り,緊張は確かに伝わってきてたけど
  これまで見たネタとそれほど明確な違いはないように思ったのですが
  会場の雰囲気的にはもっと強烈にスベってたんでしょうねぇ…。
  そもそもあのスタイルでどうM-1を戦うのよという危惧が
  私としては当たってしまったというところ。
  番組エンディングでの酷い扱いといい,鈴木おさむ氏が目をかけていた
  ということ,今年がラストチャンスという“ストーリー”が逆に
  ひっかかってしまう出演となってしまいました。
 <身もフタもないコメントだったので審査員の声は略>
  ※d_d-は85点,審査員は591点で唯一の600点割れ。


7.NON STYLE
  溺れている少年を助ける

  すごく上手い。能力は抜きんでている…というか,
  テンポとわかりやすさボケの数など,関西の賞総なめの実力は
  存分に発揮,見せつけてくれたと思います。
  ただ,僕個人は石田氏の演じたようなおちゃらけたキャラを
  見るとイラッとくるたちなんで,慣れるまではちょっと
  あの世界には入れないところが。(その点,ザ・パンチの初見
  のときはツッコミが強烈なのでゲラゲラ笑えたんですよね)
  今回のNONSTYLEのネタではイラッとはしませんでしたが
  引きながら「うまいなー」と見てたってところです。
 <上沼>大阪で私の番組もよく出てるんですけど,
  本当,フリートークおもんないんですよ。
  漫才やったらこんなおもろいんや…。
 <紳助>俺も,朝の番組出てるとこ何度か見てるけど,本当に
  おもんないねん。こいつら絶対売れんと思ってたけど,
  今回一番の衝撃でした。
  (「誉められてるのに,心に突き刺さるものが…」w)

  ※d_d-は89点,審査員は644点で暫定トップ!
  と同時に最終決戦進出決定!


8.キングコング
  ヒーローインタビューのインタビュアー

  すごく面白かったんだけどなー。
  梶原氏のコミカルな動きを交えたボケの数,テンポ,
  西野氏のツッコミも去年の最終みたいなキレすぎることも
  なく,「お口チャックマンか!」スベりネタもきっちり計算して
  組み込まれて,最初から最後までいい感じで成立した漫才だったと
  思うんですが,審査員は恐ろしいほど冷淡でした。
  正直,ますだおかだが優勝したときより上だと思うくらいですけどね…。
 <巨人>1つ1つのネタに行くまでの前振りがちょっと長かったか…。
  去年のM-1で3位に終わってすごく落ち込んで
  心配してメールしたら「次のM-1に向けて頑張ります」。
  その意気込みはよかったんだけど…,頑張り方は認めます。
 <カウス>うまいんですけどねー。
  頭で漫才してたんとちゃうかなー。
 (梶原「同じこと思ってましたねー。ハートが全然ついてこなくて」
  去年は西野氏が周りを見れてない言動で浮いてましたけど
  今年はなんか梶原氏が率直すぎてあれっ?と思いました。
  「今でもサンドウィッチマンが憎いです」とか「今年はピエール瀧
  さんがいないんでちょっと楽でした」って。そこまでホームじゃないだろ)

  ※d_d-は94点,審査員は612点で8組中7位。
   要するに「お前ら売れてるんだから出てくんな」ってことなのかな…?


9.オードリー
   家探し

  いやー,敗者復活戦のメンバーの中では彼らに出てきてほしかった
  けど,まさかあの組数の中から勝ち上がってくるとはね~。
  ラストに登場できる敗者復活組の有利さを差し引いても
  最終決戦進出は文句なしの漫才でした。最初の3往復くらいの
  やりとりは失笑で始まる彼らの漫才なんですけど,
  1つ1つのネタが外れなくどんどん笑いのテンションが
  上がっていくあの流れはまさに去年のサンドウィッチマンの
  再来でした。ただ,9組中トップのあの点数はちょっと下駄かな?
 <大竹>こんな漫才見たことない。噛んで面白いってどういうことだよ?!
 <紳助>僕はあまり評価しなかったんですけどね。
  昔見た,いやなのりおよしおを思い出して。(今田「これは
  誉め言葉ですよ!」春日「うィ♪」)
 <松本>(見ているうちに)どんどん面白くなって
  最後には(胸につけてるエントリーナンバーの)「4431」まで
  面白くなってしまって…「何つけとんねん?!」って。

  ※d_d-はナイツと並んで95点,
  審査員は649点で全9組中トップ!


決定戦演技順と結果
1.ナイツ      ヤホーで調べました・SMAP
2.NONSTYLE 廃病院探検
3.オードリー    選挙演説





中田カウス→オードリー
大竹まこと→オードリー
オール巨人→NONSTYLE
渡辺正行→NONSTYLE
上沼恵美子→NONSTYLE
松本人志→NONSTYLE
島田紳助→NONSTYLE


今回は,本当,どの3組が勝ってもおかしくない最終決戦でした。
ナイツ「1回やってるんで今度はお客さんの顔を見てやれます」と
語ったとおり,最初の演目の内容を受けて「子どもだけじゃなくて
若い女性の人気もほしい」ってつかみでプッと笑いを誘い,
「稲垣くんは目が悪くて,ふだんは…」メガネがツボというネタを
ここでまた復活させる(しかもSMAPの5人のうち稲垣君の話題はこれだけ)
にくい構成。また地デジ→痔という下ネタもしっかり盛り込んできやがるしw

7人の審査員で1票も入らなかったのはなんだかなーという気も
してしまいますけど,好みだったと思うしかないですね。
(じゃあ,来年以降どうするんだよ?)

NON STYLEは,怖い廃病院の探検というホラーネタと
ボケまくる石田氏というギャップが絶妙。
石田氏の自分へのツッコミがまたムカツクという構成がまた…。

オードリーは…
ネタ選びでしくじったんじゃないかな~。
爆笑オンバトで7連敗の後2連勝したネタなんで
「勝ちネタ」という認識があったのかもしれないけど
正直あのときも見ていて苦しいところがあったのが否定できず。
賞を獲りにいくなら,最初のネタと同じ,バッチンバッチン
殴り合うテンポのネタでいけば,初戦1位の“貯金”が
生かせたのに…。
本人たちからしてみれば,敗者復活戦も合わせて
今日3本目のネタだから,同じパターンはしづらかったのかも
しれないけど,初登場なら特に同じネタで押すのが有効なところ
千載一遇のチャンスを逃しちゃったかな…。
まあ,彼らには来年もありますから,そのときは有力候補としての
位置からの参戦になるわけですし,頑張ってください。


というわけで,NONSTYLEのお二人,優勝おめでとうございました。

2005年:第26回ABCお笑い新人グランプリ審査員特別賞
2006年:第35回上方お笑い大賞最優秀新人賞
2006年:NHK新人演芸大賞・大賞(演芸部門)
2006年:第41回上方漫才大賞優秀新人賞
2006年:第4回MBS新世代漫才アワード優勝
2007年:第9回爆笑オンエアバトルチャンピオン大会優勝

に続いての7冠目ということになるそうで。

<紳助>僕の中の圧勝でした。
<松本>フリートーク苦手なんやて?「すべらない話」で会うことないんやなー。
<上沼>私の中で圧勝でした。あとはフリートークやね!
<巨人>何年も前から決勝に出てきておかしくない実力やった。
   今回,直してほしかったところ全部直してきてくれた!


明日からのさらなる飛躍を期待します。

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