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M-1に新しい歴史・敗復サンドウィッチマンV

2007-12-23 23:12:42 | テレビ等
オートバックスM-1グランプリ2007
 ※アクセス集中のためサイトを縮小中。なるほど。
  去年まではこのくらいの時間帯重くてほとんど見られなかったもんな。


M-1グランプリ(ABC朝日放送)

いや~,すごい戦いでした。

本戦出場者(出場順)
1.笑い飯(吉本興業 大阪)
2.POISON GIRL BAND(吉本興業 東京)
3.ザブングル(ワタナベエンターテインメント)
4.千鳥(吉本興業 大阪)
5.トータルテンボス(吉本興業 東京)
6.キングコング(吉本興業 東京)
7.ハリセンボン(吉本興業 東京)
8.ダイアン(吉本興業 大阪)
9.【敗者復活戦勝者】サンドウィッチマン(フラットファイヴ)

初戦順位と決勝登場順
1.サンドイッチマン →練習したいので決勝は3番目で。
2.キングコング →2番目。
3.トータルテンボス →1番!
4.ハリセンボン →敗退ショックで箕輪はるか失神w

決定戦結果



中田カウス→トータルテンボス
大竹まこと→キングコング
オール巨人→サンドウィッチマン
ラサール石井→トータルテンボス
上沼恵美子→サンドウィッチマン
松本人志→サンドウィッチマン
島田紳助→サンドウィッチマン


決勝は…サンドウィッチマンが敗者復活の勢いを
本戦トリでの登場でそのまま活かしてトップ通過,
(街頭インタビューのネタ,1ネタ1ネタきっちり
 笑いをつかんでいました)
決定戦でも完全に会場の空気をつかんだ見事な優勝でした。

トータルテンボスもキングコングも下馬評どおりというか
格・実績上位であるところを見せ決定戦進出,
決定戦でもきっちり完成度の高いネタを見せてくれましたが
若干空気を掴むのに苦労した感がありました。
滑ってはいないんですが,空を切ってなかなか掴めないような
雰囲気があって…M-1はいつも独特の緊張感というか
出場コンビたちが異様なプレッシャーを背負って演技を
していることは評判ですが,会場も,笑い声こそするものの
うっすらとベールに包まれているような静かな緊張感が
あったのかもしれません。

トータルテンボスの旅行会社の社員ネタも
すごくよかったのですが,頭ではネタがわかるのだけど
客の笑いが演技の流れについていけない感じ,
最後の店員と客のシャッフル場面なんて場があったまってたら
笑い飯の最盛期ごとくドッカンドッカンいってたでしょうに。

キングコングの台風レポーターネタ,
動きの大きいシチュエーションを最初に提示してしまったから
自分で笑いのハードルが上げてしまった形に。
また,西野氏のツッコミのテンションが高すぎて
かけあいの歯車が微妙にずれ,見るほうとしては
やや引いてしまった感も。

サンドウィッチマンはピザの宅配ネタで
初戦同様,1つ1つのアクションできっちり笑いを拾って
いきました。
「ピザ遅いぞ!1時間たってるぞ」
「迷ってたんです」
「1本道だろ!」
「行くかどうかで」
最初のつかみで勝負は決まっていたのかもしれません。

それにしても,7回目にしてM-1史上初の
敗者復活戦からの優勝。
プロ野球でもプレーオフ(今年からクライマックスシリーズ)勝ち上がり
からの勢いのすごさ,セ・リーグ2位から3位タイガース,1位巨人を
倒したドラゴンズの強さを日本シリーズ・アジアシリーズで
見せつけられたわけですが
お笑いの世界でも見事シンクロした形ですね。

さらに,単純に優勝した彼らの快挙というだけでなくて
M-1という大会自体にとっても大きな節目となりそうです。
第1回の中川家は出場者が皆いやがるトップバッターでの登場で
完勝する横綱相撲,
第2回のますだおかだはM-1の吉本支配をささやく一部の
評判を払拭する松竹エース(10年目ラストチャンス)の優勝,
第3回のフットボールアワーは前年初戦1位(私の印象では決定戦も
一番面白かった)コンビが雪辱の優勝(キャッチフレーズは「悲願」)。
だが決定戦での圧倒的な存在感を見せた敗者復活のアンタッチャブル
の存在でかすみかねないくらい苦戦の末の優勝
そして翌年第4回には「悲願の正面突破」のキャッチフレーズのもと
アンタッチャブルがきっちり優勝…

つまり,「10年以内のコンビなら何回でも優勝したらええ」
「敗者復活からの優勝も劇的でええやないか」

という建前とは別に,漫才の頂点を決める大会,
若手芸人コンビの登竜門として
「優勝コンビは翌年以降の出場を自重」
「決勝までに周知徹底できない敗者復活組に勝たれて
 『誰それ?』となると困るので強力な敗者復活コンビは
 出直して翌年の本命になってもらう」

といった大人の事情が見え隠れしてきたものです。
(まあ優勝コンビの再出場については,優勝で別格のステイタスを
 得た優勝者が再び最初から挑戦することのリスクが大きすぎる
 というのが本当のところでしょうけど)


ところが,昨年はアマチュアの変ホ長調が決勝進出を果たし,
2003年の優勝者フットボールアワーが再挑戦。
そして今年,ついに敗者復活組からの優勝者が現れることに。
かつては各審査員,「一番面白かったのはこいつらなんだけど
今ココで優勝すべきなのはこっち…
他の審査員がこっちに投票してくれれば自分はこいつらに
投票するんだけどなぁ…」
みたいな葛藤があってんじゃ
ないかな~という感じでしたけど。
※当日の予定は空いているが,今年も出るのか?と(暴)問題が
 危ぶまれていた中田カウス師匠が今年も大御所枠に鎮座。
 一方,印税問題などで吉本脱退の洋七師匠の姿はなく,
 紳助委員長が口説いた上沼恵美子氏が登場。
 うまいコメント言えないと評判落としますし審査員のなり手が
 なかなかいないというのもわかります…。


それにしても当初は生放送での不手際が目につき
それがガチンコの臨場感を産みつつも逆にあやしさを感じさせる面も
あったm-1でしたが回を重ねて細かいシステムの整備が進み
透明度も増してきた感があります。
ただ,前もって7人の審査員が投票して,一斉に開けるといいながら
最後に開く紳助氏の票は6人の票が開いた後その場で決める,
セーフティネットになっている(たとえば3対3になったとき
大会的に望ましいほうを優勝させる,また,3対3対1で
同票になることを避ける)のではという疑いは今ももってますけどね
(番組的にはそのくらいの裏技はやって当然,むしろやるべきと)。

M-1も年数を重ねて年末の一大イベントとして
完全に軌道に乗り,過去の実績が準決勝レベルでも
(もともと業界内では翌年の仕事が増えるなど大きな影響力が
あったようですが)カウントできるようになったのではないでしょうか。
私はサンドイッチマンは初見でしたけど(ボケの富澤氏の顔は
見覚えがあるような気がするので爆笑オンエアバトルかどこかで
見たのかも?),2005・2006年準決勝進出の実力が
今回の敗者復活からの初決勝戦登場という
シチュエーションでも発揮されたということでしょう。

最後の結果を待つ時点での一言が「夢心地です」
決定戦で優勝を手にしての一言は期待通り
「…夢心地です」
「上京して9年になるんですけど,2人で同じアパートに
 住んでるんですよ。ですからこれを機に
 2人でマンションに引っ越します!」

栄冠を手にしたサンドウィッチマンのお2人の
来年以降のさらなる飛躍を期待します。

サンドウィッチマン 公式ページ

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4 コメント

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凄かった!! M-1 (ゆげやかん)
2007-12-24 08:39:39
いや~、
M-1は面白かったですねぇ~~!![爆笑]

トータルテンボス、
僅差で敗れたのが残念…[涙]。

面白かった事には変わりないのですが、
サンドウィッチマンが上回っていた…。


そのサンドウィッチマンは、
名前意外全然知らなかったのですが、
それが面白さを呼び起こした感もあって、
優勝には納得です[ピシャリ]。

これから、
サンドは仕事がいっぱい舞い込みますよ[多忙]。


そうそう、
『アメトーーク』は御覧になられましたか?[Watch]

M-1芸人というくくりでした。

優勝したら、
生活が全然変わるとか…[激変]。

そう考えると、
サンドの1000万円の使い道、
そして、
今後のギャラ次第で、
ウハウハ生活間違いなしかも???[ウキウキ]


来年も楽しみです!![期待]

宜しかったら、
僕のブログにもいらして下さい[Please]。

今年のM-1丸ごと評論しています。
返信する
Unknown (スポーツ瓦版)
2007-12-24 12:57:19
TB有り難う御座いました。

僕も1度だけ見た記憶あり印象に残ってるんですけど予想外でしたが
面白かったですね。
返信する
コメントありがとうございます (d_d-)
2007-12-24 15:01:32
■やかんさん
アメトーク,ここんとこ「M-1挑戦芸人」とか「M-1」芸人とか似たようなテーマが続いていたので全部カバーできているかどうかわかりませんが,たぶん見ました。

ブラックマヨネーズの小杉氏はけっこうもてる(女癖が悪い)けど吉田氏のほうはM-1優勝しても全然もてなくて,ホテルで女の子に拒否されて「俺はM-1優勝者やぞ!」とキレてたという話を暴露されてましたね。サンドウィッチマンのお二人の神懸かりのような優勝はブラマヨが優勝したときの爆発力にそっくりと思うので…来年以降が本当の勝負の年ですね。
(ブラマヨに先を越された形のチュートリアルは今,前年優勝者ゲストで客席にいてもオーラが全然違うもんなぁ…普通人キャラの福田氏でさえw)

■瓦版さん
一度見ただけで印象に残るとはやはり芸人としての強さを持っていたんですね。紳助氏はじめ4人の審査員も「今回はこいつらが勝つべき」と確信を持っての1票だったのでしょう。
返信する
Unknown ( )
2008-01-28 16:46:26
爆笑オンエアバトルにサンドウィッチマンは出てませんよ
返信する

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