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私は『あらびき団』芸人にお笑いで勝ったことがある

2008-08-30 10:22:34 | テレビ等
TBS深夜の芸人発掘番組『あらびき団』
芸能界でもこの番組のファンだという人が少なくなく,人気のようです。
私も最初見たときは,ひたすら痛いだけの売れない芸人をいじり倒したり,既に売れている芸人さんが普通のテレビ番組でやれないようなでたらめなパフォーマンスを好き放題たれ流すだけの番組かと思ってましたけど,粗削りの中にかなり光るものもありますし,カメラワークや編集,司会2人(レフト藤井=藤井隆さん,ライト東野=東野幸治さん)の容赦ないツッコミもあって,“規格外”の芸人たちをまとめて笑いにもっていくパワー(とテクニック)があります。
※それにしても,藤井さんて「サルくん」とか
 「マシュー」とか「2チャンネル君」とか,
 キャラ設定つきでテレビのMCをすることが多いのは
 何故なんでしょうね?


で,出演するあらびき芸人たち,
「エアあやや」のはるな愛さんのように今テレビに
出ない日はないほど売れまくってる例もあるものの
ほとんどは『あらびき団』以外ではウケなさそうな
芸風(?)のように思えたりもするのですが
ここ最近,毎回まともに見るようになってみると
深いというか考えさせられるというか
なかなかあなどれないものがありますね。

お盆の週には
有名人がもう一度見たいあらびきパフォーマーBEST3
と題して3組の著名人・グループが推薦する
あらびき芸人計9組を紹介してましたが,なかなかなかなか…

Perfumeが選んだあらびきパフォーマーBEST3

 3位「チーム秒殺」

 2位「鳥居みゆき」

 1位「モンスターエンジン」


「Perfumeのことをよく知らない」など,いつもにも
ましてぶっちゃけトークのレフト東野,
チーム秒殺のVに対しても「司会いらんやろ」
「なんで他の秒殺メンバーが笑ってるシーンを
俺らが見なあかんねん」などごもっともなツッコミ連発。
でも,COWCOWや世界のナベアツなど実力派芸人の
一発芸,ほかの場でやってたらけっこうウケそうなネタぞろい。
「「俺カッコいいだろ」と言わんばかりの表情が素敵」という
“Perfumeの推薦コメント”も含めて
わざとくだらなく見せてるのかと思うと
演出方法の妙に考えさせられます。

2位はご存じ鳥居みゆき
私はイッちゃってる系の芸人は苦手なんで(まして女性)
ようやく慣れて面白くなってきたところなんですが
この番組は「彼女とカメラワークとの勝負」的な妙味が
あるわけですね。

そして1位のモンスターエンジン
いや~,お目が高い!
最初,なんか異色の芸風にあっけにとられちゃって
ゲラゲラ爆笑を誘うネタじゃないんですが,
あのマジ演劇ふうの「神」コント,あの味は
じわじわきますね,ハマリます。
かかとを浮かせたすました立ちポーズ,
ハスキーに出す声,真面目な口調で語る“神”セリフ
笑いをとろうと思ったら普通ありえない,
シュールとかいう言葉で片付けたくないですね。

子どもの頃,キン消し(私はウルトラ怪獣でしたが)とか
人形を使ってシチュエーション一人小芝居とか
やったことありません?なんかその感覚を思い起こさせて
くれるというか,違った意味での「懐かしさ」があったりします。

Perfumeのコメントも「ラジオ番組でパクらせて
もらってます」とありましたけど,
女の子が仲間内で「わたしは神だ…」
「お前はメンフィスか」なんて,この小芝居を
やってるとこ想像したら,たまりませんな!かわいくて。
『ガラスの仮面』(←お芝居)か,
『王家の紋章』(←メンフィス)か?!っつー話ですよ。


DAIGO率いるBREAKERZが選んだあらびきパフォーマーBEST3

 3位「メグちゃん」

 2位「ふとっちょ☆カウボーイ」

 1位「ガリガリガリクソン」


この回の放送,冒頭で「桑田佳祐さんがラジオ番組で
『あらびき団』を誉めていた」という前振りがあったため
「アーティストが選ぶ」で登場するのがSASじゃないか
と妙に期待してしまい,それがBREAKERZだとわかると
異様にMC2人のテンションが下がってしまうという
トホホな展開(わざとだろ)。

3位のメグちゃん
見る度に痛い。痛々しい。本人も当然自覚していて自虐ギャグの芸風にカテゴライズされると思うのですが,彼女は現在休業に入っちゃってるとのこと。結局私はこの痛さに慣れずじまいです。

2位のふとっちょ☆カウボーイ
甲高い声で「パン☆パーン!」と叫び,たるんだ腹を執拗に露出して,ベタな自虐メタボネタを連発して…「なんだコイツ?!」しょうもないなーと思いつつも,何度と出演を重ねる彼を見ていると,この「しょうもないなー」が「しょうがないなー」に変わってくるんですね。よくできてるんですよVTRの演出も彼のキャラを最大限に引き出す料理のしかたをしているし,本人のパフォーマンスもただバカやってるんじゃない,ちゃんとわきまえてるのがわかってくるんですね。この回の放送でも登場の演出でちょっとした騙しをして,視聴者をバカにするパントマイムをしてみせたりして「こいつムカツク~」と思わせるけど面白い。しまいにゃ決めゼリフの「メタボ,リック!」をテレビの前で一緒に唱えてしまいますわw

1位のガリガリガリクソン
「はい,今笑ったやつエロいー」←笑わねーよ。
「はい,半々ですね」←一割も笑ってねーよ。
「僕コロコロじゃなくてボンボン派なのにー!」←知らねーよ。
しかし,あの「ザイ!ゼン!直見が大好きです!」はたまりませんね。脈絡もなく,満面の笑みでポーズをつけて,心にもない告白を。なんなんだあれはと。
あのセリフがパッと一発で思いついたのか,「財前直見」から徐々に組み立てていったのか,興味あります~。


東国原英夫・宮崎県知事が選んだあらびきパフォーマーBEST3

 3位「アイヒマンスタンダード」

 2位「風船太郎」

 1位「安穂野香」


そのまんま東“師匠”は,大人(オトコ)の哀愁ただようパフォーマーがお気に入りのようですね。
「だだすべりセヨ~」「緊急事態セヨ~」…私は基本的にすべり芸は評価しない(以前ダイ○ジに対してこんなものTVでやるなと怒りを覚えたことがあります)のですが,アイヒマンスタンダードの場合は…どうでしょう。けっこうすんなり受け入れられたように思います。韓流スターの妙に媚びた物腰など,ふだん気付かない「空気」を掘り起こして身にまとい,それをすべて抱え込んでオトシているところが見る者の感情をくすぐるのかもしれません。

風船太郎さん,毎回毎回ギリギリうまくいかないところにゴールを設定して,必死にもがいた挙げ句にパーンと派手に(無様に)はじけて失敗するという芸ね。最初これがわかんなくて何毎回失敗ばかりしてるんだ,一体いつになったら成功するんだと思ってたんですけど大間違いだったんですねw。

__
あらびき団 presents 安穂野香
よしもとアール・アンド・シー
安穂野香さん,名古屋のセーラー服おじさんとして街頭パフォーマンスを続けて20余年(当時から頭髪はあんな感じでした),この番組で全国的に“発掘”されDVDデビューという大開花を果たしたわけですが,この番組のVでの悪意たっぷりのwいじられ方を「自分のいい所も悪いところも引き出してくれる」真摯に受け入れる謙虚で温厚でポエジーな人柄が,パフォーマンスに,また本業(音楽教室教師)に実を結んでるんでしょうね~。
ついに彼の時代が来た?!AnHonoka(5/26)
セーラー服おじさん 安穂野香 オフィシャルサイト
http://www.ningendaigaku.com/sailor.html


TBS「あらびき団」

Wikipedia「あらびき団」

お笑いでリフレッシュ、ポスト井川へ安藤“必笑”態勢 (ZAKZAK 2008/04/19)
「ハマッているテレビ番組があるんですよ。お笑い番組の『あらびき団』。これから出てきそうなお笑い芸人が、一芸を披露するやつです。面白いですよ」

しょこたんぶろぐ : あんほのか
  ※中川翔子画伯による安穂野香氏の似顔絵掲載

「それは、ネタじゃない」“あらびき芸人”の苦悩と野望(日刊サイゾー)


,今回のタイトル「私は『あらびき団』芸人に
お笑いで勝ったことがある」
ですけど,
実は私,ふとっちょ☆カウボーイの高校時代を知ってるんです。

中部日本放送で平成元年~6年にかけて月~木の夜9時から
放送されたラジオ番組『冨田和音株式会社』
中部ローカルながらレベルの高いハガキ職人がネタを競い
個性的で熱狂的なイベント,数々のトレンド発信など
全国区でも知る人ぞ知る存在だったわけですが,
注目を集めたイベントの1つが
同番組「副社長」の伊集院光さんと
同番組「花の係長」岩井富士夫ディレクター
(『ノブナガ』『ヒデヨシ』『イエヤス』『ハイパーナイト・
 ペナルティのゴックンでございます 』プロデューサー)の肝いりで
開催されていたコント大会

これに,当時高校生のふとっちょ☆カウボーイこと
竹田淳
くんが,高校の友人と組んで出場してたわけです。
いや~,面白かったですよ。
あのコンビ「ベガーズ」が繰り出すショートコントは。
すっきりわかりやすいし,相方の西原君のツッコミもテンポよかったし。

出場参加者が中学~大学生の番組リスナー中心とはいえ
圧倒的な強さを誇ってまして,90年~93年の間に
つごう6回開催されたうちの
第1回・第3回・第6回と優勝,第2回には準優勝と
まさに“冨カン(同番組の略称)コント大会の顔”だったわけです。
(第4・5回は優勝以外の賞はなかったので実質準優勝という見方も)

で,ここまで書けばおわかりですね。
彼らベガーズが優勝できなかった3回の大会,
その3組の優勝者のうちの1人が私なんです。

あのとき私と組んだ相方の1人は高校卒業後すぐ上京して
伊集院さん付きの放送作家としてバリバリ稼いで…
いや,今思ってもすごい番組に
(リスナーとしてですけど)かかわっていたものです。

と,自慢したいので,
ふとっちょ☆カウボーイ!(あえて呼び捨て)
もっともっと頑張って活躍してよ!




ふとっちょ☆カウボーイのパン!パーン!!!(本人ブログ)

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コメント (4)
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