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毎日新聞変態ネット記事「おわび検証」

2008-07-21 08:45:47 | ニュース
毎日新聞の変態ネット記事問題,今頃になって本紙朝刊に
おわび記事を載せたそうです。
ネットの毎日新聞ページもトップページで以下のような
「謝罪」を記した画面が表示されるようになっています。
http://www.mainichi.co.jp/home.html#02

掲載紙面のPDF→1面22面23面

ですが,要は
「普通の(広告出しても大丈夫な)英文サイト始めます」という
リニューアルの挨拶にしかたなく方便としてつけているだけ
のようなもので評価できませんね。

スポンサーもこんな「謝罪」でみそぎが済んだと思って
広告出稿したりすんなよ!

2008年7月20日
英文サイト出直します 経緯を報告しおわびします

 毎日新聞社は英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に、極めて不適切な記事を掲載し続けていました。内部調査の結果を22、23面で報告します。日本についての誤った情報、品性を欠く性的な話題など国内外に発信すべきではない記事が長期にわたり、ほとんどチェックなしで掲載されていました。多くの方々にご迷惑をおかけしたこと、毎日新聞への信頼を裏切ったことを深くおわびいたします。監督責任を問い、総合メディア事業局長だった渡辺良行常務らを20日付で追加処分しました。

 皆様からいただいた多くのご批判、ご意見や内部調査で分かった問題点、有識者による「開かれた新聞」委員会の指摘を踏まえて再発防止のために次の措置を講じることにしました。

 8月1日付で「毎日デイリーニューズ」を新体制に組み替え、新編集長の下で9月1日からニュース中心のサイトに刷新します。新たに社説や「時代の風」など著名人による評論を翻訳して掲載し、海外の日本理解を深めるべく努めます。同時に西川恵専門編集委員を中心にベテラン国際記者らによるアドバイザリーグループを新設し、企画や記事の内容をチェックする体制をとります。

 今回の問題で失われた信頼を取り戻し、日本の情報を的確に海外に発信する英文サイトを再建するため、全力を尽くす決意です。

毎日新聞社
再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします


 毎日新聞社が英文サイト「毎日デイリーニューズ」(MDN)上のコラム「WaiWai」に不適切な記事を掲載し続けたことは報道機関として許されないことでした。日本についての誤った情報、品性を欠く性的な話題など、国内外に発信するにはふさわしくない内容でした。多くの方々に不快感を与え、名誉を傷つけ、大変なご迷惑をおかけしたこと、同時に毎日新聞への信頼を裏切ったことについて、深くおわびいたします。まことに申しわけありませんでした。

 内部調査の結果、問題のコラムは掲載の際にほとんどチェックを受けず、社内でも問題の大きさに気づかずにいたことがわかりました。何度もあった外部からの警告も放置していました。いずれも深刻な失態であり、痛恨の極みです。これに関連して関係者を内規に従い、厳正に処分しました。

 毎日新聞社は紙面の品質を維持するため社内に紙面審査部門を置き、有識者による第三者機関「開かれた新聞」委員会を設置して紙面の質向上に努めてきました。しかし、英文サイトで起きた今回の問題には目が届きませんでした。品質管理の仕組みが不十分でした。海外にニュースを発信する英文サイトの役割について十分な位置付けができていませんでした。

 今回、内部調査の結果や皆様からのご意見も踏まえて再発防止のための措置を決めました。

 MDNを刷新するのは、海外に向け正しい日本理解の素材を発信するサイトとして立て直すためです。また、今回のような配慮のないコラムが掲載され続けたのは、チェック体制の欠陥に加え、女性の視点がなかったことも一因という反省から、新たな編集長には女性を置くことにしました。アドバイザリーグループの新設も記事内容に対する適切な助言を得るためです。

 「WaiWai」は既に閉鎖しておりますが、過去の記事を転載しているサイトなどが判明すれば、事情を説明し、訂正や削除の要請を続けていきたいと思います。

 今回、初めて英文サイトについての見解を求めた「開かれた新聞」委員会の委員の方々には貴重なご意見をいただきました。今後も、英文も含めたウェブサイトについて目配りしていただきます。同時に社外からのご意見に対処する仕組みも強化します。

 今回、毎日新聞社は、英文サイトをジャーナリズムとしてきちんと位置づけていたのかという姿勢が問われました。この問題で失われた信頼を取り戻すため、全力を尽くす決意です。

毎日新聞社
毎日デイリーニューズ


「下品でちょっと間違った記事とか配信しちゃった。テヘッ」

「外人たちにやらせてたらチェックが甘くて好き放題ワルノリされちゃった。
 ごめんちゃい」

「これからはちゃんとした英文サイトを頑張ります」


て程度のノリじゃん。

義務教育レベルなら
「ごめんなさいもうしません。次からちゃんとします」
で許されるけど
,日本企業で不祥事起こしてその程度の
謝罪しかできないなら,火に油を注ぎますよ。

いちおう,「検証記事」は2面使って大きく掲載してますけどね。
「開かれた新聞委員会委員」のコメントなどもボロカスで
ほぼネットで指摘されたとおりの内容。大したもんだと思いますけど,
これを本当に深刻な問題と受け止めているのか,
「反省した」って態度を見せるのに使われているだけにも思えます。

今回の「追加処分」ったって,別に,6月27日に
「役員報酬10%減給」(てことは月給全体の数%)といった
お小遣いか消費税程度の処分となった役員たち4人にもっと
重い処分が加わったというわけでもなく,新たに2人に
同じような処分をしたってだけ。
他に2人対象者がいたけど1人は死亡,1人は退社済みとのこと。

「女性の視点欠如」だったから今度は女性を編集長にしました,
って,男は皆バカだってことか?

うちが28日にUpした毎日変態英文サイト問題/担当役員,社長昇格!で書いた,
毎日側に必要な対応
・社長が当事者なら当然謝罪会見を。
・経緯を調査して発表を。
・日本に対する誤解を解くため誤りを正す。
・該当の変態記事サイトは閉鎖せず,検証可能なように
 誤りであることを大きく示した上で公開を継続。
・執筆記者が匿名なのは変。
・『あるある2』で関西テレビが検証番組をゴールデンタイムに
 放送したように一面で検証連載を行うべき。


について
・謝罪会見→やってない。
・経緯を調査して発表を。
 →いちおう経緯の説明だが,執筆記者が匿名。
   また,「チェックを怠った」「アクセス稼ぎに走った」

・日本に対する誤解を解くため誤りを正す。
 →転載サイトが判明すれば、訂正や削除の要請を続けていきたい
  (本気でやる気あるか不明。これまで実際にやったのかどうかも不明。)

・該当の変態記事サイトは検証のためな誤りを大きく示した上で公開継続。→新しい英文サイトへ。
・一面で検証連載を。
 →今回のこれでみそぎ終了?


海外に出た日本人に対する偏見や差別,性犯罪の誘発
犯罪目的の外国人の入国誘発などの可能性(実際に生じているとも
伝えられていますがマスコミが報じておらず噂の域を出ない)
を考えたら健康被害を生じていない『あるある2』よりも
問題は深刻なので,垂れ流した変態記事自体の検証も必要です。
前にも書きましたように,
・裏を取らずにあえてガセ記事を選んで掲載したケース,
・英訳時に内容を歪曲・改ざんしたケース,
・完全に捏造したケース 

があるようですからね。
こういった問題記事の「質」についても「量」についても
全く公表しておらず『あるある2』の検証番組とは歴然とした違いがあります。
※たとえば,「エクアドル,ベラルーシ両大使館など迷惑をかけた関係者には
 説明と謝罪と続けている」なんて書いてありますけど,実際に記事を読んで
 大使館に謝って済む問題だと思いますか?

 「セックス、レイプと奴隷が休日の病的なメニューに加えられる」(毎日新聞問題の情報集積wiki)
 毎日新聞が伝える日本人の休日「海外でレイプと人狩り」(ライブドアニュース~デジタルマガジン)
 

「雑誌からの引用(=パクリ)」に対する著作権の問題も
認めてるんですから,そのおとし前をちゃんとつける上でも
どの雑誌から何件引用したのか,雑誌からの引用を騙った
ガセ記事が何件あったのかちゃんと調査・発表すべきでしょう。


毎日の記者にもちゃんとした人はいる,毎日の記者が拾わないと
世に伝わらなかった大事なニュースもあることでしょう。
だから毎日新聞潰れろとかは言いませんが
(もっとヤバイところに買収される可能性とかありますしね)
侮日新聞とか在日新聞とかいわれる今の体制を刷新しないと明日はない
ということを自覚してすぐ手を打たないと納得いきません。
こんな英文サイトの編集長を女性にしましたなんてのは
「体制の刷新」とはほど遠いものですよ。


毎日の醜悪捏造英文サイト問題(2008-06-24)

毎日変態英文サイト問題/担当役員,社長昇格!(2008-06-28)

『たかじんのそこまで言って委員会』が毎日新聞waiwai問題で腰砕けだった件(2008-07-09)

日経BOL,GJ!毎日新聞waiwai問題報じる(2008-07-10)

毎日新聞問題の情報集積wiki

毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki


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コメント (2)
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