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薬害肝炎訴訟は政府・原告双方自爆

2007-12-21 21:20:16 | ニュース
内閣支持31%に急落、不支持48% 本社世論調査(朝日新聞) - goo ニュース
福田内閣の支持率 12/1~2…44% → 今回…31%
   不支持率 36% → 48%(前回)
「いま総選挙の投票をするとしたら(比例区)」
  自民…32% → 23%   民主…32% → 38%
不支持の理由では「政策の面」が57%と際立って高い。


内閣支持率、危険水域近くに 首相、政権運営苦しく(朝日新聞) - goo ニュース
> 内閣支持率が危険水域とされる30%ライン近くまで急落したことで、福田首相は苦しい政権運営を強いられることになった。
> 「政権は末期症状を呈してきた。首相は官僚主導に流され、年金問題で墓穴を掘った」


自業自得というか,もう当然の一言に尽きます。

薬害肝炎訴訟での裁判所和解案前の政治結着要求に関しては
既に連日世間で問題にされていた状態での裁判所和解案前日の段階で
「詳細を存じておりませんので」
年金問題で来年3月までの名寄せが
「公約で解決すると…言ったかなあ?」
「だからそんなに公約違反と騒ぐほどの大袈裟なことかと思った」

ここまで空気を読まないというか,
傷付いて辛い思いをしている人達の心を踏み付けにするというか
国民の感情を逆撫でにする人間も珍しいと思います。

まぁどうせ私がどうしてもなりたいと言ったわけでもない
タナボタの首相ですから,別に歴史に名を刻むような業績なんて
あげようとも思っておりませんし,辞めろとおまえはもういいと
言われるまで,ぬくぬくと
日本で一番えらい総理閣下のイスに坐らせてもらいますよ
フッフッフ

とでもいいたげな態度,
首相官邸に引っ越さず自宅から警固の車を引き連れて
毎朝近隣に交通障害を引きおこすほどの大名出勤に
連日の料亭通いと,やりたい放題の殿様生活を送っている
ことが報じられ,もう国民感覚との乖離レベルではなく
就任後3分の1年もたたずして
傾国の王そのものの醜態を晒し,腐臭を放っている状態。

安倍ちゃんの場合にはまがりなりにも「美しい国」
「戦後レジームの脱却」「教育の立て直し」という夢というか
ビジョンがありましたが
それでも◆ホワイトカラーエクゼンプションや
消費税率上げ論議・ハケン難民現状無視の労働力流動化推進と
いった一般国民無視・業界&アメリカ寄りの経済政策,
◆年金問題への無能ぶり・カネに汚い閣僚起用と
の生活を苦しくする
さらには一番大事にするはずの◆太平洋戦争(大東亜戦争)史における
日本の名誉回復においても靖国参拝自粛・慰安婦非難決議に沈黙
など特定アジアの反日工作を放置と,却って後退させる失態,
◆今ズタズタになっている日本の教育立て直しを重視したのはいいが
結局「本家米国でもほころびの目立っているバウチャー制度
やりたいだけじゃん」「教育の目標に“愛国心”って,何様だよ。
国を食い物にしている政官界の連中が先に襟を正せよ」
「教育のシステム根本を見直さなければならないのに
いじめ問題など目先のニュースに飛びつく教育再生会議」
と,理念の薄っぺらさと政治運営力の拙さ,
要するに人間性の浅さで人心の支持を完全に失ったわけですが,

福田康夫…
安倍から夢やビジョンをとって悪いところを残しただけ
スカスカの屑じゃん。

年の功っていうんなら塩じいを総理にしたほうが百万倍ましだよ。

小渕さんみたいに「蕪(株)カブ上がれ~」ってピエロな
パフォーマンスで頭空っぽなふりしてても
国民のために頑張ってる姿勢がにじみ出てくれば景気はよくなるんですよ
(国の借金増やしまくって注射を打ちまくったおかげという側面もありますが)
最終的にはストレスで命を失うまで働いたわけですし。

小泉純ちゃんみたいに格差拡大しまくりの政策を進めても
郵政民営化というわけのわからない公約で選挙を戦っても
税金や年金を吸い上げる既得権益にたかる議員や官僚の
システムを崩すんだ,特定アジアのいいがかりやゆすりたかりに
NOと言うんだ,一緒になって金をむしりとってきた売国政治家を
追い出すんだ,ハンセン病の元患者の皆さんや中南米移住で
日本という国に裏切られ過酷な人生を強いられてきた人たちには
頭を下げ,国民の税金でも払うべきは払って責任をとるんだと
国民の納得のいく行動を印象づければ5年の長きにもわたって
支持し続けるわけですし,世間のお金もそれなりに回るわけですよ。

福田…何やってんの?
官房長官の立場ならマスコミの質問に鼻で笑って答えても
ギャグで通用したけど,総理の立場で国民の声に
木で鼻をくくった返事をしてたら殺意を買うぞ。

小泉純ちゃんが郵政民営化の踏み絵を踏ませてせっかく
力をそぎ落とした売国奴・古賀誠を「党四役」選挙対策委員長
という幹事長の影で実権だけ横取りしたポストに据えた時点で
吐き気がしたものですが,
官僚や族議員のやりたい放題内閣,
晋三坊ちゃんとは間逆の鈍感王・国民感情逆なでボンボンが
支持率40%ももっていたのがそもそもの間違い。
当初の高支持率は混乱した政治を安定させてくれという
国民の「預託」ですよ。

まぁ,一般庶民どもの支持率が高かろうが下がろうが
総理大臣様にはそんなの関係ねぇってことなんでしょうけど。

今週のビッグコミックオリジナル『弁護士のくず』で
いい言葉がでてきたんで名付けてやるわ。
『蚕食内閣』

こんな人間の屑でも総理経験者ってことで
引退後は勲章もらうのか?


いっぽう,薬害肝炎訴訟の原告側の方々なんですが…
不謹慎とは思いますが
かなり酷い表現をさせていただきます。申し訳ありません。

舛添厚労相「全員一律救済」を拒否(12/21nikansports.com)
 > 「舛添厚労相は私たちと握っていた手を解き放った。
 > 福田(康夫)首相も私たちに背を向けたまま、全面解決という
 > 山に登ろうとしているのを突き落とした」と指摘。
 > 修正案を拒否し、協議を打ち切る考え


福田のKY発言が出る度に涙の会見をされるわけですが
若干引くというか,毎回政治家に対する直接的な批判発言が
繰り返されるんです。

「失望しました・もう期待できません
など,「もうダメ」「終わり」的な発言を会見で行っていましたが
「相手がダメだから」という前置きがあっても,
自分のほうから話(交渉・要求)を打ち切るような言葉を発するのは
大きなマイナスだと思うのです。

「福田総理では無理」と誰もがそう思える状況でも
それを人前で口にしてしまっては
「そうですか,まぁ私もあの人たちの件だけではなくて
 もっとたくさんの国全体のことを考えなくてはいけないんでね。
 総理ですから。いろいろ政府のほうでも検討を重ねておるわけですが
 原告の皆さんがもう話をする気がないというのなら
 しかたないですねフッフッフ」

と言えるような逃げ道を
原告のほうからつくってやっているように思えるのです。

まして,あんなアンポンタン総理でも
原告側は政治決着を「お願いする」立場と考えて
あくまで下手に出た方が…と思うのです。
卑屈になる必要はないですが。

下手に…というと理不尽な気がするのですが,
テレビで見ている側からすると,
すごく矛楯する話ですが,
責めて当然の,責める権利のある人こそ
(少なくとも人前では)人を責めることを避けるべきじゃないか
と思ったのです。

患者・被害者の皆さんには全く落ち度はありません。
それが国の不作為で命を削られ,日々現在の生活は損なわれ
立場を同じくする仲間たちが次々と亡くなっている現実を前に
未来の希望も持ちようがない日々。
「命返して」57歳女性、告発のビデオ残す 薬害肝炎(12/21asahi.com)
厚生労働省の殺人的な怠慢を相手に,
戦うしかない人生を強いられている…。

マスコミは全面的に味方につきます。
あとは,他人事と思っているテレビの前の視聴者の
心を掴んで世論の力をてこにすれば
たとえKYゾンビな福田政権でも動かざるを得なくなるかも
しれない,桝添厚労相が思いきったことをやれる力に
なるかもしれない。

ただ,現状では「全員救済」「国が責任を認める」
に頑なに固執している,その「全員」の範囲が…
裁判所の和解案や与党の譲歩案はあまりにせこい官僚案で
論外ですが,
原告側も「全員」という言葉にあまりにこだわっている
イメージが強いと,無理な要求を主張するクレーマーっぽく
思われてしまう。

北朝鮮による拉致被害者の家族会が
「全員の被害者の帰国」を要求し続けるケースとは
別だと思うんですよね。
拉致被害者については何年以前とか拉致の種類とか
線引きのしようがない。
それに対し,薬害問題については状況が少し違う。

リスクと薬効は表裏一体のもので,認可が進まないために
薬が使えなくて死ぬという人も大勢いるわけです。
認可された薬について害が見つかった,海外の動きに
比べて明らかに対応が遅かった,製薬業界の利益を優先して
害のある薬の使用を放置したという厚労省(旧厚生省)の
罪が,薬害エイズの反省もなく繰り返されていることは
明らかなのですが「結果的に害のある薬・製剤だったのだから
認可した国は責任をとれ」ということでは
賠償で国が傾くか,薬を認可できなくて医療が遅れるか
ということになってしまう。

今,テレビを見ている私も,ほかの誰もが,
実は薬害フィブリノゲンを投与されて感染しているかもしれない。
でも現状では他人事として見ているわけで,「訴訟を行っていない人も
全員救済」と主張すると「なんでそこまで?」と思う人も出てくる。
そういった世論を味方につけるには
つらさ・悲しみ・くやしさを訴える一方で「全員」の範囲が
どこまで現実的か冷静に検討しておく必要があるのでは
ないかと思うのです。

実際,原告団の中で重篤な患者でありながら
線引きの「外」におかれている人もいらっしゃるので
1人も切られることがあってはならないという
方針を貫くのは大事で貴くて必要なことだと思います。
ただ,「謝れ」「国の責任を認めろ」を
あまりに前に出し続け,一歩も譲れない・話にならない
これが絶対正しいと信じ続けている印象が強いと
マスコミが全面支持の報道をしていても
他人事モードの視聴者には見ていて引いてしまう人が出てくる
「この範囲から外は国ではなく企業の責任」
「賠償ではなく救済の名目で」解決する,
「お金じゃない,責任を認めて欲しい」という主張も
もっともなのですが,戦う以上は,どうすれば被害者が
最大限の実をとることができるかを第一に考える
べきじゃないかと思ってしまいました。
(官僚の描いたシナリオ・安易な線引きの政治決着に
 食いつかない・流されないよう油断してはいけない
 のは当然ですし,現時点で顕在化していない感染者の
 将来の救済の道も閉ざされてしまうような確定など
 論外ですが)


そうすれば,結果的に,より早くより実効性のある解決ができ
医療行政にも影響を与えることができるのではないかと
思います。(そんな単純な話かと言われそうですが)

なんか国側の試算だと,「全員」を厳格に適用すると
1800億円かかるとか言っているらしいですが,
後からそれ以上ずるずる増えることがないなら
個人的にはそのくらい払えばいいじゃんと思いますけどね。
中国に埋まっているという「旧日本軍の化学兵器」処理に
1兆円とも言われる税金が投じられようとしているそうですが
日本軍以外の兵器がかなりの部分含まれていると言われる上
中国軍への引き渡しの書類も見つかっている現状で
軍事転用を狙っているともいわれる大型変電所やヘリポートの
建設費用も要求…って,冗談じゃない。反日近隣国の
悪質な要求・いわれのない補償に払う金があったら
日本国民の癒し・償いに使えというんだ。


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