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CAAD10とTCR比較(1)

2012-10-05 08:44:48 | ロードバイク

 パーツもコンポーネントもフレームサイズも異なるので、純粋な比較は難しいのですが、CAAD10に乗り始めて半年、それなりに違いが見えて来たので思いつくままに綴ってみようと思います。
 CAAD10に乗り始めてからというものTCRは自転車通勤と近場の買い物程度でしか使用しなくなっていたのですが、坂トレを始めてから、家置きのCAAD10の出し入れが億劫になり、気軽に乗れる外置きのTCRを使用するケースが多くなりました。Caad10_087_2

 また、TCRのスプロケットは12-28T(TIAGRA10速)なので、むしろ坂トレ向き。大きいギアがあるので登りに関しては、ホイールが同じならTCRもCAAD10も苦しさに変わりはありません。完成車重量で2kgも軽いCAAD10のアドバンテージは登りでこそ発揮できると考えていたのですが、こと登りに限定した場合車体重量よりホイール周りの性能や重量が大きく影響するということが実感できるようになりました。勿論、登れる脚とハートが伴えばまた違った印象になるのかもしれませんが、単純にフレーム重量を軽くすれば登りが楽になると考えるのは初心者には危険な考えだと思うようになりました。登りを楽にしようと思ったらまず、リアのスプロケットを大きなものに交換することをお奨めします。また、軽量ホイールにすればギアが1・2枚違って来るはずです。
Caad10_091
 ただ、ダンシングをした時の安定感と下りでの安定感に関してはフレームサイズの違いを差し引いてもCAAD10が群を抜いています。TCRは基本的にフラッグシップモデルのADVANCED SLシリーズとフレーム・ジオメトリーが同じ為、ある意味かなりレーシーなバイクだと云えます。ここにGIANTがDEFYシリーズに力を入れている理由があるように思っています。
 極論を言ってしまうとTCRはとてもいいロードバイクですが、誰でも簡単に乗りこなせるフレーム設計ではないと云えるでしょう。まして、GIANTはフレームサイズが少ないので、私のように単に身長からSサイズを選んでしまうと、ホイールベースがかなり短くなり、暴れるバイクをコントロールすることが難しくなってしまうのです。これが荒れた路面や下りで安定感を欠く大きな理由だと考えています。Caad10_097

 その点、CAAD10は私のような初心者にも非常に乗りやすいロードバイクに仕上げられています。特にハイスピードの下りでの安定感は抜群です。特に荒れた路面の下りで、TCRなら暴れるバイクを必死で抑えなければならないのですが、CAAD10の場合なら、勇気さえあれば下りでもギアをかけてどんどん踏んで行けるのです。
Caad10_104
 個人的にはレース指向がない初心者なのにDEFYではなくTCRを選んでしまったことが誤りだったのかと感じているところです。CAAD10なら私のような初心者からレース指向の上級者まで幅広いニーズに応えてくれそうですが、GIANTの場合、初心者はDEFY、TCRは中・上級者向けと考えた方がいいのではと考えるようになりました。
 短い距離で速度もそこそこといったシチュエーションではTCRの難しさは分らないかもしれませんが、100km越えのロングライドや峠の上り下りを経験するようになると徐々にTCRの難しさを肌で感じるようになると思います。

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2 コメント

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重心を意識して乗っていますか? (Unknown)
2012-10-06 23:14:53
重心を意識して乗っていますか?
重心に乗れていればTCRでも暴れません。
自分で意識して重心に乗れるようになっておかないと、この先カーボン(SUPERSIX EVO?)に買い換えたとき、暴れるかもしれませんよ。
返信する
GIANT TCR2 2011 Sサイズでホイールベース973.9mm。 (通りすがり)
2012-10-05 22:51:17
GIANT TCR2 2011 Sサイズでホイールベース973.9mm。
CAAD10は50サイズで972mm、52サイズで977mm。
ホイールベースは、ほぼ同じだと思いますが、いかかがでしょうか?
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