札幌の隣街小樽。JRなら札幌から30分足らず。私の大好きな街のひとつでしたが、車を手放してからはとんとご無沙汰をしていました。
ロードバイク購入後も張碓の峠越えを考えるとなかなか脚が向きませんでしたが、CAAD10にして、坂もそこそこ登れるようになると、行って見たい街NO.1はやっぱり小樽でした。
春先こそ、坂を苦に石狩や当別方面の平坦コースばかりを走っていましたが、厚田の壁をクリアし、青山の長い登りもそれなりにこなせるようになると、夏はやっぱり小樽ということで、海の日に朝里まで、次は小樽築港にあるマリーナまで、さらに祝津の小樽水族館までと徐々に距離を延ばして来ました。
良いに付け悪いに付け、小樽には様々な想い出が凝縮しています。特に私が小樽という街を意識し始めたのは高校生の頃でした。国語の教師に奨められた『文学入門』(カッパブックス)が私を文学好きにすると共に小樽好きにしてしまった気がしています。
著者の伊藤整は小樽出身の文学者で詩や小説も書いてはいますが、D・H・ローレンスやジェイムズ・ジョイスの翻訳者としての知名度の方が高い典型的な文学者だと私は思っています。『チャタレイ婦人の恋人』の翻訳では裁判の被告人とされたこともありました。詩人や小説家としての資質はともかく、『雪明りの道』という詩集だけは青春時代のほろ苦さと共に忘れられない作品のひとつでした。
また、高校3年生の時のNHK放送コンクールの全道大会のラジオ番組制作部門で3位となり、わずかの差で全国出場を逃し、悔し涙を流したのも小樽の市民会館での出来事でした。
あれから40年近くの年月が流れているのですが、小樽の旧市街の景色はほとんど変わることはありません。勿論、観光地として古い建物の修復やライトアップなどはありますが、オルゴール堂も北一ガラスも昔と変わらぬ佇まいを見せています。
確かに土日ともなれば観光客で溢れ帰り、歩道をバイクを押しながら歩くにも難儀をすることはありますし、車道を走行していても最近増えて来た人力車をかわすことにも気を使いますが、時計台がビルの谷間で窒息しかけている札幌とは別次元の街のような気がします。
秋が深まり寒さも厳しくなりますが、私の小樽探訪は雪が降るまで続きそうです。
自分は何処まで家が手稲区なので、気楽なサイクリングでは小樽に良く行きます。
アルミのロードバイクに乗っていた頃は張碓の坂を登坂の練習にしていました。
小樽は景色が良いので大好きです(^-^)/
銭函の駅から急勾配の坂を登るのが好きです。
機会があれば支笏湖にチャレンジして下さい(^-^)/
経験値がかなりアップして何処でも行ける様になりましは。