小夜しぐれ ♪千葉一夫 ~歌は人生~
「小夜」とは夜を表す言葉であり、古くから詩や歌に使われていました。「小夜」は「さよ」と読み、日本語の中でも情緒的で美しい響きを持ちます。古くは「万葉集」や和歌のなかで静かな夜やもの悲しい情景を表す言葉として登場しています。「小夜時雨」は夜に降るしぐれのこと、冬の季語として使われて詩的な表現のひとつです。夜の静けさと共に感じる、はかなさ、一瞬の情景を切り取るような美しいコトバとして文学や詩の世界で親しまれています。日本語の美しさを象徴する表現のひとつかもしれません。

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