四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

星空とフランケンシュタインが出来るまで‥

2012-10-01 05:03:10 | コラム

以前にこの楽曲「星空とフランケンシュタイン」について
書いた記憶があったのでどのブログだっけ?と捜しました。
なにせ沢山ブログを書いて来たので何時どんなタイトルで書いたのか
すぐには思い出せません‥ただ不思議と書いたかどうかはハッキリ分ります。
おんちゃんになって記憶力も落ちましたがその辺はまだ大丈夫?です(笑)
この話はカテゴリーはTANBOで「CHANCE!」と言うタイトルで書いてます。
ブログを読み返すと橋田への御説教?愚痴?になってましたね(笑)



「CHANCE!」と言うブログは内容的に
「星空とフランケンシュタイン」と言う作品の項より
橋田への注文が多いので此処で作品についての補足をさせて下さい。
と言うか思い出話かな(笑)
この作品は1992年の9月にインディビジュアルレコードより
発売されていますので丁度20年前です。
僕がこの曲を世に出すきっかけは先のブログで書きましたが
この時のテーマは「30代の音楽」だったのです。
30歳を過ぎた僕等の世代の音楽を世に出そうと‥
本来はミニアルバムを作るつもりだったのです。
で、僕がライブハウス時代に知り合ったの仲間の音楽を集めました。



実際に彼等にコンタクトを取って逢いに行きました、久しぶりに。
色んなアーティストの卵達と逢いました。
しかし残念ながら如何にインディーズレーベルとは言えソニーの
看板を背負った楽曲として僕を満足させるものはありませんでした。
もちろん橋田にも声を掛けました、で唯一引っ掛かった曲。
僕がんっ?と思った曲が松田の「フランケンシュタイン」と言うフレーズでした。
原曲の歌詞は最終的なものと全く違います。
詳細は覚えていませんが本人、松田の書いた歌詞はラブソングだったと思います。
で、僕は松田の許可を得て全面的なコンセプト変更を了承して貰いました。
そして僕が考えていたテーマをプロの作詞家の小林まさみさんに
電話で、口頭で説明しました。
‥流石にねプロに慣れる人は違うんですよ、僕の依頼に対して
100%以上の言葉を書いて来てくれました小林さんは。



これはある意味僕にはキツイい、傷つく出来事でした。
何故なら僕自身がこのレベルで自分の言葉を書く事が出来ないと言う
才能の限界を思い知らされた事でしたから‥
出来あがりを読んで「はいOK、すげぇ良い出来です、ありがとう!!」と
小林さんにはOKを出して後は版権、著作権の事を説明した程度です。
僕はこの時期凄く多忙でしたので松田のレコーディングにも
顔を出す事が出来なかったし、小林さんにさえ直接逢っていません。
それでもね仕事を形にする事が出来るんですよ‥
ディレクターの宮田さんにまる投げしましたから(笑)
なぁ松田、宮田さんもこの楽曲のコーラスをしてくれてんだね‥
忘れてましたねそんな事実を。



ソニーの、SD側のディレクターの宮田さんは実は別のルートで
僕等と繋がっていた人なんです。
僕の友人がYAMAHSAのポプコン(今はありませんが)の全国大会に出場した事があります。
この時のバンド名が「雨に神様」と言うへんてこりんなバンド名でした。
実はこのバンド名、田んぼの橋田の楽曲と関係があるんです‥
橋田とこのバンドのバンマス(バンドマスター、リーダーの事)は
僕を通して友人になっています。
その友人が橋田の楽曲「アメリカンサマー」と言う曲をどう言う訳か
「雨に神様」と聴き違えて大笑いした事があります。
橋田の灰汁の強い幡多弁がそう聴こえたのでしょう(笑)
余りにも面白い聞き間違いなのでそのままバンド名にしたんだそうです。
聞いた人は意味不明ですよね、こんなへんてこなバンド名は(笑)
で、その時のポプコンの全国大会に宮田さんもシンガーソングライターとして
出場していたのです、不思議でしょ人の縁って‥



その宮田さんがSDに配属になる前に関わっていたのが「THE BOOM」です。
しかもこのバンドの初代マネージャーだった奴は僕のライブハウス時代の
元部下です、あんまり使えないので僕のケリを浴びていた奴です(笑)
ちなみに社長のSさんは元、長渕剛さんのマネージャーだった人です。
ブームのマネージャーだったM君、あいつどうしてんだろう今頃‥
でもこの子は埼玉では最高レベルの浦和高校の出身なんですね。
ゴダイゴの「タケカワユキヒデ 」さんの後輩なんです。
偏差値では土佐の学芸高校よりもはるか上、日本のトップクラスです。
でも本当にそんなの関係ないんです音楽の世界では(笑)
なんか取りとめのないブログになりましたが人は色んな縁で繋がって
その縁が作り出す作品の不思議さを少し理解して貰えたらと思っています。
そしてこの先のシマレコもきっと色んな縁が繋がって行くだろうと
今の僕は思っています‥



星空とフランケンシュタイン

2012-10-01 04:57:34 | Reading Videos




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茜色の夕陽に 僕と兄貴の長い影が延びる
夕暮れのバス停で僕と兄貴は親父を待っている
日の暮れた後の夕闇が恐くて 
僕は兄貴のランニングシャツの腰の辺りをギュッと掴む
「こらっ!あんまり掴むな、シャツがのびる!!」
本当はすでにだらだらとのびたランニングシャツなのに
兄貴は僕の手を放そうとする
僕は夕闇が恐くて意地になって手を固く握りしめる
コールタールとガソリンの混ざった匂いを残して
バス停にバスが止まる 
親父が降りて来た その影はとても大きくて とても長くて
まるでフランケンシュタインの様に思えたっけ‥




「パパ、アイスがとけちゃうよ‥」
僕の腰の下から息子の声が聞こえて僕は我に帰る
あの頃の僕には親父がスーパーマンの様に思えた
両の肩に僕と兄貴を捕まらせて
四万十川の対岸へと泳ぎ着きそして帰って来た親父
僕も兄貴もまだ金槌でまるで泳げなかったあの頃
両肩に僕等を捕まらせて水を切って泳いでくれた親父‥

この子の目には僕が 父親としての僕は
どんな風に映っているのだろう‥
あの時僕が感じたフランケンシュタインの様なでかさに
僕は映っているのだろうか?少し自信が無い(笑)




「天気が良かったら 明日は海に行こうか?」
僕の問いかけに息子は目を輝かせた
君の瞳に僕の背中 どんな風に映る?
僕は君にとって逞しくて強い父親に見えるかな?
君の無邪気な瞳を見詰めて僕は考える
親父から繋いだ命の鎖 それが君だよ
そして君も又 その鎖を次の命に繋いでくれ
それが人間の姿だから‥
僕もそうやって命を君に繋いだんだと
何時か君も気がつくだろう
僕の手をギュッと掴む君の指
僕と親父と君がひとつの鎖になる
それが「Chain of life」、命の鎖だよ‥




何かにつまずいて夢が バラバラに砕け散っても
無邪気な君の笑顔の力で 僕は生き返るのさ‥

「そろそろ帰ろうか、ママが心配しちゃうから」「うん‥」
君は少し名残惜しそうに 夜空に浮かび始めた星を見てる
「ねぇパパ、今日の晩ご飯は何かな?」「んっ?何だろうな(笑)」
きっとママはお前の好きなものを沢山作って待ってくれているよ‥
「ん~っハンバーグがいいな、プリンでもいい!」
「プリンはご飯じゃないだろう(笑)」

君は君の為に自分の人生を 真直ぐに生きて欲しい
僕は僕の為に君を守るから‥
僕は親父からそうやって育てられた
だからね君もそうやって育てようと思う‥

僕の影と 君の影と 親父の影が重なって
ひとつの影になる
遠い故郷の潮騒が 聴こえた気がした‥


行ってきま~す!!その前に…

2012-10-01 03:15:14 | コラム
マジかよ…現在10月1日午前4時30分。
これから居ない間のブログを仕込むのか俺?大丈夫か?
さて台風は一過しました。
でも昨夜は凄かったね、台風フェチ?の僕はテンションがグッと上がりましたが(笑)
実はあの台風の中を本谷さんは「榛葉昌寛チャリティーリサイタル」のゲストとして
静岡県の掛川市美感ホールを新幹線でとんぼ帰りしてしていたのです。
で、何の問題もなく台風を交わしてスケジュールを消化してきました(笑)
僕は強度の晴れ男なので自分の仕事に何の心配もしていませんでした。
大丈夫でしたね(笑)今日の土佐は最高の天気の筈です。
台風一過の秋晴れでふるさとはお迎えしてくれるでしょう(笑)



さて今日のブログのタイトルは「行ってきま~す!!その前に…」です。
何がその前かというと、作詞家の小林さんが僕のブログを見つけてくれました。
もう懐かしくて嬉しくて…
一番仲の良かった古い友人です、小林さんも再会を喜んでくれました。
再会のコメントがこれです。
…あっ小林さん、僕にコンタクトを取った人間はブログで公開されるという
慣例?がシマレコブログでは出来ています。
貴方も洗礼を受けてくださいね(笑)

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フランケンはすごくいい仕事した

ひさしぶりでござる
なんか自分の名前検索してたら「星空と~」がヒットしてさ。泣けるほど懐かしかったよ~♪
元気でやってるみたいでよかった。
昔の仲間とかでど~んと飲みたいね。

僕も小林さんと再会出来てすごく嬉しいです(笑)

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もちろん「鏡月」と「シュウェップスのグレープフルーツ味」だっけ笑

↑この辺に記憶の障害が見られますね(笑)
あっ、小林さんは僕より2歳上のお兄さんです、僕の実兄と同い年です。
小林さん「シュウェップスのグレープフルーツ味」
で焼酎を割って飲んでいたのは合っていますが、お酒は「トライアングルの25度」です。
あの頃は「眞露」はあったけど「鏡月」はまだ日本では馴染みがありませんでした。
さて、これで「星空とフランケンシュタイン」の作詞家と作曲者とプロデューサーが
揃いましたので記念に「星空とフランケンシュタイン」を
久し振りに期間限定で後悔します。
ソニーが隣接権で動画の削除を要求しないことを願いながら(笑)
ついでに小林さんが僕を見つけてくれたブログとReading Videosを復活させます。
…手抜きですよ、それが何か?(笑)
スイマセン、この態度は宜しくありませんね。
では先ずは動画を、その後で古いブログを続けて投稿します。