口約束、普通の世界ではこれは契約では無いですね。
「今度呑みに行きましょ♥」
部下のオネ~ちゃんに言われて、おんちゃんはついその気になる。
待ってみる、イヤ、待っている‥何時まで経っても誘われない??
これは社交辞令と言うものですね(笑)
いわゆる口約束なんて何の期待も出来ない物ですよ一般社会では。
でも信じられないかも知れませんが音楽業界の通常の契約は
殆んどが口約束なんですよ‥ちょっと可笑しいでしょ?でも本当です。
例えばテレビに出演が決まりました「レッゴーヤング」
‥スイマセン、ちょっと狙いました(笑)
まぁでも本当に渋谷の国営放送?此処に出演が決まっても契約書は無いですよ。
TBSでもフジでもテレ朝でも日テレでも全部、一緒です。
夏だ!サマーフェスに出演が決まった。
おおっ、桑田さんと一緒だ!!でも契約書は無いです(笑)
例えば僕とカステラのメンバーの間には契約書は有りませんでした。
馬鹿か?と思うでしょ世間の皆さんは。
でもこれが「慣例」と言うものなんですね、これを覚えててね今日は。
では「慣例」とは何でしょう?そのまんま(笑)
そう言う契約書のない習慣で成り立っている業界なんですよ古くから‥
んじゃ口約束だから守らなくて良いじゃん。
そう思うでしょ、良いですよ守らなくても、そしたら次の仕事が来なくなるだけです(笑)
と言うか仕事が出来なくなります、そう言う習慣で成り立っている社会ですから。
最近見たネットのニュースを例にしましょうか。
某渋谷のNHKと某護国寺の講談社がってそのまんまじゃん(笑)
要はこの巨大組織が揉めてるんですと、理由はある小説のTV化に関してのトラブルです。
先ずはNHKが「この小説をドラマにして良い?」と聞きます。
そしたら作家の「隣接権(昨日書いたね)」を持っている公講談社は
「あざ~す!!」とOKをした訳ですよ。
此処までは通常の良くある流れ、作家にとっても出版社にとっても
美味しいし、有難い話です、happy!なんです。
では何故揉めてしまって挙句には裁判沙汰になりそうなのでしょうか?
此処からが大事ですよ、先ずは業界の慣例でこの口約束の時点で契約が締結しています。
で、大事なのがこの時点ではこの契約は(仮)契約なんですよ。
皆さんには少し分らないと思いますが進めます。
通常のこのケースは「出来上がって来た脚本を読んで、作家がOKを出したら」本契約です。
これは隣接権の中の「同一性保持権」にあたる作業です。
「実演家の名誉・声望を害するおそれのある改変をさせない権利」と言う物に該当します。
つまり出来上がって来た脚本が作家の意図したイメージと世界観を維持出来ているか?
これが大事なんですよ、でないと話題だけさらわれて別物の話になっちゃう。
今回のケースではNHKがOKの承諾を前提にすでに経費を投じた後に
講談社、作家側が「この脚本じゃ駄目です!!」とNGを出したから生じたトラブルです。
で、NGを出されたNHKは「んじゃこの制作の為に使った6000万円払え!」と言い
講談社側は「それは違うだろう?作家が脚本にOKを出さないと本契約じゃないのが常識じゃん!」
と言い、NHK側は「イヤイヤ、TV化するって言った時点でOK何だから契約不履行じゃん!」
と怒り、使った金と損した金を保証しろ!と裁判寸前になっているらしいのです。
ああ、疲れた(笑)すっげえ長い文章になってしまったけど分りましたか?
では問題を整理しましょう、NHKのオファーにOKを出している講談社が悪いのか?
それとも脚本のOKの最終確認を待たずに先を急いだNHKが悪いのか?
さぁ皆さんのジャッジは???
これはね業界の慣習から言ったらどっちもどっち、お互いに悪いのです。
つまりこう言う事です、仮のスケジュールで先行したNHKも悪いし
脚本と製作現場の進行を調べずにNGを出した講談社と作家も悪いのです。
正解は「これは仮のOKなので制作に入る前に必ず作家のOK、隣接権を守って下さいね」
と念を押さなかった講談社も悪いのです、素人か?と言う仕事です。
でもNHkが主張している「口約束の時点で業界の慣習から言えば契約は成立している」
と言う理論ですね、此処に僕は興味を感じています。
「そうだよな、この世界って音楽業界もTV業界も全て口約束だもんな‥」此処ですね。
う~ん、これは興味本位に言えば是非司法の判断を聞きたいですね。
業界の口約束や慣習が果たして世間的にどの程度の拘束力を持つものなのか?
是非司法の場で基準を残して欲しい(笑)
これは結構業界的には面白い?判断になる、新しい基準になるかも知れません。
僕ならこの判定は五分五分にします、つまりどっちも悪いのでこの損益は折半
講談社がNHKに損益の半分の3000万を支払うと言う判決にしますが皆さんは?
でも「所変われば品変わる」の諺がある様に欧米のエンターティメントビジネスは
全て契約です、もう何から何まで契約書に書きます。
例えば飛行機のファーストで日本に着いたらお迎えの車はリムジンで
ホテルは××で、晩飯はこれでシーツの色と部屋の壁紙と絨毯はこの色。
みたいにチョッと日本では考えられない様な細かい指定が契約書に明記されます。
「あほか!!」と言いたい所ですがこれが常識です。
欧米のエンターティメントビジネスは何から何まで全て契約書に書きます。
それを守らなかったら契約不履行で莫大な違約金を請求されてしまいます。
あちらは全てが訴訟社会なのです。
電子レンジに濡れた猫を入れて乾かそうとして死んだからそれは
それを説明しなかった電子レンジ会社が悪いと訴えて認められる世界です。
全く訳が分りませんがこれが「PL法(製造物責任法)」と言う悪法です。
これと比べたら、全てが口約束と慣習で成り立つ日本のエンターティメントビジネスは
とても優しい世界ですね(笑)
ちなみにアジア人とアジア社会はこの口約束が今でも主流です。
僕はこの辺に圧倒的な世界観の差を感じます、イエローとホワイトの違いです。
さて裁判で戦える口約束はまだ良いでしょう(笑)
通常は強い方が勝つようになっているのが日本のエンターティメントビジネスの傾向です。
「弱気を挫き、強気を助ける」社会に日本の文化もなりかけています。
本当は「強気を挫き、弱気を助ける」のが日本人の心意気だった思うのは
僕だけ何でしょうかねぇ‥
「今度呑みに行きましょ♥」
部下のオネ~ちゃんに言われて、おんちゃんはついその気になる。
待ってみる、イヤ、待っている‥何時まで経っても誘われない??
これは社交辞令と言うものですね(笑)
いわゆる口約束なんて何の期待も出来ない物ですよ一般社会では。
でも信じられないかも知れませんが音楽業界の通常の契約は
殆んどが口約束なんですよ‥ちょっと可笑しいでしょ?でも本当です。
例えばテレビに出演が決まりました「レッゴーヤング」
‥スイマセン、ちょっと狙いました(笑)
まぁでも本当に渋谷の国営放送?此処に出演が決まっても契約書は無いですよ。
TBSでもフジでもテレ朝でも日テレでも全部、一緒です。
夏だ!サマーフェスに出演が決まった。
おおっ、桑田さんと一緒だ!!でも契約書は無いです(笑)
例えば僕とカステラのメンバーの間には契約書は有りませんでした。
馬鹿か?と思うでしょ世間の皆さんは。
でもこれが「慣例」と言うものなんですね、これを覚えててね今日は。
では「慣例」とは何でしょう?そのまんま(笑)
そう言う契約書のない習慣で成り立っている業界なんですよ古くから‥
んじゃ口約束だから守らなくて良いじゃん。
そう思うでしょ、良いですよ守らなくても、そしたら次の仕事が来なくなるだけです(笑)
と言うか仕事が出来なくなります、そう言う習慣で成り立っている社会ですから。
最近見たネットのニュースを例にしましょうか。
某渋谷のNHKと某護国寺の講談社がってそのまんまじゃん(笑)
要はこの巨大組織が揉めてるんですと、理由はある小説のTV化に関してのトラブルです。
先ずはNHKが「この小説をドラマにして良い?」と聞きます。
そしたら作家の「隣接権(昨日書いたね)」を持っている公講談社は
「あざ~す!!」とOKをした訳ですよ。
此処までは通常の良くある流れ、作家にとっても出版社にとっても
美味しいし、有難い話です、happy!なんです。
では何故揉めてしまって挙句には裁判沙汰になりそうなのでしょうか?
此処からが大事ですよ、先ずは業界の慣例でこの口約束の時点で契約が締結しています。
で、大事なのがこの時点ではこの契約は(仮)契約なんですよ。
皆さんには少し分らないと思いますが進めます。
通常のこのケースは「出来上がって来た脚本を読んで、作家がOKを出したら」本契約です。
これは隣接権の中の「同一性保持権」にあたる作業です。
「実演家の名誉・声望を害するおそれのある改変をさせない権利」と言う物に該当します。
つまり出来上がって来た脚本が作家の意図したイメージと世界観を維持出来ているか?
これが大事なんですよ、でないと話題だけさらわれて別物の話になっちゃう。
今回のケースではNHKがOKの承諾を前提にすでに経費を投じた後に
講談社、作家側が「この脚本じゃ駄目です!!」とNGを出したから生じたトラブルです。
で、NGを出されたNHKは「んじゃこの制作の為に使った6000万円払え!」と言い
講談社側は「それは違うだろう?作家が脚本にOKを出さないと本契約じゃないのが常識じゃん!」
と言い、NHK側は「イヤイヤ、TV化するって言った時点でOK何だから契約不履行じゃん!」
と怒り、使った金と損した金を保証しろ!と裁判寸前になっているらしいのです。
ああ、疲れた(笑)すっげえ長い文章になってしまったけど分りましたか?
では問題を整理しましょう、NHKのオファーにOKを出している講談社が悪いのか?
それとも脚本のOKの最終確認を待たずに先を急いだNHKが悪いのか?
さぁ皆さんのジャッジは???
これはね業界の慣習から言ったらどっちもどっち、お互いに悪いのです。
つまりこう言う事です、仮のスケジュールで先行したNHKも悪いし
脚本と製作現場の進行を調べずにNGを出した講談社と作家も悪いのです。
正解は「これは仮のOKなので制作に入る前に必ず作家のOK、隣接権を守って下さいね」
と念を押さなかった講談社も悪いのです、素人か?と言う仕事です。
でもNHkが主張している「口約束の時点で業界の慣習から言えば契約は成立している」
と言う理論ですね、此処に僕は興味を感じています。
「そうだよな、この世界って音楽業界もTV業界も全て口約束だもんな‥」此処ですね。
う~ん、これは興味本位に言えば是非司法の判断を聞きたいですね。
業界の口約束や慣習が果たして世間的にどの程度の拘束力を持つものなのか?
是非司法の場で基準を残して欲しい(笑)
これは結構業界的には面白い?判断になる、新しい基準になるかも知れません。
僕ならこの判定は五分五分にします、つまりどっちも悪いのでこの損益は折半
講談社がNHKに損益の半分の3000万を支払うと言う判決にしますが皆さんは?
でも「所変われば品変わる」の諺がある様に欧米のエンターティメントビジネスは
全て契約です、もう何から何まで契約書に書きます。
例えば飛行機のファーストで日本に着いたらお迎えの車はリムジンで
ホテルは××で、晩飯はこれでシーツの色と部屋の壁紙と絨毯はこの色。
みたいにチョッと日本では考えられない様な細かい指定が契約書に明記されます。
「あほか!!」と言いたい所ですがこれが常識です。
欧米のエンターティメントビジネスは何から何まで全て契約書に書きます。
それを守らなかったら契約不履行で莫大な違約金を請求されてしまいます。
あちらは全てが訴訟社会なのです。
電子レンジに濡れた猫を入れて乾かそうとして死んだからそれは
それを説明しなかった電子レンジ会社が悪いと訴えて認められる世界です。
全く訳が分りませんがこれが「PL法(製造物責任法)」と言う悪法です。
これと比べたら、全てが口約束と慣習で成り立つ日本のエンターティメントビジネスは
とても優しい世界ですね(笑)
ちなみにアジア人とアジア社会はこの口約束が今でも主流です。
僕はこの辺に圧倒的な世界観の差を感じます、イエローとホワイトの違いです。
さて裁判で戦える口約束はまだ良いでしょう(笑)
通常は強い方が勝つようになっているのが日本のエンターティメントビジネスの傾向です。
「弱気を挫き、強気を助ける」社会に日本の文化もなりかけています。
本当は「強気を挫き、弱気を助ける」のが日本人の心意気だった思うのは
僕だけ何でしょうかねぇ‥