新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

被災住民よりも内閣改造という利権配分しか頭に無い安倍晋三

2019年09月11日 11時08分37秒 | 安倍晋三


台風15号による千葉県の被害の大きさに、思わず昨年夏の西日本豪雨の時に、同年9月の自民党総裁選を前にして開催された「赤坂自民亭」騒ぎを思い出してしまった。
 
詳細な検証記事は、当時のPRESIDENT Online「大炎上『赤坂自民亭』は何が問題だったか」を参照してもらいたい。
 
同記事中で、「安倍首相は8日、午前9時から首相官邸で開いた非常災害対策本部の会議で『今なお安否不明の方が多数いる。孤立して、救助を求めている方もおり、時間との闘いだ』と声を張り上げた」と書かれていた。
 
今回の台風の影響による千葉県民への安倍晋三からのメッセージは聞こえてこない。 
 
「台風一過」と済ますことができない15号の爪痕であり、「一過」どころか「大禍」である。
 
昨夜もネット上では、こんなメッセージが満載だった。

千葉県の停電や断水が深刻化しています。
ツイッターには地元住民からの悲痛なコメントが相次ぎ、「千葉の実情が伝わってない!」「メディアはもっと千葉を取り上げて」「千葉への救援を早くして欲しい」などと報道の在り方にも批判が殺到していました。
千葉県は自衛隊に災害派遣要請を行いましたが、依然として支援は全く足りていません。特に深刻化しているのは食料品と水の不足で、断水や停電が長引いているエリアだと、コンビニやスーパーも壊滅状態となって商品がゼロとなっています。
これは停電で信号が止まっていることから物流が完全に死亡し、商品が全く届いてないからです。
9月10日夜の時点で千葉県内の8万3000世帯余りで断水が続いており、依然として復旧の見通しは立ってません。台風通過から2日が経過したこともあって住民の備蓄も無くなる場所が多く、明日には完全復旧とならなければ、住民の犠牲者も出てくる恐れがあると言えるでしょう。 
 

そして、最後は怒りのツイート。
さて、そもそも内閣改造というのは、国民が望んでいるわけではない。
 
大手マスメディアのおなじみの世論調査でも、内閣支持率は尋ねるが、内閣改造の必要性などは問わない。
 
なぜなら本気で質問すれば、当然、「安倍内閣は辞めろ!」という回答が一定程度返ってくるので、そんなことは決してやらない。
 
国民からすればどうでもいい内閣改造関連のニュースが内定段階からメディアを占拠していた。
 
したがって、こんな声がネット上にあふれていた。
当然、野党議員も黙ってはいない。
内定レベルの閣僚候補にあれこれケチつけるのは、正式発表された後にするつもりなので明日に回す。
 
明らかに留任できないと知った現職の大臣の中で、もう大臣の椅子ともさようならだからと腹をくくったからなのか、どうかは不明だがこのタイミングではまるで「最後っ屁」のような発言をした環境大臣がいた。
  
環境相『原発処理水放出しかない』  漁業者反発『軽々で不快』」 
  
それにしても、環境大臣が福島第一原発の汚染水について「海に放出して希釈するしか方法がない」と言い放つとは、さすがに「適材適所」の安倍内閣であった。
 
もっともこんな環境大臣の後釜に38歳の世襲政治屋の息子が座るということは、今後は、ますます「海に放出」という動きが加速するかもしれない。
 
最後に、「『安定』『挑戦』内閣改造の笑止 必要なのは破壊と粛正」という記事から識者の声を伝えておく。
 
「財務省の“法人企業統計”によると、今年4~6月に企業が払った人件費は44・4兆円でした。これは前年同期に比べて0・7%の減少です。推移を見ると、昨年7~9月は4・2%のプラス、以降、10~12月は3・1%増、今年1~3月が1・6%増と減速をつづけ、ついに4~6月期にマイナスに落ち込んだ。景気が後退しているのは明らかです」
「『世界で最もビジネスしやすい国を目指す』と安倍首相が訴えていた通り、アベノミクスの本質は、いかに大企業にとっていい環境をつくるかということです。個人を犠牲にして、大企業の利益を拡大させてきたのがアベノミクスです。たとえば“円安誘導”は、輸出企業の利益を底上げしますが、庶民は輸入物価が高騰して生活が苦しくなる。
 異次元緩和による低金利にしても、企業は金利負担が減り、低利でお金を借りられるメリットがあるが、個人は預貯金の利子が減ってしまう。なにより露骨なのは“労働政策”です。大企業が、安い労働力を酷使できるようにしてきた。賃金の安い非正規雇用の比率は、いまや37%に達している。そうした6年半のアベノミクスの累積が、460兆円という大企業の内部留保です」
(経済評論家の斎藤満)
 
「かつて旧通産省の官僚は、国民生活を良くしたい、という気持ちが強かった。ところが、経産官僚は国民に背を向けている。向き合っているのは、官邸と大企業とアメリカだけです。その象徴が、庁舎内の全執務室に鍵をかけたことです。本来、役所は国民にオープンであるべきです。以前は、気軽に立ち寄れた。民間人が顔を出すことで情報も知恵も得られます。なのに、外部の声をシャットアウトしている。これでは成長戦略だって出てきませんよ」
(政治評論家の森田実)
 
「参院選でも安倍首相は、アベノミクスという単語をほとんど口にしませんでした。アベノミクスの成果に有権者の注目が集まり、選挙の争点になったらマズイと考えたのでしょう。“韓国叩き”と“改憲”に血道を上げているのも、アベノミクスから国民の目をそらしたい、という理由もあるはずです。しばらくは、内閣改造に注目が集まると計算もしているはず。でも、どんなに目をそらせても、生活が良くなるわけではない。国民も目くらましに乗らないようにすべきです」
(立正大名誉教授の金子勝)
 
もはや、安倍晋三はまともには政策を国民の前に提示できないところまで追いつめられている。
 
今後は、ますます口先だけで、数字のいいとこどりを行い国民を目くらまし続けるのであろう、とオジサンは思う。
 


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1 コメント

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ツイッターの動画の貼り付け方を教えて下さい。 (トンサン)
2019-09-16 12:27:25
この記事で、「三権分立 果たせ!」さんのツイッター記事が、記事内容とともに動画も張り付けられていますが、どうやるのですか?
僕は、それができなくて、ツイッターのキャプチャーと動画URLを張り付けています。
例えば
https://blog.goo.ne.jp/tonsan3/e/1e28afddc9520cdc8f28065ee6815172
よろしかったら教えてください。
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