展示場で見かけるのは、審査員、警備員ばかり→参観者の皆さんは、臨時郵便局やイベント、ブース等へ。
展示は部門ごとに出品国別と言う形であったためか、例えばアジア伝統郵趣部門の日本関係出品物が途切れ途切れの展示になっており、ちょっとわかりずらい感じ。それにしても展示量が大変多く、テーマはほとんど見ることができませんでした。
台湾勢の中国物の物量には圧倒されました。展覧会カタログに掲載された特別展示の珍品(単片)が、一般展示の何気なく見たリーフにその10枚ブロックが含まれている等、数千万円クラスの切手、カバーが散見。
また、台湾の電報や為替関係の展示も楽しめました。物は大量にあるのですね。うち台湾に宛てた南洋等の為替書類を貼ったリーフでマラカルの為替印?と見えてびっくりしましたが、良くみたらマカッサルでとりあえず一安心。
日本勢の展示もいろいろと楽しめましたが、全くプランのない作品や英文表記が???という作品もあり(人のことは言えませんが)、審査員は大変そうな感じ。
賞の結果は、21日(日)夜には各作品のところに貼り出されていました。
林さん「昭和切手」と児玉さん「乃木2銭」には、最近話題の国際展特別展示用?小型シートが含まれていました(鯛さんのHPでの掲載はいつでしょうか?)
井上さん「U小判、新小判」はすべて展示がダブルリーフという新機軸、大型カバーやブロックばかりですので好都合ですね。
ところで、今回の展示フレームに大型展示リーフを収めると、重なってしまって印象が不利になった人もいたのでは?
幡中さん「菊切手」には3銭の2重印刷未使用、西本さん「大正シリーズ」には旧毛ではP.11は2銭白耳付き未使用、2銭、10銭使用済、P.13は10銭使用済、青島軍事未使用田型、山崎さん「飛脚便」には山内一豊の手紙が含まれていました。
日本からのヨーロッパ諸国3作品は、審査員がアジア、オセアニアの方々ばかりですので、アジア展よりはヨーロッパ等の展覧会に出品された方が良かったのではという印象。
杉原さん「連合葉書」はご本人にご説明いただきましたが、研究成果は早めに発表をお願いしますね。