カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

成長5:終焉

2006-11-30 17:25:53 | 行動

 巣立った雛が親の縄張りに度々戻って来る事はそう珍しくない事を最近実感するようになった。以前の記事「成長5」の子煩悩ボソの雛が戻って来たのである。前回記事を書いて間もなく、この雛の姿が公園から消え、親2羽だけの生活になっていた。

 しかし10月下旬、いつものように朝の出席を取っているとこの番の縄張り内にもう一羽ボソがいるではないか!!確かに秋になると縄張り防衛本能も薄れているので、他の個体がいても至って不思議はない。しかしこの3羽の行動を見ているとどうやら”他人”ではなさそうである。

 ご覧のように3羽で仲良く地面採食をしている。途中で隣に縄張りを構える犬猿の仲のブトが雛を襲撃して来た。ここで問題になるのはこの時に親がブトを追い払い、その後枝の上に移動して羽繕いをしてあげていたという事である。「これは独り立ちした雛に違いあるまい」と確信してしまったのである。

 この画像の左が戻って来た雛で、右隣のいるのが♀である。しかし私はこの雛の様子がおかしい事に気が付いた。この画像では確認し難いのだが以前の記事「飛べるという事6」に登場した「指に瘤のあるブト」と同じだったのである。一体この瘤は何だろうか?

 しかし指の瘤があっても支障はないと見えて、ナナカマドを美味しそうに啄ばんでいた。口の中の赤みが判るだろうか?

 それからは今までと変わらずに3羽で過ごしていた。私は「もしかしたらこのまま春まで一緒かもしれない」と思っていた。それからは縄張りを出たり入ったりしていた。親と一緒に公園を出て行く事もあった。一先ずは元気そうなので安心だった。

 しかしある日の事である。散歩している人に「4~5日前からカラスの死骸がある」と聞いて確認しに行ってみた。人目があったのでブトがボソかという確認もしないまま、死骸を素早く袋に入れて保管しておいた。その後計測をしようと思いじっくり見てみると、足に瘤があるではないか?そう、この死骸はボソだったのである。

 指の瘤の出来方といい、死骸があった場所といい、戻って来た雛に間違いはないだろう。その証拠にボソは2羽で行動しており雛の姿はなかった。

 一体このボソに何があったのだろう?体重は特に問題なかったし、見た目にも痩せているとか、羽が傷んでいるといった事も見られなかった。この瘤が原因なのかは分からない。しかし毎年独り立ちの頃になると指の瘤のある個体を多く見掛けるようになる。

 鳥の雛が翌春まで生き延びられる確立は非常に低いとされている。無論これはカラスにもいえる事である。カラスだって生き延びる事がどんなに厳しい事なのかを実感して欲しいと思う。そして戻って来た雛はある意味幸せだったのだと思う。何故なら、最後の最後まで親の縄張りで親に守られていたからである。

 上の画像は巣立って間もない頃の子煩悩ボソの雛である。この雛が旅立ってしまった雛だったのかは分からない。雛は2羽巣立ったので、もう一羽の兄弟は元気に暮らしているに違いないだろう。そう思う事にしている。この番は最後まで本当に「子煩悩」だったのである。

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リラックス

2006-11-26 06:38:58 | 行動

 初雪が降ったというものの一向に積もる気配はない。雪がない分底冷えがして年齢が増す毎に身に染みると感じる今日この頃である。しかしカラス達は寒いなんて言っていられない。これから迎える長い冬に備えて貯食場所の確保や採食場の確保に余念がない。

 冬の青空は本当に綺麗だ。雲一つない時には吸い込まれそうになる。滅多に見られない青空を見ながら日光浴を楽しんでいるかのようだ。このブト君、いじめられっ子なのだが、この角度では誰だか分からないかも??いじめられっ子はリラックスモードに入っている。私はカラス達のリラックスしている時の表情を見ていると安心する。

 遊び上手なボソは細い枝にぶら下がって遊んでいる。実に楽しそうである。きっと面白いのだろう。このボソは何度もこのようにしてぶら下がって遊んでいた。

 そしてもっと面白い事を見せてくれたボソがいた。このボソ君、「クルミをくわえて飛び上がり落としてからそれを再びくわえて飛び上がる」というパフォーマンスを披露してくれた。画像の下の方にあるクルミがお分かりだろうか?

 水浴びも欠かさない。大浴場には続々とカラス達が集まってきた。根雪になる頃には数百というカラスで賑わう。また楽しみが増えるのである。

 水浴びが終わると羽繕いをして暫し休憩モードに入る。やはりこれもリラックスした表情である。この顔、とても可愛いではありませんか!!

 しかし青空ばかりではない。先日雪が降り朝までに融ける事なく残っていた。久しぶりに雪との再会を楽しんでいるようにも見えた。いじめられっ子は今年4回目の冬を迎える。

 ゴミ回収日の朝、カラス達は忙しい。大好物のマヨネーズをゲットして食べている。しかしうかうかしていると他のカラス達に奪われる可能性もある。ゆっくり食事をしている時間はない。何処か安全な場所へ隠さなければ・・・・・。

 そこでこのブト君が考えた貯食場は雪が積もった生垣だった。生垣は冬囲いをされているので、中は空洞状態であり、雪があまり入り込まない。食料を保存しておくには最高の場所である。ちゃんと判っているのだろう。

 おや、まぁ!!これでは誰だか分からないなぁ。僕は誰??

 へへへ~!ボソ君でした。嘴に雪が付いている。う~ん!!これがまた可愛いのである。この日は雪が積もってはいたものの天気が良く、実に心地良い一日であった。カラス君たち、楽しい思いをさせてくれてありがとうね。

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烏本8

2006-11-21 06:21:16 | 烏物

 烏本第8段です。今日は最近クローズアップされている「いじめ」に関する絵本になります。この物語はいじめを受けていた子供と教師、いじめっ子達のそれぞれの心境が描かれています。現代ではこのような心が消えうせてしまったのかもしれません。とても良い物語です。

『からすたろう』

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お知らせ

2006-11-16 12:29:36 | ブトボソの呟き?

 JANJANに記事がアップされました。読んで下さいね。

 『中古住宅は人気者・鳥の世界』

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晩秋

2006-11-16 06:07:44 | 行動

 先日平年よりも遅い初雪が降り、いよいよ冬の到来を告げるが如く落葉の最後を飾るカラマツの葉が舞ってきた。まるで金色の粉雪でも舞っているかのようであり、これはこれで美しい光景でもある。

 そんな中カラス達は貯食に励んでいたり、落ち葉の中から越冬している昆虫を探したりと大忙しである。渡り途中の夏鳥がひょっこと顔を出したりと楽しませてくれている。

 収穫が終わった畑ではボソが無心になり土を突いて何かを食べている。嘴の先が土で汚れているではないか!!でもこれがまた何ともいえず可愛いのである。

 このボソは畑を独り占めしている。ボソが歩く姿を後から見ると尾羽を左右にフリフリしている。これまた可愛いのである。

 嘴に土が付いていますよ。美味しい物を食べる事が出来てご満悦かな?お食事が終わったら歯を磨きましょうね、ボソ君!!

 この畑の収穫前である。北海道の特産品の一つでもある「タマネギ」である。線を引かれたように綺麗に並んでいる。この途方もない畑がこの辺りにはたくさんある。土を掘り起こした畑には必ずボソが啄ばんでいる姿を見る事が出来る。

 公園のベンチではブトの若集団が騒いでいた。何がそんなに楽しいのか解らないのだが、とにかく楽しそうである。

 その姿をぼんやりと眺めているブトの番がいた。若ガラスの遊んでいる姿を見て、昔の自分を思い出しているのだろうか?

 カラマツに止まり、何かを隠そうとしている若ブト君。まだまだ口の中が赤い。これから初めての冬を経験してりっぱな大人に成長して欲しい。それにしても無邪気で可愛いではないか!!

 こうして晩秋を楽しんでいるカラスと私である。秋晴れの日はじっとしているのが実にもったいない。晴れた日には残り少ない晩秋を満喫したいと思うのである。カラスと共に・・・・・。

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お知らせ

2006-11-15 06:18:53 | ブトボソの呟き?

 いつも「カラス」を訪問して頂きありがとうございます。今日はお知らせです。gooが14日から開始した「スポンサー導入枠」により「ウイルスバスター2007」をお使いの方に「警告」が発生しているようです。他のセキュリティソフトでは今のところ確認されていないようです。

 私はスポンサー枠を表示しておりませんが、中には気が付かないでそのままの場合もあります。「ウイルスバスター2007」をお使いの方は以下のサイトを参考に「gooブログ」を登録して頂きますようお願い致します。

一部セキュリティソフトの警告について

 これからも「カラス」をよろしくお願い致します。 あっ、でも警告が出ている時ってこのお知らせも見られないという事になりますね。(^^;

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いじめ

2006-11-12 07:06:33 | ブトボソの呟き?

ハシボソガラス

 最近ニュースで話題になっている「いじめ問題」は今に始まったことではない。いじめの陰湿化や手法に関しては昔の方がまだ良かったのかもしれない。いじめは子供の世界だけに止まらず社会一般で当たり前のように行われているのではないだろうか?

 ここ数日「自殺予告」の手紙が投函されるなどいじめに対して深刻さがクローズアップされつつある。中には「愉快犯」もどきの子供もいるのだろうが、それを確かめる手段はない。「自殺しなかったからお前は嘘つきだ!!」という訳にも行かないのである。この手紙が発端で更にいじめが増発し兼ねない。慎重に対処して欲しいものである。

ハシブトガラス

 私の子供時代はあまり良い思いでがない。私は「いじめられっ子」だったのである。当時のいじめは「靴や物を隠す」「無視する」「みんなで取り囲み中傷する」といった具合だった。幸いにも体罰のような過激な事は行われなかった。優秀な生徒ほどいじめ行為は激しく、他の生徒も「この人に逆らったら、自分も同じ目に遭わされる」と思い従うしかなかったのだろう。実に保守的で長い物には巻かれろといった政治家の世界にも似た状況だった。今だから言えるが、私のいじめはこの程度のものだった。

 この時、私は「先生は誰の見方でもない、公平に判断してくれる」と信じていたのである。しかしその期待は見事に裏切られてしまった。先生はいじめに遭っている事を知りながら私が相談すると「貴方の勘違い、気のせい」と言って相手にしてもらえなかった。それどころかこれを切欠に先生までが陰湿ないじめをしてくるようになった。教師によるいじめは伝統的なものなのかもしれない。

ハシブトガラス親子

 以前「子供の頃にいじめを受けた相手を数十年経ってから殺した」という事件があった。この時専門家は「数十年経ってから相手を殺傷しようと思うとは考えられない」といった内容のコメントが新聞に掲載されていた。しかしそうではないと思う。私が思うに、いじめに遭った事がない人にいじめられっ子の心の中まで理解出来ていると言えるのだろうか?何年経ってもいじめられていた辛い思い出は拭い去る事は出来ないだろう。酷いいじめに遭っていた人ほど、ふとした切欠で過去のいじめを現在の自分と置き換えてしまうのではないだろうか?私はこの手の専門家ではないので詳しい事は解らないのだが・・・・・。いじめた本人は相手が何年経っても心の中に深い傷を残してるなんて思ってもいないだろうし、疾の昔に忘れている事だろう・・・・・。

 現代の教育は昔と比較すると随分と変わってしまっている。「教師が生徒を叩く」という行為を行うと忽ち「暴力教師」と言われてしまい挙げ句の果てには職を失う事にもなり兼ねない。教師も保守的なのである。私の学生時代は教師が生徒を叩くという事は当たり前に行われていた。それに対して父兄が教育委員会に訴えるといった事もなかった。「お前が悪さをしたから叩かれたのだろう」という程度に治まっていた。それで当たり前だったのである。

ハシボソガラス雛

 いじめという刃は生き物にも向けられる事がある。身近な動物がその犠牲になる事が多い。自分より明らかに弱い生き物をいじめるという行為は途轍もなく卑怯であり、いじめを行う人間自体がとても弱いのだろう。いわゆる「弱い者いじめ」「動物虐待」だ。自分と対等に戦えそうな相手には決していじめをしようとは思わないのだろうし、いじめを行う事により初めて自分の存在をアピールしているという事に気が付かないのだろう。

 人の心や体の痛みを自らが体験していれば、いじめや動物虐待は減るのかもしれない。しかし現代教育は「危険だから工作の時間にカッターナイフを使わせない」という方針を打ち出しているところも少なくないいう。そもそもそれが間違いなのだと思う。カッターナイフで指を切ると、本当に痛くて堪らない。その痛みを理解していれば不用意にナイフを振りかざすような事はしないだろう。何故なら使い方を誤ると「危険」だという事を理解するからである。

ハシブトガラス若

 いじめがあったから今の私があるのかもしれない・・・・・と思う事がある。但しいじめられっ子だったからカラスが好きになった訳ではない。カラスはいじめがなかった時代から好きだった。 ただ言えるのは人間の世界に蔓延る無意味ないじめがない生き物の世界が好きだし愛しいという事である。生き物が一生懸命に生きている姿を見ているといじめをしようとは思わないのではないか?学校教育は紙に書かれた自然を伝授しているだけに過ぎない。そうではなく、もっと外へ出て身近な生き物について学べるようにすると子供の心に何か変化があるのではないだろうか?そう願いたいものである。あっ、呟きにしては少々長かったかな??最後までお付き合い頂きありがとう!!

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イワツバメの災難:続報

2006-11-08 19:07:58 | その他

 5月の記事「イワツバメの災難」の続報である。友人からのメールでこの事態を知る事となり、驚きを隠せなかった事を思い出す。私も微弱ながらメールを出した。しかし何といってもご当地でこの現場を目の前で見ていた友人の切なさと頑張りがイワツバメ達の繁殖場所を守る事が出来た事は言うまでもない。

クリック

 この画像をご見てお気付きだと思うのだが、イワツバメのネットは撤去されたのである。繁殖期終了後の10月上旬の事だった。今年、イワツバメは「巣にネットを張られる」という災難に遭いながらも、この場所を捨てる事なく子育てをしたという事だ。

 この施設の運営を行っているのは「教育委員会」である。最近何かと話題になる事が多いのだが・・・・・。今回の災難の原因は「イワツバメの糞害」という事だった。しかし実際には然程の被害もなかったようである。

 何処の自治体でもある事なのだが「事が大きくなる前にさっさという事を聞いてしまえ」という投げやりな態度が目に付いてしまう。しかしこれではいけないのだと思う。苦情があった場合には出来る限り事実関係を調査した上で判断して頂きたいと思う。

 このような事はカラスの巣撤去にも言える事である。たった一人の人間の苦情で呆気なく巣が撤去されるという事が当たり前のように起こっている場合もある。全ての状況を把握するのは無理かもしれない。しかしもう少し「カラスの命」の重みを感じて欲しいと思う。

 ちなみにこのイワツバメのネットは「来年以降、設置の予定はない」との事である。一先ずは安心である。頑張ったね、イワツバメ達、そして彼らを見守った多くの人達・・・・・。「本当にありがとう!!来年また来るね!!」と越冬先の東南アジアから彼らの声が聞こえてきそうである。

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お知らせ

2006-11-06 21:35:45 | ブトボソの呟き?

 お知らせです。

「JANJAN」「10月の編集部長賞」「『害』という不名誉な勲章」が選ばれました。

この記事が選ばれるとは思っていませんでした。

賞が頂けるのって嬉しいものですね。

改めてましてこのブログ・掲示板・JANJANをよろしくお願い致します。

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恵み2

2006-11-04 19:33:11 | 

 毎年この季節になると秋の味覚が楽しめる。それは人だけではなくカラスとて同じ事である。今しか味わえない旬の味覚を堪能するのもたまには良いかもしれない。

 収穫が終わった畑ではボソがたくさん集まり、土中に潜む昆虫を食べている光景を目にする機会が多くなる。運が良ければ100羽単位のボソを堪能できる。

 このボソはキャベツの中に入り込んでいた。虫食いの痕跡もあるので遅くに孵化した幼虫がいるのかもしれない。この姿、可愛いと思いませんか?画像では見えないのだが、実はこのボソの視線の先にはもう1羽ボソが潜り込んでいるのである。

 河川敷へ行くと産卵をしてその命を全うしたサケがあちらこちらで見られる。ちなみにこの手のサケを「ほっちゃれ」というのだ!!産卵の為に川を遡るので鼻の部分が潰れてしまっている状態である。このほっちゃれを食べるのは主にオオセグロカモメとカラス達である。このブト君はこんなに大きなサケを独り占めしている。

 その光景を恨めしそうに見ているブト軍団。チャンスがあれば食べたくて仕方がないのだろう。ほとんどが若ガラスだった。頑張れ!若ガラス君!!

 公園でも秋の味覚を堪能しているカラス達がいる。この若ブト君はコリンゴをくわえて何やら楽しそうである。この後このコリンゴを大事そうにくわえて飛んで行ってしまった。

 これは先日お騒がせ雛の兄弟と共に群れていたブトである。この時はキノコを食べていた。カラスは毒キノコを食べても毒素を分解できる「酵素」を持ち合わせているという。

 これは池の周辺で見つけたご馳走である。見たところ「鶏肉」のようだった。大好物である。

 食べてばかりでは喉が詰まる。そこでちゃんと水を飲む事を忘れない。飲んでいる姿が実に可愛いと思うのである。

 これは秋の味覚というよりは「人からの恵み」と言うべきかもしれない。通行人がブトの為に「どら焼き」と提供していた。このブト君、これ以上口に入れる事が出来ない程詰め込んでいるではないか!!まだ足元にも残っている。このどら焼きを提供した人はカラスに気を使いわざわざ半分にしていた。実に細やかな心配りである。

 昆虫の姿がなくなるこれからの季節は木の実が鳥達の主食になる事が多い。木の実もその年により実りに差が出てくる。特に山の実りが少ないと普段は里へ降りて来る事のない生き物達が食べ物を求めて降りて来る。人との接触を避けてくれれば良いと願うばかりである。これ以上悲劇を生み出さないようにと・・・・・。 

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