カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

2008・巣立ち14:成長

2008-08-20 06:47:47 | 繁殖

 「2008・巣立ち14」のボソ一家。雛が1羽だけなので2羽の親から至れり尽くせりな毎日を送っている。最近は雛も高い屋根から親の真似をしているのか、縄張り内を見下ろしたりしている。その姿を見ていると本当に逞しくなった。巣立ち直後の弱々しさは消え去っている。

 ねぇ、みんなで何しているのかな?

 何か美味しいものがあるようだ。

 おねだりを開始する雛。

 この美味しそうな物は投げ捨てられていたコンビニ物らしい。

 もう自分で十分食べられるのにとにかくおねだり。

 今度は向きを変えておねだり。

 親が卵の殻を見つけた。とても大切そうにくわえていた。

 雛も興味津々のご様子。

 またまたおねだり怪獣登場!!

 雛は親に本当に大切にされて幸せだと思う。だってこうして親と緒に過ごす事さえ出来ない雛達が今年もたくさん命を落としているのだから・・・・・。みんなの分まで逞しく成長してね。

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2008・巣立ち17

2008-08-13 07:14:52 | 繁殖

 今年の巣立ちも残り少なくなってきた。記事にしていない巣立ちもあるのだが、今回の巣立ちは私にとっては特別な巣立ちになる。それでは、早速。(^^)

 パンパカパ~ン

 そう、何とあの水飲みボソ夫婦にめでたく雛が誕生した。実に6年振りの雛である。今年は新しい♀と正式に番になり始めての子育てを試みた水飲みボソ。♀Ⅱは「養子→第2婦人→♀Ⅱ」へと3年の月日を経ての結果である。実に幸せそうである。

 いつも一番最後に巣造りを始めるのだが、今回は比較的早くに始めた。しかし5月中旬に巣の近くでとても小さなカラスの死骸を発見した。間違いなく水飲みボソの雛だろう。それから数日後に営巣を止めてしまったのである。しかし5月下旬頃、2羽で枝を運ぶ姿を発見!!

 相変わらずのんびり者の水飲みボソだが、今回はいつもとはちっと違っていた。ちゃんと見張りもするし、食べ物探しも何時になく熱心である。

 ♀Ⅱはちょっと短気なところがある。まぁねぇ~、今まで第2婦人で営巣しても失敗ばかりだったし、この幸せを大切にしたいのだろうなぁ。でも幸せそうで良かった。

 巣立ちした日の雛である。大きな口を開けておねだり怪獣になっている。

 巣立ったばかりの雛。ポヨポヨしていてまるでぬいぐるみのようだ。

 雛はとても小柄。ひょっとして♀かしら??

 巣立って数日が経過したある日の事である。全身の力を振り絞って飛び上がったのである。見た目は弱々しいのだがやはり野生動物だね。

 雛の様子を見ている水飲みボソ夫婦。

 暑い日には日光浴を欠かさない水飲みボソ。

 ちゃっかりと雛も日光浴をしていた。可愛いなぁ。

 水飲みボソにおねだりする雛。水飲み一家の様子を見ていると、雛が可愛くて仕方がないといった感じ。きっと目に入れても痛くないのだろうなぁ。ちょっと過保護すぎるかもね。秋になって独り立ちするまで可愛い姿を堪能させてね。

★新聞記事は「デコじろう」で作りました★

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お詫び

2008-08-10 21:19:04 | ブトボソの呟き?

 いつも「カラス」にご訪問頂きましてありがとうございます。残り少ない暑い夏をカラスと共に乗り切ろうと思います。 

 実はリンクしている掲示板「Corvus」がアクセス出来ない状態になっています。原因は分りません。サービス提供会社にメールをしても戻って来る状態なのでお手上げです。

 暫くの間、掲示板はお休みさせて頂きます。他に何処か良さそうな掲示板があったら教えて下さいね。この機会に変えても良いかな?

 ~追記~

 どうやら掲示板「Corvus」が復活したようです。良かった、良かった!!

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2008・繁殖5:成長

2008-08-10 06:34:19 | 繁殖

 先日アップした「2008・繁殖5」のブトの雛のその後。巣立ち直後はちょっと可愛そうな目に遭ってしまったが、その後は何事もなく順調に子育てが出来ていた。雛の成長は早いもので油断していると可愛い場面を見逃してしまいそうだ。

 日干しになったミミズをくわえてご満悦の雛。日干しミミズはカラスの大好物である。

 気になる物があるとくわえて親の真似をして隠そうとしている。

 「アレッ、お父さん達、あそこで何しているのかな?」と興味津々の雛。

 ここはマンションのゴミステである。金網になっているのだが、蓋がないのでカラスは出入り自由な状態。でもね、ブト君、これがトラップだったら大変だよ、気をつけてね。

 こんなところでもおねだりしてしまう雛。

 おねだりしている後ろ姿。スタイルが良いね。

 この日は朝から気温が上がり暑かった。雛もおねだりしながらこの状態。

 親が何やらビニールをくわえてきた。多分脂分が付いているのだろう。

 あ~、ビニールを食べさせてしまった!! 後でペリットとして吐き出すのだろうけど。まだ暫くはおねだり怪獣になる雛達。でも見ている私はとても楽しいよ。

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2008・巣立ち16

2008-08-07 06:12:52 | 繁殖

 

 「2008・巣立ち3」の記事で少しだけ紹介したブト。毎日「今日はちゃんと巣があるかな?」と心配しながらの観察だった。雛は日に日に成長し巣内から聞こえる声もカラスらしくなる頃、親が神経質になり通行人を威嚇し始めてしまった。この先どうなるのかなとちょっと心配。

 しかし、私の心配は取り越し苦労だったようで遅ればせながらこのブト君にも雛が巣立った。7月中旬の頃である。巣立ってからの親はとてもとても静かだった。これなら大丈夫だろう。

 雛は2羽で、とても元気そう。地面に落ちる心配もなさそうである。このまま大きくなってね。

 兄弟の1羽はどうやら好奇心が旺盛のようで巣立って間もなくこうして電柱の上に止ま事が多い。

 電柱に止まり、まるで親のように見張りですか?

 「毎日、毎日暑くて・・・・・」と言っているのかな? 本当に毎日暑いね。

 痒いところを掻いているこの姿が可愛い。嘴はまるでがま口だね。巣立って2週間が過ぎようとしている雛達。最初に撤去されなければとっくに親と一緒に修行に出掛けている時期なのだが・・・・・。例の管理人もどきのお爺さん、気が付いているのかな?(^^;;

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2008・巣立ち15

2008-08-03 07:35:28 | 繁殖

 昨年の記事「2007・巣立ち7:終焉」のブト一家。今年は一体どうなったの? 可愛そうな目に遭っていないだろうか? と気になっている人もいたりして?? でも今年は何のトラブルもなく無事に子育てが出来たのである。雛は4羽だったのだが、先週1羽の雛が死んでしまったのである。しかし独り立ち前に雛が死んでしまう事は決して珍しい事ではない。雛の死骸を見た時は悲しかったが、残りの雛の面倒に追われているブトの姿を見て安心したのである。

 このブト一家がテーブル代わりに使っている民家の屋根。

 屋根の上には食べ物やおもちゃなどいろいろな物がある。

 骨の引っ張りっこが始まった。

 「独り占めしないでよぉ~」

 次に興味を示したのは庭にあるバラの花である。

 体を伸ばして花弁をゲット。

 早速他の兄弟もやってきた。

 更にもう一羽やってきた。これで兄弟が全員揃った。

 バラの花弁は雛達によって、散らばされてしまった。(^^;;

 これこれ、余り悪戯が過ぎると叱られるよ。雛達は思う存分悪戯を楽しんでいた。その後親と一緒に飛んで行ってしまった。ちなみにこのバラの木は翌日に剪定されてしまった。(^^; 今年は人への威嚇行動もほとんど見られなかったブト君。人の方から手を出さなければ攻撃をして来る事はほとんどないという事が証明されたようなものである。ブト君、今までいろいろとあったけど本当に良かったね。

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2008・巣立ち14

2008-08-01 05:58:27 | 繁殖

 昨年の記事「2007・巣立ち14」のボソが今年も雛を巣立たせる事が出来た。既に過去形になるのだが、今年はちょっとハプニングが起ってしまったのである。

 4月初旬に造巣を開始し、予定通りに抱卵を開始したボソ夫婦。順調に行けば巣立ちは6がつ初旬である。私も毎日楽しみにして様子を見に行っていた。巣に関しての苦情があったらしいのだが、何とかクリアして問題は解決していた。しかしある朝の事、巣がなくなっている!! 私は自分の目を疑った。何度も、何度も巣のある木を探したのだが見付からない。私の勘違いで違う木を見ているのかもしれない・・・・・と思い別の木を探す・・・・・しかし見付からない。近くにはトボトボと歩く2羽のボソがいる。巣がなくなって途方にくれている感じだ。多分巣は撤去されたばかりだろう。

 一体何がどうなっているの?? しかもこの公園にある巣の全てが撤去されている。これは素人の仕業ではなく、きちんとした業者が行ったのだろう。いろいろと調べた結果、何と業者が勝手に撤去した事が判明。こんな事があって良いのか??

 撤去から数日経ったある日の事、枝を運ぶボソの姿があった。良かった、再営巣してくれたのだ。ちょっと出足が遅れてしまうけど何とか大丈夫だろう。ボソ君、頑張って!! この公園は親子連れが多く、日中は運動会が開かれているのかと思うくらいに騒がしい。そんな状況下でひっそりと抱卵しているボソ夫婦。気が付いている人ってどの程度いるのだろう?

 そして7月下旬に1羽の雛が巣立った。やはり雛は1羽しか育てる事が出来なかったのだろう。昨年も撤去され再営巣した時も雛は1羽だった。でもとても元気そうな雛だ。地面に下りる事なく育って欲しいなぁ。

 雛の事が気になりひっそりと様子を見に行く私・・・・・しかし親子連れの多い場所には何とも不釣合いな感じがしていた。(^^; 雛は見に行く度に違う木に移動していた。実際に飛ぶ姿を見る事が出来たのは巣立ち後1週間経過してからの事だった。親に付いて行きその場でおねだり怪獣になる雛。

 一人っ子だから親に可愛がられて大変である。雛が飛ぶと心配そうに後を追う親。実に子煩悩である。ハプニングはあったがこうして再営巣が出来たボソ夫婦。全てのカラスが再営巣出きる訳ではない。このボソはまだ幸せな方だと思う。来年は再営巣する事なく順調に子育てが出きると良いね。

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