またまたご無沙汰してしまいました。
気が付けばもう春ですね。
何年も前からHPを立ち上げると言っていてなかなか実現できませんでしたが
いよいよアップできました。
まだ未完成ですが徐々に構築して行きますのでご覧になって下さい。
イベントのお知らせです。
2014年1月26日に札幌の地下歩行空間のイベントに参加する事になりました。
お時間のある方は是非覗きにいらして下さい。
当日はカラスのビデオを放映します。
「チ・カ・ホでイイネ!市民活動がイイネ!‐映像編‐」
↑何故かリンクが貼れません。ε≡≡≡≡(;゜;艸;゜;)
よろしくお願い致します。m(__)m
年末年始の挨拶もせぬままになっていましたが皆さまお元気でしょうか?
今年の札幌は積雪はそれなりにありますが気温は高めですね。
年末に北海道新聞にカラスに関する記事が掲載されて私も取材を受けました。
場所は札幌市にある「円山動物園」です。
実はこの問題はもう何年も前から起きていて園内には注意喚起の看板もついています。
しかし記事にもあるように怪我人が出てしまい話は大きくなったようです。
今回は「カラス」という鳥を巡ってそれぞれの立場の人間が関わりました。
1:被害を訴えた市民
2:行政サイド
3:研究者である立場の人間
今回に限らずほとんどの場合はこの3種の立場の人間が関わると思います。
ではそれぞれの立場で今回の問題を解析するとどうなるでしょうか?
1:被害を訴えた市民=市民はあくまでも自分達に降りかかった事を述べて改善案などを求めます。
市民によっては口うるさく声を大にして大げさに述べる人や議員を炊き付けて圧力を掛ける人もいるでしょう。
しかしそれは一種のテロ行為にも似ていて改善策ではなく脅しに近いとい言えるのではないかと思います。
2:行政サイド=行政は市民の訴えに基づいて事実を確認して早急に対応を検討します。
生き物が関わる事例の改善策の多くは人間指導ではなくて「生き物の殺傷」です。
殺傷する事により仮に効果がなくても「市としてこのように対応している」というパフォーマンスになります。
しかし今回は動物園という立場上「カラスの捕獲」には出来る事なら避けたいと思っているはずです。
3の研究者の場合=研究者の目線は市民や行政とは異なり事実は事実で受け止めます。
もみ消すとかそのような事は決して行いません。
しかし目先の事実だけを見て対策をするのではなく「根源」を掘り下げて考えます。
今回の「襲ってくるカラス」ですが本来は適切な表現ではありません。
しかし一般的に分かりやすく表現をするために「襲ってくるカラス」になったのだと思います。
根源を掘り下げて観察した結果カラス達は長年の餌付けにより「袋を持っている人=食べ物くれる人」という学習しました。
更に低空飛行をする事によって子供や女性が驚き袋を落としてしまい取りやすくなる事を学習しました。
袋を落とさせて奪うような熟練した技を使えるのは若ガラスではなくて成鳥のベテランガラスです。
実際にスタンバイしているのは1組のブトの番です。
このようなベテランの番が怪しいトラップに入るとは考えられなくて仮に入ったとしてもそれはボソだったり
罪もない若ブトの可能性が大でしょう。
研究者として何が出来るのか?と考えると市民と行政両方の立場を理解して上手く両者の希望や考えを組み合わせる事です。
国会でも学級会議でもそうですが100%の賛成なんて皆無に等しいでしょう。
ですから広い視野と知識で提案をして行くのが有効であると思っています。
今後もこの問題には東海大学札幌キャンパスと共同で関わっていきたいと思っています。
また追って報告出来るようにしますね。
昨日のテレビをワンセグで見ようと待っていたらラジオの出演依頼が来ました。
STVラジオ 「どさんこラジオ」
番組自体は午後12時から始まっているのですがその中の和久井さんが担当するコーナーだそうです。
時間はPM14時くらいのようです。
多分数分の電話出演ですが話題はカラスなので時間が合う方は聴いてみて下さい。
ここ数日蒸し暑い札幌ですがせっかくの夏を満喫しないと損した気分になりますね。
今日はテレビ出演のお知らせです 。
2013年7月9日(火)PM14:55~
この番組内の「ウラヨミ」のコーナーでカラス特集をします。
時期的にカラス特番も終わりかなと思いますので是非ご覧になって下さい。
北海道だけのローカル放送になります。
それとHPは未だに完成していないのですが日本財団が運営している「CANPAN」というサイトに
NPO法人札幌カラス研究会も登録しました。
こちらをご覧になって頂けると昨年度の収支報告や定款なども見る事が出来ます。
CANPANサイト
「NPO法人札幌カラス研究会」
それではよろしくお願い致します。
いつもブログを見て下さっている皆さま。
最近は更新をさぼってばかりですがTwitterのほうでは常時画像などをアップしていますので覗いて見て下さい。
今日はお知らせがあります。
4月から準備を進めてきたNPO設立ですがとうとう認可が下りました。
2012年10月4日付けで
「NPO法人札幌カラス研究会」
が設立されました。
今までは任意団体でしたので時々「お宅はNPOじゃないですからね・・・・・・」
などと嫌味を言われる事もありましたが今後はそのような事を言われる事はないでしょう。
法人化になっても活動に変わりはありません。
これからもカラスの生態を調査して啓蒙して行きたいと思います。
これからも応援よろしくお願い致します。
会員は常時募集しておりますのでよろしくお願い致します。
NPO法人札幌カラス研究会代表理事
中村 眞樹子
カラスの巣立ちもやっと落ち着いて気分的にも軽くなりました。
今シーズン最後のカラス報道になると思います。
2012年7月9日(月)⇒今日です。
18:10~19:00のNHKテレビ
2分位の短い内容らしいのですが見て下さいね。
21日にカラス報道がありましたが今日また取材を受けて夕方放送されます。
詳しい時間は分かりませんが都合が良ければ見て下さいね。
HBCテレビ「北海道NEWS1」 です。
この番組のキャスターがくるので間違いないと思います。
皆さま、コンチャ──ヾ(≧∀≦)ノ──♪
やっと暖かくなりカラス達も居心地が良さそうです。
5月21日(月)のPM18時15分からカラス特番があります。
:HTBテレビ「イチオシテレビ」です。
かわいいカラス映像も流れる予定ですので是非ご覧になって下さい。
北海道だけのローカル放送です。(^^ゞ
今回は対談のお知らせです。
北海道新聞に連載されていた「北海道 動物の人」に続いて今度は対談に招かれました。
私の他にも5名の方の関わってきた動物達のお話が聞けます。
そして1月29日(土)PM18:00はいよいよ私の出番になりました。
今日から私が写したカラスの写真が展示されています。
写真展示は数年前に行ったビジュアル展以来です。
可愛い写真を選んで展示してあります。
29日に来られない方は写真だけでも見にいらして下さい。
上の画像は展示風景です。
詳細は上にリンクをご覧下さい。
参加されたら声を掛けて下さいね。
それではよろしくお願い致します。
いつもブログ「カラス」を訪問して頂きましてありがとうございます。気が付けばブログを開設して早くも3年以上の月日が経過しておりました。この3年間、いろいろな変化がありました。しかしカラスの行動を見ていると時間の経過なんてどうでも良くなる事があります。カラスという鳥って本当に不思議な魅力があるのだと実感させられます。
そんなカラス達に受難の時がやって来ました。「既に受難しているじゃぁないか!!」と思う方もいいらっしゃるでしょうね。既にテレビは新聞で報道されておりますが、「カラスの鳥ポックスウィルス感染症」に関して少々補足があります。
報道の中でも私がコメントをしておりますが、ポックスウィスル自体は個体を死に至らしめるような強いウィルスではありません。「ポックスウィルスに感染した事により、免疫や体力が低下して、二次感染を引き起こし死亡してしまう場合がある」というのが正しいのです。
それと「鳥ポックスウィルス感染症」は人間には感染しません。分かり易く言いますと人間が感染するウィルスとは種類が違うという事です。人間の風邪が猫に移らないと同じですね。ですから人間への感染を心配する必要はないという事です。どうかご安心を!!
他の野鳥への伝播についてですが、現時点で発症は認められておりません。仮に伝播するウィルスだったらこの数年間に他の野鳥に発症個体がいても不思議ではないのですが、全くその気配はありません。渡り鳥が伝播するという事もないと考えられます。
報道を見てそれぞれに感じ方が違うのだと思いますが、大げさに捉えないで欲しいなぁと思います。確かに感染している個体を見ると実に痛々しく、今にも死んでしまいそうな感じさえ見受けられます。しかしこの感染症は治癒してしまえば全く心配がないとの事です。実際に治癒した個体も確認していますし、今年も既に治ってきている個体もいます。
感染源の特定や今後についてはこれからも継続的に調査して行き、何かに機会に発表して行きたいと思います。身近な鳥であるカラスにこのような感染症があるという事は事実です。今、私達人間が出来る事は大げさに捉えるのではなく、静観し見守り、人間の行為により過剰にカラスを集めないという事だと思います。ちょっとした思いやりがカラス達を救うきっかけになるのだと思います。カラス達の声を感じて汲み取ってあげて下さいね。
来週10月18日(土)に恵庭市で「カラスサミットインえにわ」が開催されます。私はカラスの生態をプレゼンして来ます。しかしWebニュースを読む限りでは何だか「カラス=悪者」というイメージが強く感じられます。しかしながら私の役目はカラスの生態をしっかりと伝えて一人でも多くの人に理解してもらうきっかけを作る事だと思っています。当日は参加無料なので、良かったら恵庭に足を運んで下さいね。<(_ _)>
札幌カラス研究会初の観察会が行われた。風が強く気温も低かったのだが、時折差し込む日差しが心地よさを運んでくれた。数日前からの雨で大気中の汚れが流されたのか澄み切った青空が広がっていた。観察会としては贅沢な天候だったのかもしれない。
この時期、河川敷で見られる鳥の代表と言っても良いアオジが美しい囀りで私達を歓迎してくれた。
東南アジアから繁殖の為に渡ってきたイワツバメが抱卵を初めていた。タイミングがよけれ集団で虫捕りをしている光景を見る事が出来るのだが、残念な事に今日はその姿を見る事が出来なかった。
草の上をトコトコと歩いているボソを発見!! 画像では分り難いのだが、このボソはまだ一歳未満だろう。風切羽に褐色が残っていたし尾羽の先もボロボロだった。
中州の石の上にいたボソ。ボソはこのような場所が良く似合う。
河川敷を歩いていると、1羽の飛べないブトを発見した。
そう、このブト君はコメントをくれていた「ヤタさん」である。本当に観察会に来てくれるとは思っていなかったのでとても驚いた。
ヤタさんは、保護した時点で既に白内障に罹り目が見えていなかったそうだ。光には反応しているようだった。頭も傾いてしまうので負担が掛からないようにとこのマフラーをしているという事だ。
ヤタさんを日光浴させていると、すぐに近くにいたブト達が興味を示して接近してきた。如何にもブトらしい行動である。
気になって仕方がないブト・・・・・。
地面を歩きながらも目線はヤタさんの方を向いていた。
番のブトもヤタさんが気になって仕方がないようだった。
ヤタさんはいつも十分に日光浴をさせてもらっているのだろう。翼に色艶がとても綺麗だった。翼の瑠璃色から考えるとヤタさんは♂かもしれない。
自転車に乗る時にはこうして枕をしてもらうヤタさん。
歩く時には服の中に入れて行くそうである。何だか可愛いね。こうしてヤタさんと出会う事が出来て本当に感激だった。ヤタさんは野生のカラスとしての生き方は出来ない。しかし野生のカラスでは体験する事の出来ない幸せな暮らしをしているのである。ヤタさん、また会えるのを楽しみにしているからね。
札幌カラス研究会と豊平川ウォッチャーズ共催の観察会のお知らせです。札幌カラス研究会としては初めての観察会になります。
今回は河川空間に生息しているカラスを始め様々な生き物達を観察して河川空間の重要性を再確認したいと思います。
こんな事を書くと堅苦しいと思われてしまいそうですが、決してそのような事はございません。どうかお気軽にご参加下さいませ。
★2008年5月10日(土) 午前10:00~午後12:00頃まで
好天に恵まれる事を祈りますが、河川敷は思いのほか風が強いです。暖かい服装でお越し下さい。どんな生き物達に出会えるか楽しみです。ちなみに観察会を行う川の様子は「水辺シリーズ」をご覧下さい。最新の記事は「水辺10」です。
先日行われた「カラス達の生活~ビジュアル展~」で使ったカラスのDVDをご希望の方に販売する事に致しました。価格は送料込みで2,000円です。経費を差し引いた売り上げは全て札幌カラス研究会の活動資金になります。
DVDの内容ですが、6つのカテゴリーに分かれていて録画時間は約1時間です。お試しで見せる事が出来ないのですが、イメージとしてはYou Tubeの動画をご覧になって頂けると良いと思います。
ご希望の方はメールを下さい。 こちらから改めてメールを差し上げます。
アドレス:corvus_macrorhynchos_buto_5600@yahoo.co.jp
一旦受付を締め切った後に発送作業に取り掛かりたいと思いますので、お手元に届くまでに少々お時間を頂く事になりそうです。
それではよろしくお願い致します。m(__)m