カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

2008・巣立ち9:成長

2008-07-28 18:06:32 | 繁殖

 「2008・巣立ち9」の雛の成長振りである。日を追う毎に雛は逞しく成長している。見ている私も頼もしく思える。このブトのように何事もなくお互いの存在を理解しつつ干渉しないというのが理想的な環境かもしれない。しかし今回このブトはたまたまこのような環境になっていただけで来年は分らない。

 兄弟は全部で4羽。特にこの2羽は仲が良いようで一緒に行動している事が多い。

 ちょっと疲れたので伸びをしてっと。

 木の幹に興味が涌いてきた雛。

 「え~、何があるの?」

 「何にもないよ」

 「幹の皮でしょう?」と言っているのかな? 伸びをする雛。

 今度は自分で何かを見つけようとする雛。

 「あっ、お母さん達が戻って来た。嬉しいなぁ」

 「お腹が空いたよ~~」と途端におねだり怪獣に変身!!

 食べ盛りの雛4羽の食事の支度も大変だよね。ブト君!!

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仲間13

2008-07-27 07:04:51 | 行動

 「仲間」というタイトルの記事は何時の間にかいじめられっ子が登場する記事になってしまった。なかなか上手に仲間を作る事が出来ないいじめられっ子にはちょっと皮肉に感じるだろうか?

 今年も春に公園を出て行ったいじめられっ子。一体何処でどうやって暮らしているのかとても気になる。しかしそれを知る術はない。

 いじめられっ子が戻って来るのは親に繁殖が落ち着く8月以降というのが定番だった。しかし今年のいじめられっ子親は繁殖に失敗してしまった。先日地面採食をしている見覚えのあるブトが・・・・・何と、いじめられっ子ではないか。

 いじめられっ子は既に換羽が始まっているようだ。羽毛がはみ出している。もう少し経ったら頭の羽も抜けてしまい、ちょっとお惚け顔になる。(^^;

 でも栄養状態は良さそう。

 また春までこうして親の縄張りに留まるんでしょう? 私もまた毎日いじめられっ子に会うのが楽しみになってきた。また春までよろしくね、いじめられっ子君。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち12

2008-07-26 21:46:11 | 繁殖

 今年もいろいろとあった公園ではあるが、カラス達は決してめげる事なく子育てに没頭していた。今日紹介するカラスは公園一子育て上手と言っても過言ではない。昨年の記事「2007・巣立ち8」のブト君一家だ。

 昨年は一度だけハプニングがあったのだが、今年は本当に優等生だった。特定に人物以外には威嚇行動はほとんど見られなかった。しかし何故か今年は営巣開始が遅く巣立ちも7月に入ってからだった。

 今年も雛は3羽。みんな健康優良児だ。地面に下りる頃には既にちゃんと飛べるようになっていた。安心、安心!!

 兄弟がいると行動も面白い。とにかく何にでも興味深々。「ねぇ、それな~に?」

 「えっ、今度は何処に移動するの?」

 今度は大好きなベンチへ移動!!

 他の兄弟もやって来た。「ねぇ、独り占めしないで見せてよ~」

 親もこのチョウセンゴヨウの実が大好き。これは昨年の実の残骸である。でも嬉しそうだ。

 とにかく、突いてみよう!!

 でもすぐに飽きてしまう雛。「あっ、あそこに美味しそうな実を発見!!」

 そう、これは鳥が大好きな「クワ」である。カラス達もこの実が大好きで場所によっては群がっている姿を見る事が出来る。

 あれ! この雛は食べているうちに日光浴を始めてしまった。実に平和なカラス日和であった。3羽の雛達は今日も元気一杯で親に怒られながらもおねだり怪獣になっていた。(^^;

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち11

2008-07-23 06:19:09 | 繁殖

 今年のカラスの巣立ちのほとんどが終了しているのだが、何とまだ抱雛中の番もいる。撤去などにより繁殖が遅れてしまっているカラス達だ。繁殖期のピークが過ぎ去った今日この頃では、威嚇行動に対しての反応が全く違う。同じ事を言ってもピーク時には聞き入れてもらえなかった事も、時期がずれると聞き入れる事が出来る人が多くなる。何だかなぁ。(^^;

 今日のブトの住んでいる場所は商業施設やマンションが連なるところにオアシスのように点在している公園である。当然ながら綺麗な花壇や芝生が多い、見た目の緑に騙されてしまいそうである。昨年はある爺さんが蹴られたとかいう事で巣を撤去されてしまったのだが、雛が巣立って2週間も経過した後の事だった。こんな時期になって巣を撤去したって何の解決にもならない。いや、むしろ何もしない方が良いのである。しかしこのエリアを担当する部署は巣の撤去を趣味にしているよな所だからある意味しょうがないのかもしれない。おおよそ理解しようとはしないのである。(^^;

 今年も4月上旬に見事のカモフラージュされた巣を造り抱卵の入った。♂は毎日、毎日見張りと♀への給餌に追われる。遠くからでもこの♂の見張りしている姿を確認する事が出来た。

 そして6月中旬に元気な雛が巣立ちをした。雛数は何と4羽だ。こんな場所で4羽も育てたなんて拍手喝采である。お見事!!

 雛は地面に下りて飛べないといったような事はなかったと思うのだが、毎日見に行っていた訳ではなにので確信はない。しかし親ガラスの落ち着き具合を見ているとトラブルがなかった事を知る事が出来る。

 何を見ても興味深々な雛。兄弟と遊ぶ事も多くなった。

 雛が4羽もいるとそれぞれの性格の違いを把握する事が出来る。この2羽はいつもこうして一緒に遊んでいるのだろうか?

 まだ熟していない青い実を啄ばむ雛。

 嬉しそうにお気に入りの物をくわえて大満足!!

 今度は大好物の毛虫を見つけた雛。いつも親に食べさせてもらっていたもんね。この行為園は決して条件が良いとは言えないと思うのだが、人の介入さえなければ神経質なブトだって人との接触を避ける事が出来るのだ。公園内にはボソも一組住んでいる。こちらは5月下旬に2羽の雛を巣立たせた。最近は夜は家族で夏塒へ向かっているようである。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち10:災難

2008-07-20 20:39:05 | 繁殖

 毎年、カラスの営巣には災難が付きまとう事が多い。今回紹介するボソもそんな災難に遭ってしまったパターンである。

 上の巣は違法撤去された巣である、この場所は数年前からカラスの巣を狙ったとしか思えない違法伐採が横行している。恐らく犯人は同一人物だろう。昨年は数人で早朝に見張りをしたのだが、今年は考えたいたよりも早くに撤去されてしまった。撤去された巣は2つ。全てボソである。巣にあった卵は全て潰されていた。余りにも酷い仕打ちであり、こんな事を平気で出来るなんてどんな変態なのだろうか? 

 数日後に様子を見に行ったら既に一組のボソは再営巣していた。しかしちょっと場所がねぇ~。 さすがに自分達もあんばいが悪かったのだろう。

 更に数日後に、ちゃんと樹上に造り始めた。そして間もなく放卵に入った。

 ♂はどんなに暑い日でも、雨の日でも見張りを怠る事はなかった。頑張れ!!

 そして巣には可愛い雛が育っている。雛は2羽のようだ。

 もう一組のボソもご覧のように可愛い雛が育っていた。間もなく巣立ちを迎える。

 6月中旬、無事に雛が巣立った。まん丸として可愛い雛だ。

 親は片時も雛から目を離す事はない。本当に子煩悩である。

 もう一組のボソも無事に巣立ちを迎えた。雛は2羽だったのだが、1羽の状態が芳しくなく数日後に雛は1羽になってしまった。

 雛は日に日に成長し、地面採食を始めた。親もさぞかしほっとしている事だろう。

 「ボク達、最初にに殺されてしまった兄弟の分まで一生懸命に行く抜くからね。みんなもボク達を応援してね」

 「ボク達はこうして巣立つ事が出来たけど、巣立ち直前に巣を撤去されて埋められてしまった仲間もたくさんいるし、誰もいない山や川に捨てられてしまった仲間もいるんだ。そんな悲惨な目に遭わされた仲間の分まで一生懸命に生きるからね」

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お願い

2008-07-19 04:55:15 | ブトボソの呟き?

 いつも「カラス」をご訪問して頂きありがとうございます。更新がまちまちですがこれからもカラス三昧なブログで行きたいと思います。

 今日は皆さんにお願いがあります。一部の訪問者から「最近は飼育専門ブログになってしまったのですか?」という御指摘を頂きました。確かに時期的に多いかもしれません。保護された方は何が何だか分らなくて、どうしようかと思い悩んでいる事と思います。

 そこで今後飼育に関するご相談はこのブログではなく掲示板に「Corvus」の方へ限定したいと考えております。検索等で訪れた方にはその旨私の方からお伝えしたいと思います。勝手なお願いですが皆さまのご協力をよろしくお願い致します。

「Corvus」 飼育相談はこちらへ。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち9

2008-07-14 21:14:58 | 繁殖

 今回は「巣立ち5・成長」のボソ雛が紹介していたブトの巣立ちである。今年は雛の姿を見る事ができた。4月中旬に昨年と同じ木に造巣を始めた。

 巣材は遠くへ行かなくても手に入れる事が出来る。ブト君、紐やテグスには気を付けて欲しいなぁ。

 ♀が抱卵を始めるとどんなに暑い日でも見張りを欠かす事のない♂。実に感心である。

 そして6月の上旬に雛が誕生した。巣内に3羽いたのを確認していたのだが何と雛は4羽だった。なかなか4羽揃っての撮影は出来ないのだが、雛は全員健康優良児だ。

 昨年は巣立ち寸前に撤去されてしまいその後営巣はしなかった。昨年はたった一人の「蹴られた」という苦情で撤去されてしまったのである。その後の観察から蹴られた人物がすぐに分るようになった。だって、ブト君自身が記憶していてその人物が現れると巣がないにも関わらず威嚇していたのだから。カラスの記憶力って凄いでしょ?

 4羽の雛は日を追う毎に飛行距離を伸ばしていった。電線や電柱、通りを挟んだ民家の屋根と元気に羽ばたく姿を目にするようになった。

 親が毛虫をくわえてきた。

 電線の上におねだり怪獣発見!!

 真っ赤な口を開けておねだりする雛。親がいない時はちゃんと自分で毛虫を捕って食べているのに、親がいる時は思いっきり甘えっ子に徹するのだ。

 「そういえば、ボクたちのお父さんって芸達者なんだって。ボクはまだ見た事がないけど同じ公園のボソ君から聞いたんだ。ボクもYou Tubeで見てみよう」

「ハシブトガラス鳴く」

「ハシブトガラス:自転車の小物入れを壊す」

「ハシブトガラス:靴を突く」

 巣立ちをして約1ヶ月が経過した。最近は親と一緒に修行に出掛ける事が多くなった雛達。しかし夕方になると戻って来て親と一緒に樹上で眠りに就いている。家族みんなで寝ている姿ってほのぼのとしていて良いものである。

コメント (23)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・繁殖5

2008-07-11 05:29:16 | 繁殖

 今年は少しだけだが良い事があった。今日紹介するブトもその一つである。このブトの繁殖地は小学校の向かいという言わば最悪の場所であり、通常なら「児童が襲われたら大変」という想定のもと巣は瞬く間に撤去されてしまう。このブトも今まではその通りに巣は撤去されていた。

 今年もやはり同じように苦情が入り、一時は撤去という話にもなったのだが暫くは様子を見て、その期間に余りにも攻撃が激しかったらその時点で改めて対策を講じるという事になった。私は毎日気になり様子を見に行った。巣では雛の元気な声が聞こえていた。3羽はいそうな雰囲気。

 親は大好物のマヨネーズと奮闘中。育児期間だから栄養を摂らないとね。

 番相手もやって来た。

 安全な場所へ運ぼうよ!!

 人目に付き難い場所へ運んで「いただきま~す!!」

 地面採食も欠かさない。この時期は小さな幼虫が潜んでいるんだよね。

 そして6月の中旬に可愛い雛が3羽巣立ちをした。

 このまま地面に下りる事なく成長して欲しいと思ったのだが、悲劇は訪れてしまった。私は見ていないのだがどうやら雛の1羽が小学校のグランドに下りてしまい、結局捕獲されてしまったようである。とても残念である。しかしこのブトにはまだ雛がいるので悲しみにふけっている時間はない。その分良かったのかもね、ブト君。

 周辺の民家から失敬してきたサクランボを堪能するブト君である。旬の味覚に目がない。

 サクランボは自分達も食べて、その後雛へ給餌に向かった。

 暑い日は口を開けて雛を見守るブト君。雛の1羽は捕獲されてしまったけど残りの雛はみんな元気で良かった。とりあえず巣ごと雛を殺されるという最悪のシナリオは避ける事が出来た。地面に下りてしまった雛だって、枝に上げてあげたらきっと大丈夫だったのだろうなぁ。このブト君、その後人への攻撃は全くと言って良い程なかった。本当に静かに子育てをしている事になる。「今まで撤去されていたのは一体何?」と問いかけてみたくなる。ブト君、独り立ちまでの期間また元気な姿を見せてね。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち8

2008-07-09 21:07:36 | 繁殖

 7月に入りカラスの巣立ちが落ち着いてきた。私自身も気持ちに余裕が出来てやっとブトの巣立ちの記事をアップする事が出来る。今年のブトの巣立ちのドラマは?

 場所にもよるのだが、巣立ち間もないブトの雛がこうして地面にいるという事は・・・・・。

 そう、心配で堪らない親が必死になって人を追い払おうとしている。親が子を守るという極当たり前の行動である。しかしこれが人との軋轢を生み出してしまうのである。

 このブト君、今年は頑張って4羽の雛を巣立たせる事が出来た。4羽もいると一日中給餌に追われる。そもそも人への威嚇なんて時間の無駄である。

 親の所に大集合するおねだり怪獣達。こうして日々成長して行く雛。

 2週間ほど経過した雛の様子。もうすっかり立派になり、親の威嚇行動もほとんど見られなくなった・・・・・・特定の人物は除いてネ。(^^;

 この日は兄弟みんなで水浴びをしていた。この時も親はしっかりと見張っていた。

 水浴びをして気持ち良かったぁ~。

 もう成長に見える?

 へへへ~、でもまだ翼の内側は鞘が被っているんだよ。見た目は立派になってもまだまだ子供である。4羽の兄弟の元気な姿を独り立ちまで見続けたいと思う。そうさせてね、ブト雛達。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち4:成長

2008-07-07 21:06:34 | 繁殖

 「巣立ち4」の雛が巣立ちをして約半月が経過したボソ一家。間もなく河畔林へデビューした雛。兄弟もいないので親の愛情を独り占めしている状態。親は目に入れても痛くないのだろうなぁ。この日は真夏のような暑さで、カラスはみんなご覧のように口を開けて伸びていた。

 雛はとにかく何にでも興味を示す。オオセグロカモメの事が気になるようだ。

 勇気を出して威嚇鳴きをしてみた。でも翼を広げられてビックリ!!

 親が間に入って来た。やんちゃっ子をなだめるかのように・・・・・。

 今度は親がオオセグロカモメにアタック!!

 オオセグロカモメは翼を広げて自分の大きさをアピールしているようにも見える。実はこのオオセグロカモメもまだ若い個体だった。

 その後暫くして雛も親の真似をしてアタック。しかし今度はオオセグロカモメの成鳥だった。雛はこうして毎日いろいろな事を学習して成長しているのだろう。秋までに短い期間、親の愛情を独り占めして逞しく育って欲しいね。

 河畔林はのんびりとしているのに路上ではサミット関連の警護でご覧の通り。(^^;

 何だか物々しい雰囲気。でもきっとこんな光景は二度と見られないのだろうなぁ。(^^)

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち7

2008-07-05 05:05:53 | 繁殖

 毎年カラスの巣立ちには様々なドラマがある。それは自然界ならではのものと人に介入によるものとに分けられる。自然界ならではの事なら諦めが付くが、ことさら人の介入があったとしたらやるせない気持ちにさせられてしまう。

 このボソは余り雛に恵まれない。昨年も何とか1羽を巣立たせたものの心無い人間に仕業で雛の命は一瞬にして消えてしまった。今年はそんな悲劇が起ってはいけないと思い、私は出来る限りこのボソの様子を見に行っていた。

 

 私の他にもこのボソの事を気に掛けている人達がいて様子を見てくれている。巣内の雛が1羽死んでしまったものの順調に進んでいるものと思っていた。しかし巣立ちが近付いても雛が巣から出る気配がない。

 巣内での雛の動きがおかしい。何らかの障害があると思われる。今までの経験から察すると栄養の偏りによるクル病か先天的な足の異常である。更に巣立ち予定日を20日過ぎても状態は変わらなかった。

 ある朝の事である。いつものように様子を見に行ったら親が盛んに鳴いている。きっと何かがあったに違いない。雛が地面に下りてしまったのだろうか? 公園に着いて私が目にしたものは枝に上げられようとしている雛の姿である。偶然にも雛を枝へ上げようとしてくれていた人は私の知り合いであった。カラスや自然の事を理解している数少ない知人である。

 この方も私と同じに感じていたようだ。巣にいる雛の動きがおかしいので巣に登り中を見てみたとの事。何と雛の足に巣材で運び入れた紐が絡み付いて身動きが取れない状態だった。紐を取り除きどうしようかと思っていた時に私が現れたらしい。

 雛の足は紐が絡み付いていた影響で指が一本なくなっていて、間接もまっすぐな状態で固定されつつあった。枝に止めようとしても枝を上手く掴む事が出来ないようである。何となくだが顔付きから見てこの雛は♀っぽい。

 親は今でも必死になって雛に給餌をして見守っている。親がいるのなら巣に戻すのが一番良いという事になり再び雛を巣へ戻す事にした。雛は翌日一杯は巣に留まっていたのだが、それ以降は地面に下りてしまっていた。しかし嬉しい事に固定されつつあった関節が曲がるようになっていて、しっかりと両足で立っていた。少々動きがぎこちないのだが時期に良くなるだろう。まだ飛べる力はないのだが、人が近寄ると必死になり飛ぼうと頑張っている。

 「みんな、ワタシって成長が遅れているけど頑張って飛んでみせるからね! これからもワタシを見守ってね」 とこの雛が訴えかけているよに見える。私はこのボソには最後まで子育てをさせて上げたいとう気持ちで一杯である。地面にいる事が多くて心配なので看板を設置してもらった。何もないよりは遥かに安心である。最近は身を隠す場所を見付けてそこに隠れている事がおおくなった。チビボソちゃん、頑張って飛べるようになってね。たくさんの人が応援しているから。

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ

2008-07-04 21:05:20 | ブトボソの呟き?

 今まで何度かテレビ放映された「水飲みボソ」の映像が再び放映される事になった。しかし今回の放映は関東地区の限定されているので、当事者である私自信見る事が出来ない。関東地区にお住まいの皆さん、是非ともご覧になって番組の感想等を聞かせて下さいね。この日って我が家の猫の誕生日だぁ。

日本テレビ 「ニュース・リアルタイム」

放送日:7月7日(月)

時間:午後6時16分から35分頃

 それともう一つ日本画展のお知らせです。カラスの絵も出品しているそうです。近かったら私も見に行きたいですね。お近くの方がいらしたら是非見に行って下さいませ。

「自然の中の形」 若山 卓 日本画展

会期:7月9日(水)~7月15日(火)

会場:高崎市高島屋5階アートギャラリー

★画像は若山さんご本人から送って頂いたものです。とても素敵なカラスだと思います。モデルはボソかな?(^^)

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008・巣立ち5:成長

2008-07-04 05:43:21 | 繁殖

 つい最近の記事「巣立ち5」のボソのその後をお伝えしよう。すでに巣立ちから一ヶ月が経過しようとしている。野生動物の成長振りは凄まじく誰が見ても雛だなんて思えない程である。

 最近は家族団らんが多いボソ一家。

 兄弟の1羽がチラシをくわえてきた。

 チラシで顔が見えないよ~。

 お気に入りの物はいつもここに運んでくる。

 カラスの雛は誰かが何かを見つけると自分も興味津々になる。人間の子供と同じだね。

 もう一羽の兄弟は側のゴミステからオレンジの皮を調達。

 何処へ運ぼうかなぁ?

 すると興味津々近寄って来る兄弟。もうチラシ遊びは飽きたようだ。(^^;

 やっぱり食べ物を食べる時はベンチに座ってと・・・・・。

 再び近寄って来る兄弟。「ボクにも分けてよぉ~」

 雛達とは少し離れて地面採食している♀。

 見た目は大人でもやっぱりおねだり怪獣になる雛。(^^;

 「あっ、同じ公園で暮らしているブトさんだ。そういえば最近雛が巣立ったみたいだよ」

 そう、そう、昨年は巣立ち前に巣を撤去されてしまったけど今年は何とか巣立ちまで漕ぎ着ける事が出来たブト一家。最近雛が巣立った。親はこうして雛の事をじっと見張っている。この続きはまた次回・・・・・。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする