初雪が降ったというものの一向に積もる気配はない。雪がない分底冷えがして年齢が増す毎に身に染みると感じる今日この頃である。しかしカラス達は寒いなんて言っていられない。これから迎える長い冬に備えて貯食場所の確保や採食場の確保に余念がない。
冬の青空は本当に綺麗だ。雲一つない時には吸い込まれそうになる。滅多に見られない青空を見ながら日光浴を楽しんでいるかのようだ。このブト君、いじめられっ子なのだが、この角度では誰だか分からないかも??いじめられっ子はリラックスモードに入っている。私はカラス達のリラックスしている時の表情を見ていると安心する。
遊び上手なボソは細い枝にぶら下がって遊んでいる。実に楽しそうである。きっと面白いのだろう。このボソは何度もこのようにしてぶら下がって遊んでいた。
そしてもっと面白い事を見せてくれたボソがいた。このボソ君、「クルミをくわえて飛び上がり落としてからそれを再びくわえて飛び上がる」というパフォーマンスを披露してくれた。画像の下の方にあるクルミがお分かりだろうか?
水浴びも欠かさない。大浴場には続々とカラス達が集まってきた。根雪になる頃には数百というカラスで賑わう。また楽しみが増えるのである。
水浴びが終わると羽繕いをして暫し休憩モードに入る。やはりこれもリラックスした表情である。この顔、とても可愛いではありませんか!!
しかし青空ばかりではない。先日雪が降り朝までに融ける事なく残っていた。久しぶりに雪との再会を楽しんでいるようにも見えた。いじめられっ子は今年4回目の冬を迎える。
ゴミ回収日の朝、カラス達は忙しい。大好物のマヨネーズをゲットして食べている。しかしうかうかしていると他のカラス達に奪われる可能性もある。ゆっくり食事をしている時間はない。何処か安全な場所へ隠さなければ・・・・・。
そこでこのブト君が考えた貯食場は雪が積もった生垣だった。生垣は冬囲いをされているので、中は空洞状態であり、雪があまり入り込まない。食料を保存しておくには最高の場所である。ちゃんと判っているのだろう。
おや、まぁ!!これでは誰だか分からないなぁ。僕は誰??
へへへ~!ボソ君でした。嘴に雪が付いている。う~ん!!これがまた可愛いのである。この日は雪が積もってはいたものの天気が良く、実に心地良い一日であった。カラス君たち、楽しい思いをさせてくれてありがとうね。