先日気象庁が「異常気象レポート2005」という物を発表した。それによると平均気温は過去100年間で2~3度程上昇しているようである。北海道の今時期は何時雪が舞っても不思議がない位寒いのだが、今年はまだその兆候がない。カラマツがやっと少し色付いて来た。紅葉も少し遅れ気味なようである。一体どうなってしまうのだろう??
今年の気温の異常さは冬から続いていた。特に4月・5月の低温だ。それに伴い生き物もダメージを受けた事だろう。特にボソは顕著にその影響が現われたのではないかと私は推察している。ブトにも雛数に関して影響があった。
これらは全て「気温」と関係していると私は思うのである。更に今年は雪融けが遅く4月に入ってもかなりの雪が残っていた。それに伴い植物や昆虫の目覚めも遅くなった。カラスの他にもスズメの一番子の雛数が少なかった。
カラスの抱卵期に一体どの位気温が適切で尚且つ、カラス自身の体温維持にどの位のエネルギーが必要なのかは分からない。雛が孵化したら、その猛烈な食欲を満たす為に親は食料確保に追われる。通常なら雛が孵化する4月下旬頃には何かしら幼虫や昆虫がいて当たり前なのだが、今年はそれらの姿を余り目にする事がなかった。
カラスはゴミだけでは子育ては出来ないのである。もしもゴミだけで子育てが出来るのなら雛数に影響が出る事はなかっただろう。仮説だがもしもカラスに予知能力があるのだとしたらこの低温現象を予測出来た筈であり、そうなると営巣時期を遅らせる事も出来たと思う。しかし実際には営巣は通常通りに始まったのである。良く「カラスが地震の前に騒ぎ出す」という話を耳にするが、そんな事は有り得ないと思う。人よりも敏感に揺れを感じ取る事は出来るかも知れない。空を飛ぶカラスの地震の影響がどれほどなのかは全く検討も付かない。
6月になると今度は真夏並みの暑い日があった。この時期に孵化する幼虫はその数を増していた。しかしこれは確実な事ではない。昆虫の場合「大発生の年とそうではない年がある」と虫屋さんから聞いた事がある。たまたま6月の高温の時期に重なっただけなのかも知れない。それ以前の気温か何かに関連があるのかも知れない。
そして秋になっても気温は高い日が続いた。と言っても夏のような気温だった訳ではない。しかし気象庁のデータを見ると平年より2~4度も高かった。平均で高いという事になると体感温度はもう少し高く感じていると思う。低かった4月・5月は本当に寒く感じ、5月にはみぞれが降ったのである。
今年は以前ブログにも書いたのだが、アブラムシが大発生している。今でもまだ衰える事がない。最初は特定の場所に発生していたのだが先週あたりからは市内全域で見られるようになった。ケヤキの下にはまるで砂のようにアブラムシが積もっている。木に付く事が出来なかった者と体がスカスカになってしまった屍骸である。
画像:ブトとオオセグロカモメ幼鳥(漁港にて)
今年の気温の異常さは冬から続いていた。特に4月・5月の低温だ。それに伴い生き物もダメージを受けた事だろう。特にボソは顕著にその影響が現われたのではないかと私は推察している。ブトにも雛数に関して影響があった。
これらは全て「気温」と関係していると私は思うのである。更に今年は雪融けが遅く4月に入ってもかなりの雪が残っていた。それに伴い植物や昆虫の目覚めも遅くなった。カラスの他にもスズメの一番子の雛数が少なかった。
カラスの抱卵期に一体どの位気温が適切で尚且つ、カラス自身の体温維持にどの位のエネルギーが必要なのかは分からない。雛が孵化したら、その猛烈な食欲を満たす為に親は食料確保に追われる。通常なら雛が孵化する4月下旬頃には何かしら幼虫や昆虫がいて当たり前なのだが、今年はそれらの姿を余り目にする事がなかった。
カラスはゴミだけでは子育ては出来ないのである。もしもゴミだけで子育てが出来るのなら雛数に影響が出る事はなかっただろう。仮説だがもしもカラスに予知能力があるのだとしたらこの低温現象を予測出来た筈であり、そうなると営巣時期を遅らせる事も出来たと思う。しかし実際には営巣は通常通りに始まったのである。良く「カラスが地震の前に騒ぎ出す」という話を耳にするが、そんな事は有り得ないと思う。人よりも敏感に揺れを感じ取る事は出来るかも知れない。空を飛ぶカラスの地震の影響がどれほどなのかは全く検討も付かない。
6月になると今度は真夏並みの暑い日があった。この時期に孵化する幼虫はその数を増していた。しかしこれは確実な事ではない。昆虫の場合「大発生の年とそうではない年がある」と虫屋さんから聞いた事がある。たまたま6月の高温の時期に重なっただけなのかも知れない。それ以前の気温か何かに関連があるのかも知れない。
そして秋になっても気温は高い日が続いた。と言っても夏のような気温だった訳ではない。しかし気象庁のデータを見ると平年より2~4度も高かった。平均で高いという事になると体感温度はもう少し高く感じていると思う。低かった4月・5月は本当に寒く感じ、5月にはみぞれが降ったのである。
今年は以前ブログにも書いたのだが、アブラムシが大発生している。今でもまだ衰える事がない。最初は特定の場所に発生していたのだが先週あたりからは市内全域で見られるようになった。ケヤキの下にはまるで砂のようにアブラムシが積もっている。木に付く事が出来なかった者と体がスカスカになってしまった屍骸である。
画像:ブトとオオセグロカモメ幼鳥(漁港にて)