カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

仲間15

2009-03-29 06:13:45 | 行動

 カラスの繁殖が始まり一気に活気が付いている今日この頃、いじめられっ子は一体どうしているのだろうか?と気に掛けてくれていた人はいるかな?

 いじめられっ子は冬期間もずっ~と親の縄張り内で過ごしていた。数日姿が見えない事もあるのだが必ず戻って来ると分っているので心配はしていない。こうしていつも1人・・・・・。

 毎日のようにこの場所で食べ物を供給してくれる人がいる。その時だけはこうして他のブトと一緒になるのだがその後は再び1人になるいじめられっ子。

 雪が融けて地面が見えてくるとたくさん食べ物が出て来る。

 テクテクと移動しながら物色する。

 走っている時のいじめられっ子。シルエットが特徴的である。

 隣の縄張りのブト夫婦はこんなにいちゃついている。

 いじめられっ子も早く素敵な相手が出来ると良いね・・・・・と何度この言葉を繰り返している事か。(^^;

 私の足元まで接近して来た。

 この角度が可愛いよ~!!

 後ろ姿も素敵だよね。ツヤツヤである。いつも同じようなポーズの画像ばかりで代わり映えしないかもしれない。しかしどの画像も最近のいじめられっ子ばかりである。

 いじめられっ子の親は既に造巣中である。今年は無事に子育てが出来ると良いのだが・・・・・。 いじめられっ子はいつものように親が抱卵を始めたら一旦公園を出て行くのだろうね。いじめられっ子は今年で7歳になる。

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烏本15

2009-03-25 06:07:17 | 烏物

 烏本第16段です。

 この絵本も猫とカラスの物語です。「ミルトン」という猫のシリーズがあるようです。子育て中のカラス一家と猫のミルトンの物語です。

「ミルトンとカラス」

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2009・繁殖1

2009-03-23 07:35:17 | 繁殖

 昨年の記事「2008・巣立ち17:成長2」といえば水飲みボソ一家である。今回は記事のタイトルをどうしようかと悩んだのである。巣立ちシリーズにしようかとも考えたのだが・・・・・。雛(というよりは子供と言った方が良いかもしれない)は春になろうとしている現在でも親と一緒に行動しているのである。子供の方が親にくっ付いているという感じ。水飲みボソと♀Ⅱは既に繁殖に入っている。かつては公園一遅い繁殖開始だった水飲みボソだが♀Ⅱとペアになってからは繁殖開始が一番早くなった。今回は親の行動を重視してタイトルを「2009・繁殖1」とする事にした。

 足の裏に枯葉をくっ付けているのはだ~れ?

 私は♀Ⅱ。そう♀Ⅱは積極的に巣材集めをしている。

 今年の巣材の状態は如何?

 テクテク歩いているのは水飲みボソ。綺麗だね。

 水飲みボソの子供もこんなに立派になった。甘ったれさんだなんて誰も思わないよね?

 親の真似をして枝を集める子供。このままヘルパーやったら凄いかも?

 相変わらずあどけない顔付きである。とっても可愛いでしょう?

 一家3羽で巣材探し。(^^)

 でも子供は集中力がない。たまたま見付けたフジの実相手に奮闘開始。

 フジの実は房がとても硬くて中々開ける事が出来ないらしい。しかしフジの実はカラスに大人気である。

 お辞儀しちゃってるね。(^^)

 やっと嘴を入れて食べる事が出来たようである。そして種を貯食した。つまり種蒔きだね。

 食事の後は羽繕いをする。この後一家3羽で公園を出ていつものコースを飛んで行った。一体何処へ行くのかな?

 水飲みボソの子供はこうして親と行動を共にしている。通常は秋に独り立ちをすると滅多に姿を見せる事はないのだが、どうもこの一家は特殊なようである。親も追い出そうという素振りは全くない。時々3羽で縄張り内に進入して来たブトを追い出す事もある。この子供が何時まで親と一緒にいられるのかとっても楽しみ。ひょっとしていじめられっ子みたいになったりして??

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思いがけない出来事6

2009-03-16 07:22:03 | ブトボソの呟き?

 人間は思い込みをしてしまう事がある。その結果はどうであれ、一旦思い込んでしまうと中々方向性を変える事が出来ない。しかし自分の意思と無関係に現実が変わり思い込みも変えざるを得ない場合がある。

 ある日の朝カラス達が騒いでいるのが聞こえて来た。この時期は若ガラスも入って来て賑やかな時ではあるが今回はちょっと違う感じ。繁殖期に頻繁に聞いていた「威嚇鳴き」だった。私は鳴き声が何時までも続いているので「ただ事ではない」と察知した。偶然にも私の自宅からその光景の一部分を見る事が出来た。

 カラス達はしきりに地面を見て鳴いていた。仮にタカだった場合は地面を見て鳴く事は余りない。猫の場合は地面を見て鳴くのだが、猫の移動と共にカラス達も移動する。しかし移動はしていない。じっと一点だけを見て鳴いていた。

 カラスが騒いでいる場所へ行って見ると・・・・・・

 わ~、何とブトがひっくり返っているではないか!! 既に動いている気配はない。周辺には羽毛が落ちていて出血もしていた。

 カラス達はこの光景を見て騒いでいたのだろう。カラスは死骸を見ると必ず騒ぐ。これは間違いない。特に大きな鳥の死骸になると余計に騒ぐ。死骸のある所にカラスが集まるという話はまんざら嘘でもない。

 私はこのままこのブトを放っておく訳にも行かないと思いダンボールに入れて一旦自宅へ連れて行った。その後の事も考えないで・・・・・。

 どうしようかと考えていたら、何とダンボールからゴソゴソと音が聞こえて来た。ダンボールを開けて見ると・・・・・何と、このブトが足をバタバタさせて起き上がろうとしているではないか!! つまりこのブトは生きていたのである。

 暫く様子を見るためにケージに入れて食べ物を置いておき暫くそうっとして置いた。頭が下がり体を支えるのがやっとという状態だったので長くは持たないと思っていた。2時間後に様子を見てみると目をクリクリさせてしっかりとした足取りで立ち上がっているブトの姿があった。排泄していた糞も見た目は問題なさそうである。

 思い切ってケージの扉を開けるとすぐに出て来て窓ガラスへ直撃して落下。しかし距離がなかったので身体に支障はなかった。私は窓を開けてブトを手すりに止まらせた。するとまっしぐらに飛び去って行った。目視で約1丁半以上飛んで行きその後は見えなくなってしまった。

 生きていて何よりである。頭に瘤があったので何処かに激突して気絶していたのだろう。羽毛と出血はギャラリーで集まっていたカラス達にやられたのだろう。私の家で体温が上がり回復したのだろう。それにしてもあの姿を見たら誰だって死んでいると思うのではないか? 思い込みが見事に崩れた瞬間だった。気絶ブト君、君の事は忘れないよ。

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烏本14

2009-03-13 06:49:09 | 烏物

 烏本シリーズが続きます。この本は本当に可愛い!! 何度も読み返してはニヤニヤしてしまいます。こんな郵便配達があったら自分宛てに毎日投函したいです。

「やまからのてがみ」

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烏本13

2009-03-12 06:52:08 | 烏物

 烏本第13段です。今回の絵本は描写がとてもリアルで雛の表情も上手く捉えていると思います。以前掲示板の方で紹介されたのですがここでも紹介したいと思います。

「エドガー・アラン・クロウ」

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餌付け6

2009-03-09 06:16:35 | 

 餌付けに関してはいろいろな意見や主張があり簡単に解決出来ない問題である。しかし今日は堅苦しい話ではない。ある餌付け場が商売繁盛している光景である。(^^;

 ある日の午後、信号待ちをしていた私の目の前にリング状のスナック菓子をくわえたボソが舞い降りた。リング状のスナック菓子はボソの下嘴に上手にぶら下がっていた。全部ぶら下がっていたら面白かったのに・・・・・。

 一体、このボソはどこからお菓子を持ち出したのだろうか? と辺りを見回してみるとカラスが集まり乱舞している場所を発見!! 早速その場へ行くとそこには適度な大きさにちぎられたパンとスナック菓子が置いてあった。どう見てもこれは餌付けに間違いなかろう。

 ドバトも来ている。常連だね。

 そしてスズメもね。

 多分、先程信号の所で見たボソだろう。番のようである。パンをくわえてテクテクと移動開始。

 咽詰まりしまいように水に浸す。

 餌付け場所ではブトもボソも入り混じる事が多い。手前はブト。

 ブトが集まり始めた。

 雪上に出来た止まり場所でゆっくりと食べるブト君。

 やはりリング状のスナック菓子が人気のようである。でも添加物が一杯で体に悪そう。(^^;

 私自身がスナック菓子を食べないのでリング菓子が何なのか全く分らない。私よりブト達の方がスナック菓子に詳しかったりして・・・・・。(^^;;

 口の中にたくさん詰め込むブト君。

 そして電線へ移動し食べ始めた。お味は如何?

 ブト君、お菓子で顔が見えないよ!!

 このブト君、電柱にお気に入りのお菓子を持って行った。ここがこのブト君の貯食場所かもしれない。他にも何かあるの?

 こうして餌付け場は大繁盛していた。ダイナミックに置かれたパンやスナック菓子。一体誰がこんなにたくさん提供したのだろうか? 食べ物は不法投棄に当たらないそうである。つまり法律で取り締まる事は出来ないという事だ。精々この土地の管理者が「迷惑行為」で訴え出るしか方法はない。でも集まっている鳥達に罪はない。そこに食べ物があるから集まっているに過ぎない。その事だけは理解して欲しいなぁ。(^^)

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飛べるという事6:その後3

2009-03-07 06:10:16 | 行動

 すっかりレギュラーメンバーになりつつあるキョロブト君。最近は私の顔を覚えてくれたのか出て来てくれるようになった。

 何か入っているビニール袋を見つけたようだ。

 食べられる物があると良いね。

 キョロブト君の後姿も可愛い。一体袋の中身は何かな?

 よいしょ、よいしょっと。

 興味津々なご様子。

 画像では分りにくいかもしれないが、袋の中身は何と犬の糞だった。投げ捨てていったのだろう。

 袋の中身を食べる事はなかった。暫くはこうして休憩をしていた。

 近くでブトが数羽集まり何か騒いでいる。身の危険を感じているのだろうか? 少々緊張気味のキョロブト君。

 ブト達が騒いでいたのはこの猫だった。彼は♂でもうずっとこの公園で暮らしている。食べ門はこうして貰っているようで決して痩せっぽちではない。カラスともそれなりに共存している状態。

 今回もこうしてキョロブト君の元気な姿を見る事が出来て良かった。早く翼が伸びて飛べるようになると良いね。行く度に何だか心配である。

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情報3

2009-03-05 14:14:28 | その他

 もう数ヶ月前の事になるのだがある方から情報を頂いた。その情報とは「カササギがいる」との事である。本来カササギは北海道には生息しておらず、佐賀県とその周辺にのみ生息しているカラス科の鳥である。しかし北海道の一部にも生息しており繁殖もしている。進入経路は不明らしい。一昨年、学会に行った時に佐賀県まで見に行った事がある。その時の詳細は「遠出2-2」を読んで欲しい。私は知人と一緒にカササギを探しに行く事にした。

 情報のあった場所へ行くとボソに追われてフワフワと飛んでいる鳥を発見!! 間違いなくカササギである。

 本当に綺麗だね。カササギを驚かせないようにそっと撮影をする。でも意外と人や車を気にしていない感じ。

 白と黒と紺のコントラストがとっても綺麗。この日は晴天だったので余計に美しかった。

 カササギはカラス科の鳥なので、仕草がカラスに良く似ている。佐賀県では電柱に営巣してしまい巣を撤去される事があるらしい。

 何れは移動してくるだろうと思っていた。こんな目の前で見る事が出来るなんて感激である。このままこの地で生息し続けるのか? それとも移動するのか? 

 ネットで調べたらこの情報は既にアップされていた。どうやら1羽だけではなさそう。カササギの進出に伴いどのような影響が出てくるのかは全く分らない。もっとたくさん移動して来るかもしれない。同じカラス科の鳥でもこの色合いなら嫌われないのだろうね。(^^)

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好奇心3

2009-03-04 06:04:02 | 行動

 カラスの好奇心の強さに関して今更言うまでもない事だがやはり見ていて楽しい気分にさせてくれる。そんなカラスってとってもエライと思うのである。

 ここはある橋の上。全身がツヤツヤの健康優良児ブト君を発見!!

 何かを食べているようである。

 もう1羽ブトがやってきた。どうやらこの2羽は番のようである。

 橋の縁に止まって様子を見るブト君。本当に綺麗だね。

 見つめる先に好奇心をそそる何かがあるらしい。一体何かな?

 地面に何か細かい物が落ちているようだ。

 他のブト達もやってきた。好奇心を止める事は出来ないね。何だかみんな楽しそう。(^^)

 先程に番が興味津々に見ている先には一体何があるのかな?

 ジャジャ~ン!! そう、この橋の上で心優しい人が餌付けをしていたのだ。そのおこぼれを貰おうとブト達は集まって来ていたのである。

 このブト君、中々餌付けの場所へ行く事が出来ないようである。時々高ぶる気持ちを抑えるかのように枝をくわえていた。まだ若い個体だった。頑張れ、若ブト君!!

 上の木にも番が止まっていて高見の見物だ。

 餌付けは良くない事だが、今回はカラスを追い払うといったギスギスした感じではなく、実に和やかな雰囲気の餌付けであった。同じ餌付けでも場所によってこんなに違いがあるのだ。こんな言い方をすると餌付けに賛成しているかの様に思われても困るのだが・・・・・。ある晴れた午後の楽しい時間の記録である。

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準備3

2009-03-03 18:21:00 | 行動

 長い冬も残すところ一ヶ月を切った。こうして振り返ってみるとあっと言う間にも思える。雪は積もっているし、気温も氷点下になる事が多い。しかし日中の日差しは明らかに春の香りが漂っている。カラスを始め鳥たちは既に繁殖の準備に入り、縄張り攻防が始まっている。

 最近は古巣の近くに止まりじっとしている事が多くなった。

 こうしてじっと眺めている。今年は何処に巣を作ろうかと思案中のブト君。

 そして時々巣に入り雄叫びを上げる事もある。古巣に貯食している事もある。

 時々枝をくわえてみたりもする。本格的な繁殖開始はもう少し後になりそうだね。

 既に繁殖準備に突入しているカラス達。しかし古巣にカラスがいる光景を見ると知識に乏しい人達が「卵を抱いている」とか「巣に住み始めた」と言い始めて、挙句の果てに「巣を取れ」と言い出す始末である。巣があった事を今の今まで気が付かなかった訳で、日頃一体何処を見ているのだろう?と疑問に感じてしまう。はっきり言ってこのような人達の話をまともに聞いていても時間の無駄だと感じている。だって、何度説明しても脳内で処理出来ないのだから。私の場合は無視すれば済むのだがお役所はそうも行かないのだろうなぁ。

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