カラス

カラスと共に生き物の世界を覗き見る

癒し14

2006-09-30 17:14:25 | 癒し

 すっかりご無沙汰していた癒しシリーズである。もうどれが子猫なのか分からないでしょう?親子兄弟を一緒に飼育していると面白いと聞いてはいたのだが、どうやら本当らしい。親子兄弟で喧嘩もするらしいのだが、誰かが尋常じゃない声を出すとみな一斉に飛んで行くという。こんなに大きくなっても未だに出ないオッパイを吸おうとして、親猫が嫌がりパンチをする事もある。見てみたいと思うのだが、私が見に行っている時にその場面に出くわした事がない。

 今日はあまり体調が優れない上に雨まで降ってきたので早めに退散してきた。そしてまた一つ歳を取ってしまった。年月が経つのは実に早いものである。トホホホ・・・・・。

PS:「JANJAN」にまた記事アップされました。読んでみて下さい。感想なんかあったらこのブログのコメントに書いて頂けると嬉しいです。

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チゴハヤブサの災難

2006-09-29 21:15:33 | その他

チゴハヤブサ♀

 災難に遭ってしまう鳥はカラスばかりではない。カラスの古巣を利用し繁殖をする猛禽「チゴハヤブサ」もその対象となる。チゴハヤブサはハト大の大きさで繁殖のために渡って来る鳥である。翼は長く止まっている時に尾羽から風切羽が飛び出している。これが識別ポイントにもなるだろう。鳴き声は「キィーキィーキィー」と甲高い。人によっては聞き取れない場合があるらしい。
  
 私は毎年カラスの巣立ちが終わるとチゴハヤブサを探しに行く時がある。毎年ほぼ同じ場所へやって来てカラスの古巣に営巣する。自分で造巣はしない。カラスの古巣がなければ繁殖が困難になってしまう。時には営巣中のカラスを放り出してしまう事もあると聞いている。私はその瞬間を見た事がない。

 ある日いつもならとっくに来ていてもおかしくないチゴハヤブサの飛来が遅く気になっていたのだが、ある日抱卵しているところを見つける事が出来た。喜び勇んでチゴハヤブサを研究している知り合いへ連絡をした。場所から見て人の介入もなさそうだったので一安心していた。

 しかしそれから一週間も経たないうちに「チゴの巣がなくなっていて、チゴの姿も見掛けない」と連絡がきた。「何故?どうして?抱卵していたじゃない???」と頭の中で疑問が交差する。

 巣を撤去したに違いないのである。しかし誰が撤去したのかは全く分からなかった。市民が善意で巣の撤去を行った可能性が高い。古巣があるとまたすぐにカラスが営巣してしまうのでは?と思ったのか、巣に出入りしていたチゴハヤブサをカラスと見間違えたのか?と想像ではあるが、この2つが理由として挙げられるのではないだろうか?

カラスの古巣

 このチゴハヤブサはその後ブトの古巣に再営巣したのだが、時期が遅かったのか結局放棄してしまいその姿さえ消えてしまったのである。私も残念で仕方がなかった。また来年来てくれる事を祈るしかないだろう。

 カラスの古巣に依存しているチゴハヤブサは一度気に入った巣があると壊れるまで使う事もある。カラスはほぼ毎年新しい巣を造るので古巣は増える事になる。つまり「チゴハヤブサはカラスの縄張りに依存している」事にもなる。しかしここで巣を撤去されてしまったらどうなるかはもうお分かりだと思う。

 自分で造巣しない彼らにとってカラスの巣の撤去は相当の痛手となる。もしもそこに使えそうな巣が一つしかなかった場合、彼らは路頭に迷う事になる。彼らの縄張りは数キロに亘る為、古巣を適当に見繕って使う事も出来ない。近くにトビやオオタカなどが生息していても具合が悪いだろう。安易なカラスの巣の撤去がチゴハヤブサにとって、思いがけない悲劇を生み出す結果となってしまう事を忘れないで欲しい。

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お知らせ

2006-09-27 18:30:21 | ブトボソの呟き?

 よく見るネット新聞の「市民記者」に登録してみました。早速記事を書き投稿したら掲載されました。こちらの内容も当然ながら「カラス」です。少しでもカラスの事を知って欲しいという気持ちで一杯です。是非とも読んで見て下さい。でもいつもブログを見てくれている方々には聞き飽きた内容に感じるかも知れませんね。

 「市民メディア・インターネット新聞JANJAN」「カラスの未来は?」

 皆さんも「市民記者」に登録してみませんか?面白いですよ!!

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雌雄4

2006-09-27 17:08:40 | 行動

  カラスの見た目での雌雄判別についてだが、大きいさにある程度違いがある事は確認出来ている。鳴き声に関して雌雄の差はないらしい。鳴き方に関しては多少♂の方が激しく鳴くような気がする時がある。しかし「これだ!!」という確実な判別方法がない。

 羽根の色合いが「♂の方がより鮮明で青みも強い」という情報もある。そう思って雌雄判別出来ている個体の画像を見比べて見たのだが・・・・・残念ながら画像では決め手にならなかった。光の具合や天候によってカラスの羽根の色合いは変化している。同じ条件下で撮影出来ている画像でないと難しいかも知れない。

 しかし落ちている羽根を見てみると明らかに羽根の外側の青みが強い物もあった。これはきっと♂の羽根に違いない。この羽根の持ち主は一体誰??と辺りを見回してしまった。

 しかしブトとボソでは羽根の構造というか何か違いがあるような気がする。鱗状に見える背中もボソの方がブトよりも細かいような気もしている。何れにしてもカラスの雌雄を見た目で判別するという事は非常に難しい事である。他の野鳥に多く見られる「♂の方が派手」という決定的な物が見当たらない。「青みが強い」というのが今の所有効な見た目での雌雄判別方法になるだろう。

 そんな事を寝念頭に置きながらカラスを見ていると、それなりに楽しさが増してくると思う。一日も早く、カラスの見た目での雌雄判別が簡単に出来る方法を見つけ出したいものである。

画像:ハシブトガラス(青みが強い?)

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投棄2

2006-09-24 20:57:37 | その他

 公園という所は実に様々な物が不法投棄される場所でもある。特に雪が積もると大型家電が捨てられる事が多い。春になり雪融けが進むに連れてその姿をさらけ出す事になる。ゴミステのマナーを筆頭にモラルという言葉は存在しないかのようである。全く開いた口が塞がらないといった心境である。

 そんなある日の事である。公園の池に奇妙な不法投棄があった。最初見た時は本物?と目を疑ったのだが、すぐに剥製という事に気が付いた。そう、妙な不法投棄とは「マガモの剥製」だった。

 私は見付けた時、既に翼の部分は突かれていた。早速ブトが視察にやって来た。しかしこの光景を遠巻きに見ている人達の「カモさんがカラスに突かれている!!」と言っているのが聞こえてきた。それにしてもおかしいとは感じないのだろうか?

 このブト君、マガモの翼の部分を引っ張り始めた。剥製とはいえもともとは生きていた者を使って作った代物だ。本物と思っても仕方があるまい。カラスも剥製に騙されるという事が証明されたのである。

 この剥製を良く見ると保存状態がとても良かったとは言えず、恐らくダニでも発生して気持ち悪くなり公園へ捨てにきたのだろう。生きていたマガモが剥製になるために命を落としている訳なのだから、扱いはもっと慎重にして欲しいと思う。

 あっ!もう1羽様子を見にやって来た!何とこのブトはいじめられっ子ではないか??いじめられっ子はこの後マガモの剥製を独り占めしていた。しかし間もなく剥製は片付けられてしまったのである。残念・・・・・。

 翼の部分を集中的に突いていたので辺りにはマガモの羽根が散乱していた。ここに剥製があった事を知らない人は「マガモがカラスに食べられた」と何の証拠もなく言うに違いあるまい。いつでも犯人はカラスなのである。たとえ死骸を突いていたとしても・・・・・。

 それにしても不思議に思ったのはこの光景を見ていた人達の反応である。地面に伏せっていたのならまだしも、この状態でカラスに突かれて「何の反応も示さない」という事に何の疑問も感じないのだろうか?死んでいる状態で立っている事自体は先ずあり得ない。だとしたら尚の事「偽物ではないか?」とは感じないのだろうか?それに流木の下には土台が付いている。その辺に目は行かないものだろうか?私はマガモの剥製が不法投棄されていた事よりもこの人達の方が余程不思議で堪らなかったのである。

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刷り込み2

2006-09-22 06:02:54 | 行動

 独り立ちを前にした雛達が最近一生懸命行っている行動がある。もちろん貯食や捕食など生きる為に必要不可欠な事ばかりなのだが、実はもう一つ大切な事がある。それは「身を守る」という事である。身を守るとは天敵が来た時に猛然と立ち向かう場合もあるのだが、それらを未然に防ぐ場合もある。公園に生息しているカラスに関しては猛禽などの攻撃が頻繁に起こる訳ではない。それよりはもっと身近な天敵がいる。それは紛れもなく「人間」である。

 最近良く目にする光景は雛の防衛反応である。この防衛反応とは「危険人物が来たら威嚇鳴きをする」という事になる。雛はこれらの人物の特徴を親からの刷り込みによって把握していると思われる。実際雛にある程度行動に余裕が出来る時期になると親が威嚇をしている相手をじっと見据えている。こうして雛は危険人物をインプットし、親が反応しなくても自らが反応し、防衛反応を示しているという事になる。

 しかしこの反応に対しての人間の反応はというと、これまた情けないといおうか・・・・・。威嚇されている事に気が付いた人の場合即座に反応している。ただ見上げているだけならまだしも、巣立ちの時期と何ら変わりなく石や枝を手に取り投げ付けている。そうすると雛も途端に威嚇が激しくなる。余りにも雛の悲鳴に近い声が続くと、今度は親が威嚇を始める。悪循環としかいいようがないだろう。

 この時点で雛の威嚇鳴きと親に威嚇鳴きの違いが判別出来る人なら良いのだが、所詮枝を振り回すような人達だからそんな事を理解出来る筈もない。最後はカラスに勝てない事を自覚してその場を立ち去るのだが・・・・・。

 毎年毎年同じ事が繰り返されて行く中、人だけが進歩する事がない。それどころかカラスに対して「野生動物である」という認識すら感じられない。そんな人間が実に多くはびこっているのが現実だ。このような歪んだ視点からしか生き物を見る事が出来ない故に「餌付け」という物も存在するのだろう。これも一種の刷り込みと言えるのではないだろか?

画像:ハシブトガラス

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台風が来る??

2006-09-20 06:21:52 | ブトボソの呟き?

 台風の影響が心配だったので予定を切り上げて帰ってきた。途中激しい雨に当たりフェリーも横揺れが激しかった。しかし心配していた船酔いもなく横揺れをそれなりに楽しんでしまった。船酔いが定番の私も進歩したものである。

 自宅に着いたのが午前3時頃だった。時間が完全にずれてしまい眠たい筈なのだが、なかなか寝付けなかった。予定より一日早く猫を迎えに行ける事になる。預かりついでにアレルギー症状を緩和してもらう治療もお願いしてきた。良くなっているだろうか?

 猫を向かえに行く前に公園のカラス達の様子を見に行って来た。最初はいじめられっ子である。この日は燃えるゴミの日だったのでお出かけしているカラスが多く、縄張りを留守にしていた。しかしいじめられっ子の鳴き声が聞こえて来たのでその方向へと足を運んだ。いるではないか!!いじめられっ子はちゃんと親の縄張り内にいたのである。

 暫くしていじめられっ子の親が番でやって来て、私の目の前に降り立った。久しぶり?の再会である。ひょっとして雛は独り立ちをしているのでは?という期待もあったのだが、間もなくおねだりの声を発しながら雛が親元へやって来た。雛は親の隣に止まりしきりにおねだりをしていたのだが、親は完全に「無視」していた。

 他のカラス達を探しに行ったのだが、タイミングが悪く再会する事が出来なかった。ボソの一家族だけがいつものように地面採食をしていた。この雛もまだ独り立ちをしないようである。一家団らんの姿が実に微笑ましいではないか!!

 この日は猫を迎えに行った後は休養する事にした。猫達も暫くは興奮していたのだが、家に帰ってこられて安心したのだろう。いつものように眠り始めた。私も一緒に・・・・・。

画像:いじめられっ子(幼虫をGet)

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地域差

2006-09-18 07:00:35 | ブトボソの呟き?

某大学内のボソ

 岩手県のカラス達がどんな対応をされているのかとても気になっていた。しかし私がいつも目撃してしているような「石や枝を投げ付ける」といったような行動はないようである。この行動は地域的な現象なのだろうか?巣の撤去もあまりないと聞いている。

就塒前集合

 それどころか巣よりも塒の方が問題視されているようである。住宅街の近くに塒があるらしく「糞害」などが確認されているらしい。確かに夕方にカラス達が集まって来る。時間があったら是非ともこの目で見てみたいと思っている。

イヌワシオブジェ

 朝ブトの鳴き声で目が覚める。私にとって実に爽快な目覚めである。ホテルの窓から見える大きなケヤキには古巣が数個ある。この木に頻繁に止まるブトの巣だろう。ここで毎年雛を育てているに違いない。攻撃はあるのだろうか?いや、恐らくないのだろう。岩手県の鳥は「イヌワシ」だ。イヌワシをあしらった看板やオブジェが目に付く。

 本州は道幅が狭いとは聞いていたが、本当に狭くて驚いてしまった。良く皆無事に通過していると思い感心してしまう。対向車が来たら一体どうやって通り抜けるのか?と疑問に思う道も少なくない。

ケヤキ

 ケヤキを見て感じたのだが「虫こぶ」がほとんど付いていない。何故だろう?私の街にあるケヤキにはまるで花でも咲いているかのように昨年お騒がせした「ケヤキフシアブラムシ(ケヤキヒトスジワタムシ)」の虫こぶがたくさん付いている。ケヤキは本州の木である。それなのに本場では虫こぶがない。不思議だ!!しかし良く々考えてみたらケヤキの近くにササがないかも知れない。このアブラムシが子孫繁栄する為にはケヤキとササが不可欠なのである。

 ゴミステの管理も見渡せる範囲ではしっかりしているようである。但し学生街では多少管理が悪いところもあるようだが「大宴会」を行う程には至っていないようである。これまた地域差なのだろうか?

ジョロウグモ

 街路樹に「キリ」が植栽されているのが私にとってはとても新鮮な光景でもある。それと今までお目に掛かった事がなかった「ジョロウグモ」を見る事が出来て大満足である。後は巣を見る事が出来たら最高の思い出になる事だろう。それと天候の回復だ!!

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看板解析2

2006-09-16 05:42:26 | 看板

クリック

 看板解析第2段です。今日はある飲食店前に貼られていた注意書きになります。ここにはいつもたくさんの待機バトが集まってきています。辺りは確かに糞で一杯です。余程迷惑しているのでしょうね。「そんなにお好きならハトごとお持ち帰り下さい」とまで書かれています。

 ハトに罪はありません。食べ物があるから集まって来ているに過ぎないのです。悪いのは自己満足の為に餌付けをしている人間の方でしょうね。しかし残念ながらこの看板は今は見る事が出来なくなってしまいました。ある日見に行ったら既になくなっておりました。多分剥がれてしまったのでしょうね。

 ハトへの餌付けに関する注意看板は頻繁に見掛けます。しかしハトは一旦食べ物がある事を学習するとその場所に留まってしまう可能性が高いのです。特にMSの場合はバルコニーの手摺りに止まり洗濯物が糞だらけになるそうです。ハトが集まっているのを見て当然ながらカラス達も集まってきています。ハトやカラスを悪者にしないためにも餌付けは止めて頂きたいと切望しています。

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ゴミステ解析9

2006-09-13 06:30:12 | ゴミステ

 ゴミステ解析第9段です。今回も通りすがりに見つけたゴミステです。MSの一階がテナントになっているようで、本来ならテナントのゴミは一般のゴミステには捨てる事が出来ない筈ですが、どうやらこの辺りにはそんなマナーは存在しないようです。このエリアは「市民に優しい?お兄さん」達が多くお住まいになっているので敷地内に入って撮影する事は控えました。

 私が見つけた時には既に大宴会が開始されていました。ちゃんと機能しているかは別問題として、一応ネットはあるようですね。

 周辺にも待機ガラス達がたくさんいました。みんな隙を見計らって美味しい物をGetしようと躍起になっているようでした。

 おや?車の上に何か置かれています。どうやら骨のようですね。ラーメンのだしを取るのに使われた豚骨のようです。実はこのMSの一階のテナントにラーメン屋さんが入っています。結構有名なお店らしいですけど・・・・・。

 早速骨を独り占めしようとブトがやってきました。後にいるブトの「美味しいそうだなぁ・・・ボクも食べたい・・・・」と言わんばかりの表情が良いと思いませんか?見たところお高いお車のようでしたが、すっかりカラスのテーブルになています。実はこの駐車場とゴミステは別の敷地になっていました。揉め事は起こらないのかと心配になってしまいます。

 早速塀の上へ運び「頂きま~す!!」さぞかし美味しいのでしょうね。

 このブト君、実際に見た感じでは少々痩せておりました。これを機会に栄養をたっぷりと補給して貰いたいと思います。このブト君、豚骨をくわえて飛んで行きました。

 このゴミステには「資源ゴミ専用」と書かれていたのですが、オールマイティに何でも入っていました。しかも「満杯の時に限りご使用下さい」とも書かれておりましたが・・・・・ どうひいき目に見てもきちんと管理されているとは思えません。いつも思うのですが、MSのゴミステは小さすぎるのだと思います。この状態でカラスが漁らない筈がありません。折角立派なゴミステを用意してもマナーの悪さに拍車が掛かると台無しですね。

 MSの一階がテナントという建物の場合、テナント側がきちんとゴミのマナーを徹底してくれなくてはいけませんね。「混ぜて捨ててしまえば分からないだろう」と思い一般ゴミと一緒に捨ててもカラスが解体してしまうのですぐにバレテしまいます。一般家庭で豚骨を使ってだしを取る事って余りないのではないか?と思います。

 前回の焼肉屋同様、評判の店でこのように裏でだらしない事をやっておりました。観光名物にもなっているラーメン屋なのですから、見えない部分もきちんと管理して欲しいと思います。

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烏本6

2006-09-10 17:20:14 | 烏物

 烏本第6段です。今日は図鑑になります。

 「カラスのくらし」という図鑑です。子供向けの図鑑のようですが、大人でも十分に楽しめます。行動別に編集されているのでとても分かりやすい内容になっています。

「カラスのくらし」

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巣立ち6

2006-09-07 20:44:55 | 繁殖

 今年もじっくりと観察する事が出来なかったご近所カラス達なのだが、今年もまたまた災難に遭ってしまった。このカラス達が縄張りにしているエリア内に事も在ろうに小学校の校庭が含まれている。実は小学校の校庭に営巣するカラスは意外と多いのである。グランド周辺にはトウヒやニセアカシアといった大木が植樹されている。カラスが好む環境である。しかしこれがカラス達にとって災難の始まりでもある。毎年恒例行事のように「児童や職員が襲われるかも知れない」という想定の基に巣の撤去が行われているのである。しかも撤去は一度ではなく尽く落とし続けるのである。

 今年は4月になるとボソが営巣を始めた。しかし5月に入り巣は撤去されてしまった。その後このボソは営巣する事はなかった。次に今回の主役であるブトが営巣を始めたのである。恐らく最初のボソの巣を撤去しなければこのブトはここで営巣をする事はなかったに違いない。しかし撤去した事によってこのブトは営巣する事が出来た。これが幸か不幸かはこの時点では分からなかった。

 しかし案の定このブトの巣も撤去されてしまった。しかしこのブトはこの場所で巣を二つ作っていた。最初の巣は未完成のままで、その後新たに巣を作っていたのである。結局2つとも撤去されてしまいこのブトはこの場所からいなくなったかのように思えた。

 至る所でカラスの雛が巣立ちを開始していた頃、このブトはまたこの場所で営巣を始めたのである。前回巣落としに遭ってから約一ヶ月というブランクがある。恐らく何処か別の場所で営巣してたのだろう。しかしそこでも巣落としに遭ってしまったものと思われる。そうでなければ一ヶ月というブランクは長過ぎるからである。

 しかしこの時期になると木の葉も茂り、ブトの巣は全くといって良い程カモフラージュされていた。小学校サイドも2回も巣を撤去したのだからここに来てまた営巣されるなんて考えてもいなかったのだろうし、当然ながら撤去した巣がブトかボソかだなんて論外だったのだろう。
 
 私は毎朝このブトの営巣状況が気になりバルコニーから観察していた。私がじっくりとこのブトの巣を観察する事によって他の人に知られてしまう可能性もあったのでなるべく目立たないようにひっどりと観察する事にした。少々見難いという状態だったのだが、巣材を運んでいる姿や抱卵に入り♂が見張りを始めたといった行動さえ掴めれば大よその検討が付く。

 この時期から営巣を始めたのだから巣立ちは8月の下旬になるだろう。果たして無事巣立つ事が出来るのだろうか?と毎日気掛かりだった。夕方自宅に戻る時に「もしかして巣がなかったら??」と不安な日々が続いていた。今まで小学校の職員が校庭の見回りをしている様子を気にした事なんてなかったのだが、今回は妙に気になってしまった。何気なく樹上を見上げていると「巣が見付かったのでは?」と不安になってしまう事が多かったのである。

 8月は毎日気温が高く雨もほとんど降らなかった。育雛に専念している♀を筆頭に見張りをしている♂、巣内にいる雛・・・・・みんなきっと暑かったに違いない。良く頑張ったと思う。

 巣立ちの時期が近付くと「もしかして威嚇を始めるのでは??」と思っていたのだが、カラスがいるとは思えない程静かだったのである。雛のおねだりの声も聞こえてはいたのだが、日頃から注意を払っていない人な全く気が付かないような鳴き声だった。そうかといって弱っている訳でもなく、むしろ尾羽は生え揃い、足取りもしっかりしていたのである。この程度しっかりとしているのならたとえ巣立った後地面に降りてしまっても何とかなりそうな気がした。

 ある日の朝の事である。いつもより大きな声で鳴いているブトの声が聞こえてきたので様子を見てみたら、巣の横に1羽瞳の青い雛が立っていた。そう、巣立ちである。巣の中にはまだ2羽の雛がいて所狭しといった具合に羽ばたきの練習をしていた。後は地面に降りる事なくちゃんと飛べるようになってくれる事を願うばかりであった。これから毎日親は給餌に忙しくなる事だろう。

 巣立って数日後に雛の数を確認する事が困難になってしまった。巣の下へ行き確認するのが一番良いのだが、他の人に知られてしまう事を考えたらこのまま様子を見るしかないと思っていた。後は雛の声が聞こえていたら大丈夫だという判断をするしかないのである。
 
 ある日、バルコニーから見てみると雛が1羽電柱に止まり羽繕いをしていた。残りの雛は木の中で休んでいるのを確認する事が出来た。雛は2羽しかいないようだが、もう1羽は別な場所にいるのかも知れない。親も数メートル離れた電柱から見張っていた。私の見ている限りでは今のところ威嚇や攻撃は見られない。実に静かな繁殖である。

 今回の繁殖で無事に雛を独り立ちさせる事が出来たら数年振りの快挙になる。今まで何度も巣落としや雛の捕獲という災難に遭っていながらもこの場所を捨てる事が出来ないブトにいじらしささえ感じてしまう。もう少ししたら家族の愛らしい姿を観察出来ると思うとワクワクしてしまうのである。

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仲間6

2006-09-05 06:24:44 | 行動

 先日戻って来たいじめられっ子だが、相変わらず親の縄張りにいる。親の雛もそろそろ独り立ちの時期なのだが、一人っ子という事もありおねだりばかりしている。親は本気を出して威嚇をしているのだが、雛はお構いなしといった具合だ。いじめられっ子の時もそうだったのだが、♂の方が雛を甘やかす傾向が見られる。威嚇をして追い払っていても数分後に口いっぱいに食べ物を詰め込んで雛の元へやって来る。一部始終を見ていた私は思わず噴き出してしまうのである。

 そんなある日いじめられっ子と可能な限り行動を共にしてみる事にした。共にするといってもただ後を付いて行くだけなのだが・・・・・。

 いじめられっ子はいつも1羽で行動しているのだが、前回同様見知らぬ一羽がいるのである。このブトは換羽が激しく顔の辺りの皮膚が丸見えで、ちょっと笑えるのである。このブトの口の中は黒いので今年生まれではない事は間違いない。雌雄は不明である。

 この日急激に雨が降り出したので、木や葉にいた幼虫が地面に落ちていた。こんなご馳走をカラスが見逃す筈がない。案の定至る所で幼虫を啄ばむカラス達の姿が見られた。いじめられっ子も歩いては啄ばみを繰り返していた。いじめられっ子の様子を見ていると、もう1羽の存在に気が付いているようなのだが、自分から何かをアピールするといった行動は見られない。

 いじめられっ子が幼虫を食べている様子を見ていると割りと小さな幼虫はすぐに丸呑みするのだが、大きめの幼虫になると嘴でくわえてから地面に叩きつけるようにフリフリするのである。このフリフリを何度か繰り返した後に始めて食べ始める。この行動が妙に気に入ってしまった!!

 私は地面にいる幼虫は目に入るのだが、草や土の上にいる幼虫は見付ける事が出来ない。さすがや野生の生き物である。いじめられっ子は次から次へと幼虫を食べていた。時々幼虫の毛が嘴にくっ付いていてそれが何とも可愛いのである。

 しかしながら私も「幼虫をみ付けてみたい」と思いしゃがみこんでいじめられっ子と同じような視点に近づけようと頑張った。すると見えてくるのである・・・・・幼虫が・・・・・。イネ科の草に一匹のシンジュサンの幼虫がいた。大きさから見ても終齢幼虫だった。蛹になるために移動していたか、雨に打たれて地面に落ちてしまったのだろう。何れにしてもこれは大きな獲物である。

 その時のいじめられっ子と幼虫の距離は約3mだ。私はいじめられっ子がこの幼虫を見付けるか?見逃すか?とても興味があった。極力幼虫に近付く事は避け、いじめられっ子の動向に注目してみた。幼虫との距離はどんどんと近くなり、私との距離も近くなってきた。少し離れてみようと思い幼虫が見える距離まで下がってみた。

 いじめられっ子はシンジュサンの幼虫の目の前まで来たのだが、見えていないのだろうか?顔を斜めにして上空を気にしていた。ちょうどトビが飛んで来て他のブトがちょっかいを掛けに追い掛けていた。その様子が気になるのだろう。しかしすぐに地面へと視線を戻し、ひたすら幼虫探しである。シンジュサンの幼虫は今まで動いていたのだが、いじめられっ子が接近して来た事に気が付いたのか、その動きを止めて草に擬態するかのようにじっとして動かなくなった。偶然なのだろうか?

 このまま難を逃れる事が出来るのか?それとも?と手に汗を握る瞬間である!!いじめられっ子が顔を草の方へ向けた。残念な事に幼虫の擬態もカラスには通用しなかった。シンジュサンの幼虫はいじめられっ子に見付かりくわえられて、フリフリされ最後に胃袋へと納まってしまった。いじめられっ子の様子を見ていると小さな幼虫よりも大きな幼虫を見付けた時の方が生き生きとして見える。考えたら当たり前の事なのだが・・・・・。大きな幼虫をくわえて樹上へと移動し、独り占めしているカラスを見掛ける事がある。いじめられっ子もその心境だったに違いない。

 面白い事にもう1羽のブトがいじめられっ子の獲得した食べ物を奪おうとする行動は見られなかった。行動から推察するといじめられっ子の方が優位に立っているようである。仲良しになれるだろうか??

 こうして私がいじめられっ子と動向した約1時間30分の間に胃袋へと納まった幼虫の数は実に43匹であった。多少見逃しているのもあるだろうし、幼虫以外にも甲虫も食べていたのでもっと数は多くなるだろう。この数の幼虫を集めて見ると結構強烈かも知れない。しかしこの数を食べて一体どの程度胃袋が満たされたのだろうか?とても気になるところである。

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エゴなるもの

2006-09-03 20:19:15 | ブトボソの呟き?

 カラス達は塒さえも奪われようとしている。カラスが野鳥として生きていると文句を言われ、人と密接な暮らしをしても文句を言われる。一体どうすれば良いのだろうか?

カラスは黒い不気味!!
カラスがマガモやツバメの雛を襲う残酷!!
カラスがゴミを漁る汚い!!
カラスが襲って来る凶暴だ!!

 カラスが嫌われる代表的な事を並べてみた。これを見る限り人間の一方的なエゴに過ぎない気がしてならない。都会を生息場所として選んだのはカラス自身に違いない。しかし人もまた自らの不甲斐なさをカラスに擦り付けてはいないだろうか?私はカラスは益鳥だと思っている。人間が気が付いていないだけで、カラスが我々人間の生活の助けになっている事だって大いにある。考えた事はあるだろうか?それとも知ろうともしないのだろうか?

 今日も独り立ち前の雛が地面で親におねだりをしていた。するとそこへある男性が通り掛った。親ガラスは威嚇鳴きをしたのである。鳴き声を聞いてその男性は実に不満そうな表情でカラスの方を見上げていた。雛がいる時期においては個体差はあるものの威嚇鳴きをするのが当然である。しかし巣立ち直後とは違い攻撃して来る事は皆無に等しい・・・・・但し人が攻撃を加えなければの話だが。

 最近の傾向として感じる事はもはやカラスは「鳴くことさえ許されない」のである。カラスが鳴いているだけで人は過剰に反応し、今にも襲われるのではないか?という表情で様子を伺っている。しかし人が考えている程カラスは暇ではないのである。

画像:ハシボソガラス(巣立ち後約3ヶ月)

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悲しい気持ち

2006-09-02 20:33:06 | ブトボソの呟き?

 こんな記事を見つけてしまった。果たしてこの方法が真のカラス対策になっているのだろうか?その前にもっと大事な事を忘れてはいないだろうか・・・・・?

『富山市がカラス駆除』

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