何様のレストラン

食べ物に執着している人間の、食べ物中心のブログ。イラストレシピもあります。

砂肝のコンフィ

2016-03-03 18:50:10 | 作ってみた
渋谷の東急フードショーで買った
ターブル・オギノ「砂肝のコンフィ」がおいしかったので、作ってみました。


砂肝は切っておらず、1個が大ぶりです。
銀皮(白いスジの所)もついたままですが、とても柔らかくなっています。この部分のムニムニした食感がたまりません。
お肉の繊維がほぐれるので、牛タンの厚い所を食べているような気分になれます。
塩味が効いていて、ちょっとピリ辛で、お酒のつまみにもってこいですよ!

参考にしたのは、この、シャルキュトリー教本


この本さえあれば、私にもオギノの味に近いコンフィが再現できます!
…すみません、高価な本なので、図書館で借りました。

我が家用にレシピをアレンジしながら、作っていきます。

まず、砂肝の下処理をします。
といっても、先に書いたように、切ったり銀皮を取ったりする必要はありません。
軽く水洗いして、1個1個キッチンペーパーで拭きます。
表面にたまに残っている、緑色と言うか黄色い物体があれば、丁寧に拭き取ってください。

続いて、下味をつけます。
塩、こしょう、チリパウダー、コリアンダー(ドライ)、粉末状ガーリックを混ぜたものを
砂肝によくもみこみ、そのまま一晩置いて味を染み込ませます。

砂肝に対する調味料の配分が、とても重要だと思われます。
本では、砂肝を1kg使っていましたが、
今回買った砂肝は300g強。
きっちりと調味料を計算して加えました。

味が染み込んだ砂肝を、金属のボウルに入れ、かぶるくらいのサラダ油を注ぎ、
アルミホイルをかぶせてフタをします。
水を入れた圧力鍋にボウルを入れ、火にかけて
圧力がかかり始めてから15分弱火で加熱。
火を消して、圧力が逃げるまで、放置します。

この時点で圧力鍋をあけて、味見をしてみました。

柔らかく煮えてはいるのですが、銀皮部分がまだちょっと硬いので、もうちょっと加熱してみます。
あと、砂肝が煮えて縮んだせいで、油から部分的に飛び出ています。
リッチな人は、もっと油を注いでください。

もう一度フタをして火にかけ、今度は圧力がかかり始めてからすぐに火を止め
冷めるまで放置しておきました。


油から引き上げて、再び味見します。
良い食感の、砂肝のコンフィができあがりました!

砂肝とは思えない柔らかい歯ごたえ。でも、弾力は残っています。
銀皮の食感も申し分ありません。
何より、味が良いです!塩味のバランスと、スパイスの風味が最高です。
300gなんて、あっと言う間になくなってしまいそうです。

本では、鍋に砂肝とラード、サラダ油を入れ
油の温度を80度でキープしながら、1時間半~2時間煮ていますが
温度計のない我が家では、とても難しそうなので、圧力鍋を使用しました。

圧力をかけて15分

火を止め、圧力が下がるまで放置

再度火をつけて、圧力がかかったら火を止める

圧力が下がったら、完成。

再度、この手順で試したところ、良い柔らかさにできたので
我が家のレシピは、これでいきます。


ボウルに残った油は、冷蔵庫で冷やすと、下に溜まっている煮汁がプルプルに固まるので
上澄みの油だけを取って、冷蔵庫で保存します。

スパイスの風味が付いているので、炒め物などに再利用します。
もう一回、コンフィを作るのも良いですし、
スパイスの風味を利用して、アヒージョにするのもアリかと思います。

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