goo blog サービス終了のお知らせ 

何様のレストラン

食べ物に執着している人間の、食べ物中心のブログ。イラストレシピもあります。

読書「迷宮レストラン―クレオパトラから樋口一葉まで」

2015-11-20 20:55:15 | 日記


「迷宮レストラン―クレオパトラから樋口一葉まで」(河合真理著)と言う本を読みました。

会員制の「迷宮レストラン」は、お迎えしたお客様に合わせて
とっておきの料理コースを用意して、おもてなしします。

お客様はレオナルド・ダ・ヴィンチや、ダーウィンをはじめとする、歴史上の偉人…だけではなく!
シンドバッドや、河童の河太郎など、架空の人物も。

著者の方の下調べがすごいのです。
お客様一人ひとりの好みのために、たくさんの文献を読んでいる印象を受けました。

料理の多くは、お客様の生きた時代・土地に合わせた食材を使うので
手に入れづらい材料ばかりで、再現は早々に諦めましたが、
「これこれこう言う理由で、このような料理を用意いたしました」と言う解説に胸がときめきます。

レシピ本と考えると、実用的ではありませんが
読み物として、大変面白かったです。

先に書いたダ・ヴィンチは、菜食主義者なので、
スープストックも野菜で取ります。

聖徳太子に出した「にんじんの蘇和え」。
蘇(そ)とは、古代のチーズのようなもの…なのですが
牛乳を数時間煮詰めて作ります。
(あの…手作りカッテージチーズじゃ駄目ですか?)

コロンブスが新大陸の先住民にした仕打ちを読み、ヤツの事が嫌いになりました。

食卓の写真が、またステキなのです。
雰囲気のある食器をそろえて、セッティングされています。

本や映画に出てくる料理に食欲をかきたてられるタイプの方に
おすすめしたい本です。


そういえば、私もブログ内では
架空のお客さんに料理を作って、出してましたわ。
ランカにパインケーキとか、
フレデ肉さんに熊肉とか、
フェリシアにステーキサンドとか。
「迷宮レストラン」にならって、今度は誰に何を作りましょうかね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「甘々と稲妻」の「かぼちゃたまごコロッケ」を作りました

2015-11-18 21:57:57 | 作ってみた
「甘々と稲妻 5巻」で、ヤギちゃんがテキトーに作った
かぼちゃとゆで卵の変わりダネコロッケにチャレンジしました。



私の作るコロッケには、刻んだゆで卵が入っています。
若かりし頃にゆで卵を入れることを思いつき、試してから定番の具になりました。
あれはそう、今の半分くらいの年齢の頃ですね…。
過ぎ去った年月を考えるとアンニュイになります。

ホクホクの芋の中の、ゆで卵の食感が良いんですよ。
でも、かぼちゃとゆで卵の取り合わせは、思いつかなかったです。

レンチンして潰したかぼちゃに
バターで炒めた玉ねぎとひき肉、刻んだゆで卵を混ぜます。
形を作って衣をつけ、きつね色になるまで揚げればできあがり。


かぼちゃの皮を剥くかどうかは、レシピに書いていなかったのですが
今回は、ところどころ剥きました。

牛すじの煮込みカレーで、スープストックを作る時に使った鶏肉を刻んで、
玉ねぎと炒めて具にしました。

衣は、「小麦粉→とき卵→パン粉」の順ですが
面倒なので、「バッター液→パン粉」で済ませています。
バッター液とは、卵と薄力粉と水を混ぜたものです。
実家のフライは全部バッター液でした。

バッター液を作るのすら面倒な時は、「天ぷら粉を水で溶いたもの→パン粉」の順で衣づけします。
ちょっと衣が厚くなる事もありますが、気にしません。

きつね色は、キツネの色ではなく、油揚げの色を目指しましょう。
「男子ごはん」でやってました。

たっぷりのゆで卵が、甘いかぼちゃでまとめられています。
ソースをかけても良いし、そのままでもおいしいです。
カレーに乗せてもおいしかったです。

あ、マンガのように、オーロラソースで食べるのを忘れてました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

護衛艦やまゆき「牛すじの煮込みカレー」~聖帝十字陵盛り~

2015-11-17 21:04:55 | 作ってみた
「海自レシピ お艦(かん)の味」より、護衛艦やまゆき「牛すじの煮込みカレー」を作りました。
←本の表紙の、このカレーです。

えんえんと煮込んで、やわらかくなった牛すじが入っています。(4時間煮込みます!)
ほかの具は、じゃがいも、たまねぎ、にんじんと、ノーマルなのですが
スープストックを用意したり、
カレー粉・カレールウ・カレーフレークを使ったり、
ひと手間かける裏技が紹介されていたりと、
手間もかかりますが、材料をそろえるのも気合を入れないとなりません。

今回は、省けるものは省いてほどほどに…。

スープストックは、鶏モモと野菜の切れ端で適当に作りました。

カレールウとカレーフレークは、あらかじめオーブンで焼いておくと香ばしさがアップするとの事で
アルミホイルに乗せて、ガスグリルで焼いてみたところ、
ルウが見事に液状化しました。
まあ…油脂分が多いですから、当然ですよね。

「どうすんべか」と考え、冷蔵庫に入れたら、再度固まったので
アルミホイルからベリベリひっぺがして使いました。

ちなみに、カレーフレークの方は
香ばしくなった以外は、変化ありませんでした。

基本的には、普通のカレーを作るのと同じ流れですが、
たまねぎを炒める時に、赤ワインをふりかけたり、
じゃがいも、にんじんを入れて、ひと炒めした後に砂糖とブランデーを入れたり(ラム酒で代用)、
洋酒の出番が多いです。

できあがったカレーに、バターを溶かしこんで完成です。
さらに、牛乳や生クリーム、焼肉のたれを隠し味に加えます。


幾多の苦労の末、できあがった「牛すじの煮込みカレー」。
せっかくなので、「聖帝十字陵」ふうに盛り付けてみました。
アニメ版「北斗の拳 イチゴ味」のアイキャッチで、
サウザー様がカレーを手に、すごーく嬉しそうにしてたのが印象的で…。

聖帝十字陵の黄金色をイメージして、ターメリックライスを炊きました。
お米3合に対して、ターメリック小さじ1/3を入れて炊きます。炊く前にちゃんと混ぜると、色がムラになりません。

ターメリックライスは、ラップを上からかけて、手でぎゅいぎゅいとすれば
カンタンに聖帝十字陵の形になります。
カレーを盛って、からあげを添え、ハタを立てれば完成です。

家人がウケてました。
北斗の拳世代のご家族がいる方は、試してみてはいかがでしょう。



あ、手間をかけただけあって、味もおいしいですよ。
牛すじを煮た時の汁も入れるので、コクがあります。
残ったカレーを冷蔵庫に入れると、牛すじのコラーゲンで固まります。

海自の公式サイトに、「牛すじの煮込みカレー」のレシピが公開されているので
気になった方は検索してみてください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「みのりカフェみのる食堂の 食べごろ旬野菜レシピ」の「豚菜とろろ丼」

2015-11-13 20:19:50 | 作ってみた
最近、狂ったように活用しているレシピ本、
「みのりカフェ みのる食堂の食べごろ旬野菜レシピ」で紹介されている
みのる食堂人気No.5のメニュー、豚菜とろろ丼を作りました。


豚の角煮を作って、ごはんの上に
茹でたもやし、とろろ、キムチ、温泉卵といっしょに乗せ、
小口切りの万能ねぎを散らします。

キムチととろろと温泉卵を、混ぜ混ぜしながらいただきます。

豚の角煮の材料に「八角…1片」とあったのですが、
八角の香りのするおかずが、ちょっとだいぶ、いいえかなり不得手なので、
ほんのひとかけらにしてみました。
でも、効きますね…八角…。

先日作った鶏味噌漬の丼と、この豚菜とろろ丼。
夫は豚菜とろろ丼の方が好みのようですが、
私は鶏味噌漬の丼の方が好きです。

キムチととろろと温泉卵があれば、
角煮じゃなくて、まぐろのヅケでも、納豆でも、
おいしい丼になるよなぁ、と思ってしまったので

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドライフルーツとデーツバター

2015-11-12 21:15:17 | 自分のレシピ
新宿高島屋で、期間限定で販売されているドライフルーツを買ってきました。
ジョイベリーと言うお店で、いろいろと試食させてくれます。
いちじくとアーモンドを同時に食べる方法がおいしかったー。


欲望の赴くままに、いろんな種類を買ってしまいました…。
散財。何ぞストレスでも溜まっているんでしょう。

いちじくも良いし、オレンジもおいしいけど、
デーツ(なつめやし)がお気に入りです。一番ひだりの袋がデーツです。

やしと言えば、「鉄血のオルフェンズ」主人公の三日月が
ポケットから出してモグモグ食べているのは「火星やし」だそうで。
デーツを買って、火星やしの味に思いをはせてみてはいかがでしょう。

火星やしには、たまに「外れ」があるみたいで(辛いししとうみたい)
クーデリアが「外れ」を食べて、顔をしかめていましたが、
デーツにも「外れ」があるのでしょうか。

デーツのラベルに
「種抜きをしていますが、まれに種や種片が残っている場合があります。」
と、書いてありますが…これが「外れ」か?

甘いデーツは、そのままでもおいしいですが
「酒の肴360」に載っていた「柿バター」を参考に、
デーツバターを作ってみました。

「柿バター」は、レーズンバターの柿版です。
つまり、デーツバターは、レーズンバターのデーツ版です。

デーツは、種抜きをした時の切り込みが入っているので、
そこから開いて、中にバターを少々詰めて、
切り込みを閉じて元の形に戻します。


三日月のように、1個を口に放り込むのではなく
ちまちまと齧って食べます。

デーツの甘みと、バターのミルク風味との相性がバッチリです。
ドライフルーツと乳製品を一緒に食べると
どうしてこんなに美味しいんでしょう。
いちじくとカマンベールとか。干し柿とカマンベールとか。
酒飲みだったら、我慢できずにコンビニに走るところです。

有塩バターでやりましたが、無塩バターでもいけると思います。
マーガリンはダメです。

バターを中に詰める方法でなく、
バターとデーツを層にして、冷やし固めてから包丁で切る方法も試してみましたが、
デーツが固くて、いい具合に切れませんでした。

後引く味でおいしいのですが、恐ろしいのはカロリーです。


お酒はあまり飲めないけど、おつまみは大好きなのです。
この本を眺めていると、「自分が酒飲みだったら良かったのに…」と思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする