COP15:合意草案、英紙が全文を報道 途上国反発、交渉に影響か - 毎日jp(毎日新聞)
日本の新聞のオンライン報道はこれぐらいだが、もっとえげつない話であることを、ニューズウィークのオンライン版が指摘している。
秘密文書で発覚、先進国の身勝手な陰謀 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
さらに、
COP15、中国が先進国の温室効果ガス削減目標を不十分と批判 :Reuters
商売上、このゲームが早く一区切りついてほしい国と、なかったことにしてほしい国と、あと数年もめてほしい国があると。政治家も、科学者も、環境保護主義者も、ビジネス関係者も、主要プレイヤーが全てうさんくさすぎるのが難点ですが、そんなこととは(たぶん)関係なく自然は動いているわけで、「壁にとまった二匹のハエのどちらが早くとんでゆくかで賭けをする、酒場の山師たち」というジョークを思い出しました。
国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の議長国デンマークが作成した、ポスト京都議定書の政治合意に関する草案全文が8日、英紙ガーディアンのホームページ上で公開され、開幕したばかりのCOP15の会場で波紋を呼んでいる。
公開されたのは11月27日付で全13ページの文書。COP15前に開かれた主要国だけの非公式会議に議長国が提示したと見られる。
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しかし、途上国や環境NGOは強く反発している。中国の代表団は8日の記者会見で「工業化の過程にある途上国に頭打ちにする時期を設定するのは不公平だ」などと批判。環境NGO「FoEジャパン」の小野寺ゆうりさんは「報道で初めて文書を見た国もある。先進国と途上国の対立の中、議長国は橋渡しをしなければならないのに、中立性への疑問が生じた」と交渉への影響を懸念した。
日本の新聞のオンライン報道はこれぐらいだが、もっとえげつない話であることを、ニューズウィークのオンライン版が指摘している。
秘密文書で発覚、先進国の身勝手な陰謀 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
12月8日に英ガーディアン紙にリークされた「デンマーク文書」がそれで、デンマークとイギリス、アメリカを含む複数の国が作成した合意草案だ。温室効果ガスを規制する権限を富裕国に移すとともに、各国の排出量削減の調整役を果たしてきた国連に代えて、コスト意識の高い世界銀行の参加を提案している。
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途上国にとって何より腹立たしいのは数字の部分だ。デンマーク文書は、貧困国が2050年までに1人当たりの温室効果ガス排出量を1・44トンに制限するよう求めている。その一方で、富裕国には1人当たり2・67トンを認めるという。
さらに、
COP15、中国が先進国の温室効果ガス削減目標を不十分と批判 :Reuters
中国の交渉責任者、Su Wei氏は、米国の削減目標を「注目に値しない」、欧州連合(EU)の削減目標を「不十分」としたほか、日本は実現不可能な前提条件を設定したと述べた。
また、2012年までに先進国が途上国に対して行う見通しの年間100億ドルの資金提供について、焼け石に水だとして一蹴した。
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さらに、日本が2020年までに90年比で25%削減するとの目標に「実現不可能な」前提条件を設けていると批判。
商売上、このゲームが早く一区切りついてほしい国と、なかったことにしてほしい国と、あと数年もめてほしい国があると。政治家も、科学者も、環境保護主義者も、ビジネス関係者も、主要プレイヤーが全てうさんくさすぎるのが難点ですが、そんなこととは(たぶん)関係なく自然は動いているわけで、「壁にとまった二匹のハエのどちらが早くとんでゆくかで賭けをする、酒場の山師たち」というジョークを思い出しました。