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☆今日も生きているで書☆

すずりん(硯夢)の毎日の血圧と、書道を中心に記録しています。今日も元気に筆を持っていられることに感謝して。

百人一首58 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする

2010年03月27日 22時15分19秒 | 百人一首
有馬山
い(井)な(奈)のさゝは(者)ら
風吹け(介)ば(者)いでそよ
人を(越)忘れ(連)やは(八)
する


有馬山に近い猪名の笹原に風が吹くと、笹の葉がそよそよと鳴ります。
さあそのことですよ、お忘れになったのはあなたのほう、私はどうしてあなたのことを忘れるでしょうか。

『後拾遺集』の詞書きに、「離(か)れ離(が)れになる男の、おぼつかなくなど言ひたるに詠める」とある。
作者のもとへ通って来ることも途絶えがちになってきた男が「あなたが心変わりしたのではないかと気がかりです」などと言って来たときに詠んだそうな。
作者の大弐三位(だいにのさんみ)は藤原賢子(ふじわらのかたこ)のこと。
父は宣孝(のぶたか)、母はあの『源氏物語』の著者紫式部です。
後拾遺集 恋二 709

紙 清書用手漉き料紙 ゆうか 本楮紙うす具引き 半懐紙二分の一 栢美
筆 特大 あさつゆ 玉川堂
墨 松花 呉竹

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