NHKカルチャーラジオ「漢詩を読む・日本の漢詩」
(1月28日放送)の録音を聞いた。
鎌倉~江戸中期の漢詩の紹介である。
四 江戸初期
徳川幕府は儒学を支持し、朱子学を官学とした。
その結果、漢詩文に巧みな儒者を輩出した。
詩文の創作が盛んになるのは元禄のころからで
あった。
古義の詩情ー伊藤仁斎・伊藤東涯
儒学者として生きた伊藤仁斎・東涯父子の詩の
紹介。碩学らしい孤高の心情が表れた作のほか
儒学の実践のたいせつさを力強く詠んだ作も多い。
伊藤仁斎・伊藤東涯の作品5首の紹介と解説。
私が気に入った詩を 伊藤仁斎作 「即事」
京都の堀川の東にある、仁斎の住まいの夕方
の景色を詠んだ即興の作。