猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

起き出すとすぐに黒豆を煮始めて、午後までずっと台所に立って、せっせせっせと正月料理を作りました

2023-12-29 07:58:20 | なっからさくい生活

赤城山が何とはなしにぼやけた感じに見えていました。寒さが緩んできたみたい、風も内輪になって、厳しさの欠ける陽気でした。もっとも、私は、ほぼ一日中、家の台所でうろうろしていましたから、陽気はどうでもよかったみたいなものです。

     
それよか、秩父で暮らしている友だちからクワイが送られてきました。自宅のプランターで栽培したのと、空き水路で育てたのと。写真は、プランター栽培のクワイです。嬉しいですね、正月料理が一品増えました。

 

 朝起き出すとすぐに、前日から煮汁に浸して戻してきた黒豆を煮始めました。最初だけは見てなくちゃなりませんが、あとは弱火で時間をかけて煮ます。

 
朝食後は出汁を採りながら昆布を巻きました。それと、昨日は可燃ごみの収集日でしたからとりあえず使う予定の野菜の皮むきをして、ゴミ出しをしました。それから洗濯もして、一休みです。10時近くになってから本格的に作業を開始しました。

 

 当てにはしていないのですが、COCOは私が忙しくなるのを知ってか知らないでか、陽だまりで気持ちよさそうに寝息を立てていました。気楽なもんだいね。

 
前日までに出来上がっていたのは、金柑甘煮、数の子醤油漬け、イカ人参、花豆含め煮の4品です。作業の初めは鍋のまま煮汁に浸けて来た花豆を容器に移すことでした。それから酢の物づくり、紅白膾、酢蓮根、赤大根甘酢漬け、セロリのピクルス、4品を作りました。

 
それから、干し椎茸の含め煮、ニシンの有馬煮を炊いて、煮ものにする麩を油で揚げました。そいで、黒豆が煮あがってくれて、昼食休憩に入る前に3品が出来上がりました。毎年こんなことしています。ずっとやってきたことなんです。

 

 <オレがここんちで最初に正月を迎えたのは2021年だったんだいね。驚いたんさね、玄関に松飾りして、神棚に礼拝して、それから正月料理で朝ごはんなんだいね。>

        
<オレが始めて見た2021年のここんちの正月料理、かまぼこ以外は、ヒゲがみんな作るんだいね。まあ、ほかに楽しみがないんだいね、きっと…>

 

 <COCOは知らないけど、おヒゲは私が一緒に暮らし始めた時からずっと正月料理を作り続けてるんですよ。写真に残っている一番古いの、2009年の正月料理見せてあげるね。お重に詰めないで皿盛にしたやつをね>

 
<最初のは輪島塗の板に祝い肴と甘いものやかまぼこなんかを盛り合わせたのね。次のは備前焼の焼き締めの板皿に海老や昆布締めや焼き物を盛り合わせたのね>

 
<それから、大皿は沖縄の的場焼、肉料理やなんかの盛り合わせですよね。もう一つは根来塗の浅鉢に煮ものを盛りつけたんですよね。キキの記憶じゃね、この頃が一番手をかけて正月料理を作っていた時期だった気がするんです。歳をとったしさ、病気も抱えているから無理ないよね…>

 

 
昼食休憩の後は、揚げ麩を煮たり、人参の梅煮を炊いたり、ロースとポークを湯煎で作ったり、鶏チャーシューを煮たりしました。昨日はここまででした。

     
それから街へちょいと用足しに、昔、「ペルル」や「昨日・今日・明日」があった通りを抜けたら、建築中のJINSの本社がほぼ出来上がっていました。左側の2階建てのところに喫茶店「こまち」が再オープンするんですね。街は変わります。今年も変わったけど、来年もまた変わるんだいね…

     
十六本橋から見た広瀬川です。十六本橋も架け替えになりますよね。それに右側の草ぼうぼうになっている上毛電鉄の線路との間は、緑地になる計画だと聞いています。広瀬川の風景も変わります。

 

 
夕食はいただき物のいかしゅうまいと、冷凍庫で見っけたウナギのかば焼きで柳川風を作りました。

 
酢の物は、キュウリ、トマト、シメジにブロッコリー、汁はほうれん草ととろろ昆布でした。ユキ子さんの両親は、在りもので済ませるからってお話で、お届けはお休みにしました。

 

 正月料理の祝い肴は、関東では、数の子、黒豆、そして田作りの三品と言われています。ほんとうはこれだけでよろしいのかもしれません。でも、今日も料理に専念します。莢隠元の牛肉巻き、椎茸海老しんじょう、叩き牛蒡、里芋の煮転がしなんかを作ります。いただいたクワイも煮ます。それに、養田鮮魚店に最後の買い物に行って、真鯛をもらってきて昆布締めにします。30日は、伊達巻、芋巾着、海老の鬼殻焼き、海老のマリネ、貝柱の黄身焼きなんかを作ります。少なくとも30年は続けていることですから。それと、玄関に松飾りをしつらえます、神迎えの支度です

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

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第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください
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