猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

伊達巻を焼いて正月料理づくりも山を越し、COCOに問われて、5年生きてきたけどおしまいじゃなしにその先不明のお気楽さん…

2023-12-30 06:50:22 | なっからさくい生活

伊達巻を焼き上げると、正月料理づくりも山を越えたなって、そろそろおしまいだなって感じになります。今年の伊達巻はホタテ貝柱と鶏卵を同量で作りました。ホタテ貝柱は北海道で暮らすカオルさんが送ってくれたオホーツク産、鶏卵は弘子さんが上細井町お角田養鶏で買ってきてくれた平飼いの鶏の卵です。

 

 昨日の朝、COCOが玄関脇の猫窓から外を眺めているのを見て、玄関の軒柱に松飾りを付けなくてはいけないなって気づきました。松は、ユキ子さんが三河町の花こうでもらってきてくれてありました。

 
松飾りは13日から28日までの間に飾り付けるんだって教えられてきてますけど、今年は一日遅れちまいました。ごめんなさい。水鉢には赤い実をいっぱいつけたナンテンの枝をさしました。ナンテンを飾るのは「南天」は「難を転じる」というダジャレの域を出ない縁起物みたいです。

 

     
昨日の正月料理は煮ものから始めました。手前は海老しんじょうを詰めた生椎茸です。向こうには皮をむいて水にさらしたクワイもあります。あとは、里芋、筍、蓮根。

 
下ごしらえした食材は、それぞれにあっていそうな味付けで煮ます。手前のゴボウは叩いてから胡麻で和えて叩きごぼうにしました。

 私が煮ものをしているとき、COCOは幸福の絶頂にいました。猫窓を抜けて来たたっぷりな日差しがベットの上に素敵な陽だまりを作ってくれていましたから。昼前にユキ子さんの車で養田鮮魚店へ予約しておいたマダイを受け取りに出かけた時もまだぐ~すかしていました。

 

     
岩神町の通りの向こうには榛名山が壁みたいにおっ立っていました。でも、山肌はあんまし鮮明に見えていませんでした。少しぼやけて見えてました。

 

 
鯛は持ち帰るとすぐに皮目を湯引きして昆布で包んで保存しました。それから伊達巻を焼きました。以前はホタテ貝柱でなく生ガキを使って焼いていたのですが、二代目吉駒の伯母さんから「気味が悪い…」と言われてから、ホタテ貝柱になりました。

 伊達巻を焼き終えて休んでいるとCOCOがやってきて<新年ってのは大事なものなんかい?>って尋ねるんです。「そうだいね、区切りなんだいね」、<区切りって?>、「今までがおしまいになって、新しく始める区切りなんだいね」、<ふ~ん>、「でもさ、結局はみんな続いているのさ、終わりも区切りもないのさ、ないものをあるみたいに考えるから大事なんだいね」、<え~、分かれねえこと言うない>。

 正月料理の田作りを作ってたら、またCOCOがやってきて、<年末ってのは一年を振り返って反省するときなのか?>、「誰に聞いたの?」、<テレビの中の奴が言ってた>、「振り返りたけりゃ振り返ればいい、反省したけりゃ反省することだいね」、<ヒゲはどうなんだ?>

 「どうなんだって、反省しなくちゃいけないようなことはしてないぜ」、<じゃあ、この1年は何だったんだい?>、「食道がんの手術後の5年という節目に近づいたけど、まだ生きてるってことだいな」、<どういう意味だ?>、「食道がんの手術をした奴が5年後に生きている可能性は50%ぐらいなんだいね。つまり、生きているか死んでいるかが半々、そういう5年が過ぎようとしてんだいね」、<ふ~ん、その先はどうなるんだい?>、「分からねえんだいね、確率計算をする根拠になる統計が見当たらないのさ」、<分からねえとどうするんだい>、「まあな、ここがおしまいって思ってたらまだ先があるってのに気づいたってわけで、お気楽さんなんだいね」、<あ~ね>。今度の話は分かったみたい…

 昨日の正月料理のおしまいは芋巾着、カネコ種苗が開発したシルクスイートで作りました。あと、海老と牛肉をやるだけになりました。

 

     
今年の1月伊勢崎の波志江沼まで行って赤城山を眺めていたんのを思い出しました。写真を探したら、赤城山は雪化粧していました。新年も風が吹いていない日にどこかへ行ってのんびり赤城山を眺めたいなって思いました。それから、遠出用にアシスト付きのクロスバイクを買っちゃおうかな、5年生きて来たご褒美にさ…。

 

 
鯛を1尾買ったので頭がついてきました。それで兜煮を煮て夕食のおかずにしました。それと、ホタテ貝柱とブロッコリーのニンニク炒めです。どっちもおいしいです。

 汁はタイの中骨から採った出汁でキノコ汁をつくりました。温まっておいしいです。タイの身は元旦にいただきます。ユキ子さん両親へも同じものを届けました。

 

 COCOは一人で何か考えているみたいでした。一年を振り返って、反省すべきことを探しているのかもしれません。あるいは、新しい年の生き方を考えているのかもしれません。考える猫しているときは静かです。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

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