猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

勝軍地蔵尊の例大祭は雨だったんで遅れてお参り、街ではアーツ前橋開館10周年記念展が始まって…

2023-10-16 07:09:14 | なっからさくい生活

昼まで雨が降り続いていました。仕方なく昼食を作って食べ終えたら、急に外が明るくなったんです。雨雲が行っちまって、赤城山も姿を現しました。秋の日差しが眩しいです。

 
昨日は11月15日、三河町の正幸寺の勝軍地蔵尊の例大祭だったのを思い出して、急いで訪ねたんです。お祭りは午前10時から、雨の中で執り行われたみたいです。もう誰もいませんでした。
徳川家康が秀吉により関東に封ぜられたとき、最初に厩橋藩の城主を命ぜられたのは家康側近の三河武士、平岩親吉でした。家康は子どものいない親吉に八男・仙千代を養嫡子として与えますが、仙千代は5歳で早逝してしまいました。

    
仙千代のことを忘れられない親吉の寄進により、慶長5年(1600年)に仙千代追善の勝軍地蔵尊がここ正幸寺に祀られたのだそうです。前橋が徳川の支配下に組み込まれたばかりのときのことです。白馬にまたがった金色の若武者の姿をしたお地蔵さんです。

 
勝軍地蔵尊におまいりして、馬場川沿いの道を街へ向かってきたら、隆興寺の墓地の生垣にまっ黄色の実を見っけました。「からたちの秋はみのるよ まろいまろい 金のたまだよ」、北原白秋です。小学生の時に合唱させられたのを思い出しました。「たま」だけでかい声を出してふざける子がいたな、誰だったっけな…

 

 
商店街のイベント広場まで来たら、ちぃっとした人だかり、それも派手なコスプレ姿、そうか、ハローウィンのイベントのようです。白髪頭の男性がコスプレイヤーを写真に撮っていました。私がここに来たのは、コスプレイヤーではなくてその横にある茶色のデカイものを見に来たんです。

 
これは、関口光太郎さんの「ジャイアント辻モン」というアート作品です。材料は新聞紙とガムテープ、中央通、弁天通、オリオン通に全部で4体の作品を展示しています。現代の「辻神さん」です。今前橋では…

 
街のあちこちに白い看板が出ています。そして、何かやってます。ただで見物できるものも、ただ見ができないもももあります。街は、ちょっぴりいつもと雰囲気が違っていました。

 
昨日は土曜日でしたから、写真を撮っていると吸い込まれるように看板が出ている入口へ入っていく人たちがいました。これらは、アーツ前橋 開館10周年記念展 「ニューホライズン 歴史から未来へ」なのです。どんなものなのか知っていただくために、ホームページに書かれていることをそのまま引用します。

アーツ前橋は、前橋市中心市街地の商業施設を改修した公立美術館として2013年10月にオープンし、今年で10周年を迎えます。開館以来「創造的であること creative」「みんなで共有すること share」「対話的であること dialogues」の3つをコンセプトに、展覧会だけでなく多くの地域アートプロジェクトを実施してきました。開館10周年を記念する本展では、そうした当館を拠点とする市民とアーティストの協働をさらに市街地へと拡充し、官民連携のアーバンデザインで整備された周辺の現代建築群や、再開発が待たれるアーケード街に、人工知能やAR(拡張現実)などテクノロジーを用いた作品、イマーシブな映像インスタレーション、次代を担う若手アーティストの滞在制作などを展開。当館の“次の10年”に向け、変容する都市におけるアートとミュージアムの新たな可能性を拓いていきます。

    
ここは看板が出ていませんが、プリントを片手に杜の中へ入っていく人がいました。岡本太郎の太陽の鐘の入り口、初めてらしく歓声が聞こえてきました。記念展に来られた人たちのようです。

 

 私は呑竜のヤギカフェで一休み。お皿にハローウィンの絵を描いてくれました。ハローウィンのケーキを作ったって情報があったんですけど、昨日は売り切れちまっていて、ケーキは違うもの、マスターがサービスで絵を描いてくれたんです。

 アーツ前橋の10周年記念展の会期は10月14日から来年の2月12日までです。詳しいことはこちらをご覧ください。この展覧会のプレスリリースはこちらでご覧になれます。お天気の良い日に、のんびりと一日かけて遊ばれることをお薦めします。

 

    
家に戻ってPCの前に座ると、COCOがすぐに膝の上に乗ってきちゃいました。これから冬の間、ずっとアンカ代わりに利用されます。

 <ヒゲはさ、出かける前何してたか教えてあげるね。雨降りだったもんだから、ずっと家の中にいたんさ…>

 
<でっかいサツマイモで遊んでたんだいね。どうしたんて聞いたらさ、「青井食堂の浩美さんにもらったんだ」だって。皮むいてさ、切ってさ、水でさらしてさ、煮てさ…、干しぶどう入りの茶巾しぼりと、紅玉リンゴを入れた芋リンゴ煮を作ったんだ>

 
<サツマイモだけで時間つぶしができなくて、寝ているオレを起こして「遊ぼ」だって。最初は、南米の民族楽器・レインスティックもちだしてさ、シャラシャラって音立てるんだけど、全く面白くないやいね。次にはオカリナもちだして聞いてられない曲吹きだしやがったんさ、迷惑千万、逃げちまったんだ>

 <ヒザにのってたら、パソコン操作を止めて「おやつの時間で~す」だって。ねこチュールくれてから、夕食の支度を始めて、5時過ぎにユキ子さんの両親のところへ届けに出かけて行ったんだよ>

 

 
昨日の夕食です。北海道で獲れた天然ブリの照り焼きです。ズッキーニを添えました。湯引きしたスルメイカとキュウリ・ミョウガのポン酢和えです。

 
芋リンゴ煮とほうれん草の胡麻和えです。そして、2日前の残り物の豚肉と大根の柔らか煮少しににさやいんげんを足しました。

 汁はアオサとミョウガです。北海道産のブリ、いいですね、おいしいです。刺身や膾にしてもいけますね、しっかり脂がのっています。浩美さん、サツマイモごちそうさまでした。今日、他所からたくさんいただきましたんで、追加はご辞退申し上げます。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい