猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

北海道の友から今秋に収穫された豆6種が届いて、スティックスが「ピタゴラスの豆」について話し合ってました…

2022-11-19 07:21:55 | なっからさくい生活

この秋に収穫された豆6種です。左上から右へ、くらかけ豆、とら豆、黒千石大豆、下左から右へ、花嫁小豆、黒紫小豆、大納言小豆です。黒千石大豆は通販で出回っていますが、花嫁小豆と黒紫小豆はネットで検索しても見つからない珍しい品種です。


北海道で暮らしているカオルさんから、今秋に収穫した豆6種が送られてきました。「豆の収穫後の整理をようやく終えました。今年は実りが良かったので心がはずみました」って便りが添えられていました。これから1年、また豊かな豆生活が過ごせます。ありがとうございます。


テーブルに豆を出したらわが家で暮らすスティクスたちが集まってきました。<お前らは、豆を忌むか?>とリーダーが叫ぶと、スティクスたちは<忌みはしない! 忌むものか!>と唱和します。<ピタゴラスの豆の逸話を知っているか?>とリーダーが問うと、<知っとるとも!>と一人が応えます。<話せ…>


<ギリシャの哲学者ピタゴラスは豆を忌み、食することを避けた。ピタゴラスは敵対者に追われしとき、眼前の豆畑に逃げることを戒め、その場で殺された。これが、ピタゴラスと豆の話ぞ>。<そうだ、ピタゴラスは、豆を忌みて誤った。我らは誤るまいぞ!>とリーダーが話を引き継ぐと、スティクたちは<そうよ、誤るまいぞ!>と唱和していました。

 この話を私は高校生の時に科学者の寺田寅彦の随筆で知りました。その随筆は、寺田寅彦が1933年~35年に書いた科学知識に関する随筆23編を収めた角川文庫の「ピタゴラスと豆」(「猫の穴掘り」というのもあり)に収められています。それと、随筆「ピタゴラスと豆」は青空文庫でも読むことができます。寅彦は、ピタゴラスの豆を「現在のわれわれの周囲にも日常頻繁に起りつつある人間の悲劇や喜劇の原型プロトタイプであり雛形モデルであるとも考えられなくはない」と言っています。この随筆が書かれて90年後の今も、人間社会はたいして進歩していない気がします。スティックたちもそう思っているようです。カオルさんの豆を眺めて思い出したことです。

 スティックたちの騒ぎの間も、COCOはお天道さんが来てくれないベットの上でまん丸くなって寝ていました。だから何も知りません。

 

 
9時半のJAファーマーズ朝日町店の開店時刻の前に、こども公園の紅葉を観に行きました。ライオン像の向こうのカエデが真っ赤になっていました。

 
イチョウもまっ黄色、どんどこはが落ち始めていました。それなのに、まだ花を咲かせているハギの枝がありました。枯れ枝に混ざって3本の枝だけが花を咲かせていたのです。マルバハギのようです。

 
園内を流れる佐久間川も深まる秋の風情です。カルガモが浅瀬で休んでいました。水が冷たそうです。

 菊の花はこれでおしまいになるのっかなって感じで買いました。アレッタが初めて並んでいました。好きな葉野菜なので嬉しかったです。黄色くなったカボスを6個買いました。ポン酢を作ります。

 

 
11時からは鈴木トレーナーの出張指導でトレーニングです。体幹の硬さを改善するために、ひねりを入れた運動種目が増えていた気がします。いろいろ考えてもらえるのでありがたいです。庭ではヒイラギの花が満開近くになりました。稽古場の前のヤマモミジも美しい黄色になってきています。

 

 
午後にちょいと街へ出たので、ヤギカフェでお茶しました。居合わせたお客さまも交えてとりとめのない雑談をして楽しい時間が過ごせました。文学館前のクヌギの木が傾いた日差しを受けてすごくきれいでした。水量が減った交水堰、下流では川底が露わになっていました。桜の葉はあと何日もつのかな…


家に戻って菊の花をむしりました。楽しい秋の仕事、もう一回したいなって思いました。

 
暗くなったころにCOCOが内玄関のガラス戸越しに玄関の方を見ています。人が出入りしているのです。実は、玄関と稽古場と、その奥の部屋の障子の張替えを表具屋さんにお願いしていました。張り替えられた障子の搬入をCOCO見物していたんです。

 

 
夕食はキムチ鍋、キムチ、鶏肉、昆布、白菜、大根、人参、ネギ、シメジ、春菊を味噌と麺つゆを少し加えて煮ました。それに、吾作の田舎うどんを入れていただいたんです。キムチを漬けるのは、鍋がしたいからかもしれません。温かくておいしいです。

 箸休めは、菊花の甘酢漬け、柿の実とアスパラ菜のハニーマヨネーズ和え、それとほうれん草のボンズ和えです。毎日、柿を食べてますが、またいただきましたんでちっとも減りません。いよいよジャムかな…

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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