cafe break

忙しい毎日を送っている私。
唯一PCに向かうこの時間が、
ほっと一息付ける瞬間だったりするのです。

あけおめです!

2013-01-08 19:53:32 | 思いついたから、ケータイ投稿
東野圭吾原作「さまよう刃」BeeTVで観ました(*^^*)

注意!以下ネタバレ含みます。



少し前にTVでもやってたから観た人もいると思うけど。
いや~いい作品だった。

寺尾聡演じる長峰、切なかったなぁ p(´⌒`。q)

それぞれの登場人物が、それぞれに自分の立場や役割について悩む姿、正解はないのだけれど正解とはなんなのかと葛藤する姿に涙ボロボロだったよ。

長峰は二年前に妻を亡くし、中学生の娘と二人暮らし。
彼にとっては、娘の成長だけが生きる目的となっていた。
ある日その愛娘が、未成年の犯す残忍な犯罪に巻き込まれて殺されてしまう。

帰宅途中で拐われた娘は、残虐な少年達に薬を打たれ犯され、ショック死してしまう。

すでに同様の犯罪を犯している彼らにとっては彼女の死など大したことでもなく、まるでゴミを捨てるかのように河原へ遺体を放置する。

娘の死を知らされ、ショックを受けた長峰の元に1本の電話が入る。

娘を殺した犯人と、その居場所を告げる電話だった。

長峰は教えられたアパートに向かい、そこでビデオテープにおさめられた娘の恥辱の姿を目の当たりにして、復讐を誓う。

アパートの住人である少年を刺し殺すと、主犯格であるもう一人の少年を追って、長野へと向かう。

この事件で長峰は被害者の家族から一転、殺人事件の容疑者となってしまう。

事件の捜査をする刑事。竹野内豊演じる織部は、長峰のこの犯行について、自分の仕事とは一体何なのかと悩む。

娘を殺された父親が犯した犯罪。しかし、その犯罪を導いたのは、少年達の犯罪だったのではないのか?
それでも自分は警察として、長峰の犯行を止めなければいけないのだろうか?
だとしたら、人々を守る事ではなく法を守るのが警察の仕事なのか?と。

廃業したペンションに隠れる主犯少年を取り逃がした警察と長峰。

翌日、川崎駅に現れるという情報を入手した織部は、長峰に情報を電話する。

川崎駅。
雑踏の中で対峙した長峰と主犯少年。
猟銃を突き立て、あんなに残虐な犯行をした人物とは思えないほど怯える少年の目の前で、長峰は警察による制止の銃弾に倒れる。

実は長峰の持つ猟銃は、空砲だった。
未成年を裁く法律がない現在、彼らに本当の復讐を果たすため、最大の恐怖という罰を与えるため、長峰は自らの命を差し出したのだ。
そしてその恐怖が、犯罪を犯した彼らが二度と同じ事を犯さないために役立つのなら。と。

作中の長峰と同じく中学生の娘をもつあたしとしては、本当に切なく胸に詰まるものがあった。
もし娘に何かあったのなら、あたしもきっと同じように復讐をするだろう。

いやその前に、そんな犯罪が行われない世の中にしなくちゃいけないよな。と思う作品でした(*^^*)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿