All you need is love

日々感じたことを自由に綴っていけたらいいなぁと思います。 皆さんと繋がっていけることに喜びを感じています❤︎

平凡な毎日

2010-03-01 23:54:13 | できごと
映画音楽のオムニバスを聞いていたら、初めて聴く曲でしたが

一瞬の間に、聴き入ってしまいました。

ピアノオーケストラ。

ピアノに弦楽器が重なり合って、管楽器が加わる後半はさらに素晴らしい。

ずーっとリピートにして聴いています。

“サイダーハウスルール”という映画のテーマ曲ということは分かりました。

その映画を観たこともどんな映画すらも知りません。

その曲の流れに合わせてイメージするようになりました。



   いつもと変わらない穏やかな一日の始まり。

   優しい朝日の激励を受け、家を出る。

   風に元気と勇気をもらい、たくさんの笑顔。

   日が沈み、藍色の澄んだ空を見上げ一呼吸。

   今日一日を思い返し、感謝する。

   全てを忘れ、眠りにつく。



自然の恵み、温かな人たち、取り巻く環境。

一人では生きていけないことを知ると 湧き出る感謝。

平凡な毎日は
いつも、キラめいていることに気づかせてもらいました。

たった2分のピアノオーケストラに人生を感じました。
素晴らしいですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出した

2010-03-01 00:17:26 | できごと
中学の入学式。その地域の小学校3校が集まってくる。
クラスは9クラスもあった。

小学校も同じでミニバスも一緒にしてた初子と同じクラスになった。
初子と2人、新しい友達をつくるために初めて声をかけた子。

“あいちゃん”

フルネームを聞き取るのに10回は聞き返したくらい声が小さい。

汚れたメガネは銀縁でおかっぱ頭のあいちゃん。
うっすらヒゲが生えていた。
おっとりしていて何を言われても笑っているような顔立ちだった。

行動を共にすることはなかったけれど、
私と初子はあいちゃんをからかったりして楽しんでる部分もあった。
でも、もちろん嫌いなわけぢゃなかった。

でも、やがて、クラスで少し浮いた存在になってしまった。

でも、あいちゃんはいつも笑っているような顔をしていた。

ある日、少し悪い子たちに絡まれていた後、あいちゃんが私たちのところにきた。

「あんな人たちにいじめられるくらいなら、アナタたちにからかわれてたいわ」

心底そう思ったような口ぶりだったことを覚えている。

こないだ百貨店に行った時、
そのあいちゃんに包装コーナーで再会した。

「あいちゃん、覚える?私だよ。」

「あっ、声で分かったよ」

相変わらず、メガネでおかっぱ頭。やっぱりうっすらヒゲが生えていた。
メガネはキレイだった。

声も幾分聞き取りやすくなっていた。

少し厄介な包装を頼んだのは確かだけど、二回失敗した。
三回目で成功したかに見えたが、ぐちゃぐちゃだった。

「これでいいかしら?」

普通なら「もう少し何とかならない」って言ったかもしれないけれど
相手はあいちゃん。

器用じゃないし、機転もきかない。そして、あの笑ったような顔。

「もちろん。ありがとうね」

「また会える日まで、元気でね。さようなら。」


そして、中学の入学式のことを思い出して懐かしく思った。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする