そういえば昔からそうだった。
順番をつけるとこうだ。
姉←母←私。
40歳になった私はまだ自分に向かない矢印を求めているのだ。
母と一緒に暮らしている姉を羨ましく思う。
ちょっとした仕事でのトラブル話。
がんばって褒められた話。
傷ついた話、腹が立った話。
姉が常に母としている会話だ。
私だって2ヶ月前に仕事復帰したばかり。
いろんな話を実は聞いてほしいと思っている。
もちろん試みているが、いつもスッキリしない。
話を聞いてくれると言う点では、
義理の母の方がよっぽど親身になってくれる。
母に甘えたいのか、姉への嫉妬か…
このモヤモヤの根源を探ると恥ずかしくなる。
ともかく相手の関心という矢印を自分に向けたいのだ。
こないだプロのインタビュアの方が話していた。
「人という生き物は話を聞いて欲しいものなのです。」
少し気持ちが楽になった。
お母さん、私の話を聞いて。
私の気持ちを知って。ただそれだけなの。
昔からずっとそう思っていた。
母は私のことをどう思っているのだろう。
cocchiy